病気・健康運
今ページでは病気・保健関係という健康問題全般に関しての考察をしていきたいと思います。この問題は、本来四柱推命という「命」に属する問題ではなく、中国五術でいうところの「医」に属する問題です。ただ、クライアントの多くの方々は健康問題に関しても非常に関心が高いものがありますので、今回はこの問題を取り上げてみたいと思います。
大宇宙・小宇宙 人体五行
大宇宙・小宇宙
古代中国の世界観では宇宙・森羅万象を大宇宙と呼ぶのに対し一人の人間を小宇宙と呼びます。この事は、われわれ一人ひとりが地球上で生活していくうえで自分自身は宇宙全体を代表している存在である。そのように認識させられる事柄でもあります。
例えば、地球の表面の70%は海面であるのに対し人体の70%は水分であるとか、地球の内部にはマグマが脈々と流れているのに対し、人体の内部には血液が脈々と流れているとか。そのような事から人体を大宇宙に対する小宇宙として捉えていました。
それとは全く別に、最新の科学(素粒子物理学・量子力学)の世界と非科学の学問である西洋占星術・血液型との相関関係においてフラクタル的関係がある事が確認出来ます。
それでは下表に物質を構成する基本粒子とゲージ粒子および12星座と血液型との相関関係を提示いたします。
12星座と4血液型
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不動宮 |
柔軟宮 |
活動宮 |
|
血液型 |
風象宮 |
1.水瓶座 |
5.双子座 |
9.天秤座 |
AB型 |
水象宮 |
10.蠍 座 |
2.魚 座 |
6.蟹 座 |
B型 |
火象宮 |
7.獅子座 |
11.射手座 |
3.牡羊座 |
O型 |
地象宮 |
4.牡牛座 |
8.乙女座 |
12.山羊座 |
A型 |
12基本粒子と4ゲージ粒子
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第一世代 |
第二世代 |
第三世代 |
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ゲージ粒子 |
レプトン
(非マイナス) |
電子ニュートリノ |
ミューニュートリノ |
タウニュートリノ |
グラビトン |
クォーク
(非マイナス) |
アップクォーク |
チャームクォーク |
トップクォーク |
グルーオン |
レプトン
(マイナス) |
電子 |
ミュー粒子 |
タウ粒子 |
フォトン |
クォーク
(マイナス) |
ダウンクォーク |
ストレンジクォーク |
ボトムクォーク |
ウィークボソン |
*基本粒子とは、物質はすべて6個のクォークと6個のレプトンの基本粒子で構成され、クォークとレプトンはそれぞれ3個づつのマイナス電荷および非マイナス電荷の粒子で構成される。
*ゲージ粒子とは、物質を構成する素粒子ではなく、自然界に存在する4種類の力を生み出すもとになる素粒子の事。(4種類の力とは、重力・核力・電磁力・弱力)
*フラクタルとは、どんなに微小な部分をとっても全体に相似している(自己相似)ような図形。海岸線などが近似的なフラクタル曲線とされる。(広辞苑)
我々人間は、大きく分けて12星座と4血液型に分類されるが、宇宙森羅万象の基となる物質もやはり同じように12基本粒子と4ゲージ粒子の基本的な素粒子及び力のバランスによって自然界が成り立っているという現実を理解して欲しいと思います。
人間と物質が同じように12数と4数のリンケージによるバランスによって成り立っている現実そのものが、大宇宙と小宇宙(人間)とのフラクタル的関係そのものであると言えるのではないであろうか? 私はそのように認識しております。
人体五行
上記「大宇宙と小宇宙」で人体と宇宙全体との相関関係を解説しました。宇宙森羅万象には、今までにも説明してきましたように普遍的な陰陽五行原理が貫かれております。それは、大宇宙に対する小宇宙である人体にも同じように普遍的な陰陽五行原理が貫かれている事を意味します。
このコーナーでは、人体五行と健康問題との相関関係について考察していきたいと思います。
五行色体表(人体五行の配当表)
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木
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火
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土
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金 |
水 |
五経 |
足厥経 |
手少陰 |
足太陰 |
手太陰 |
足少陰 |
五臓 |
肝臓 |
心臓 |
脾臓 |
肺臓 |
腎臓 |
五腑 |
胆嚢 |
小腸 |
胃 |
大腸 |
膀胱 |
五官 |
目 |
舌 |
口 |
鼻 |
耳 |
五主 |
筋肉 |
血脈 |
肌肉 |
皮膚 |
骨随 |
五支 |
爪 |
毛(顔) |
乳(唇) |
息 |
髪 |
五香 |
躁 |
焦 |
香 |
腥 |
腐 |
五精 |
魂 |
神 |
意智 |
魄 |
精志 |
五液 |
涙 |
汗 |
涎 |
涕(鼻水) |
唾 |
五変 |
握 |
憂 |
口歳 |
あくび |
慄 |
五志 |
怒恨 |
過喜 |
憂思 |
悲哀 |
恐驚 |
五指 |
薬指 |
中指 |
人差指 |
親指 |
小指 |
五行色体表(万物五行の配当表) |
五季 |
春 |
夏 |
土用 |
秋 |
冬 |
五方 |
東 |
南 |
中央 |
西 |
北 |
五色 |
青 |
赤 |
黄 |
白 |
黒 |
五味 |
酸(すっぱい) |
苦(にがい) |
甘(あまい) |
辛(からい) |
鹹(塩辛い) |
五悪 |
風 |
熱 |
湿 |
燥 |
寒 |
五穀 |
麦 |
黍(きび) |
粟(あわ) |
稲 |
豆 |
五畜 |
鶏 |
羊 |
牛 |
馬 |
豚 |
五菜 |
韮(ニラ) |
薤(ラッキョウ) |
葵(セリ) |
葱(ネギ) |
豆の葉 |
五果 |
李(スモモ) |
杏(アンズ) |
棗(ナツメ) |
桃 |
栗 |
内因と外因
内因 病気を引き起こす内なる原因として五志(五情)を挙げる事が出来ます。人間の情念いわゆる喜怒哀楽として通常の範囲内であれば問題ありませんが、度を越して激し過ぎたり、長期にわたって継続したりするような状態になると心身のバランスを崩し、発病に至ってしまいます。
*上記五行色体表の人体五行の五志の項目をご覧下さい。五つの感情ごとに病気を引き起こす原因を解説します。
「怒則氣上→木の疾病」 怒りや恨みの情念を持ち続けると「氣」が上がる。「氣」が上がると神経を傷つけ、「肝」の機能を損なう。
「喜則氣緩→火の疾病」 喜びは健康に有益であるが、過度の喜びは「氣」を緩める。「氣」が緩めば神を散らし、「心」の機能を損なう。
「思則氣結→土の疾病」 憂いや思いの情念が度を超すと「氣」が固まる。「氣」が固まると氣血の巡りが悪くなり、「脾」の機能を損なう。
「悲則氣沈→金の疾病」 悲しみや哀れみの情念が度を超すと「氣」が沈む。「氣」が沈めば心肺が塞がれ、「肺」の機能を損なう。
「恐則氣下→水の疾病」 恐れや驚きの情念が度を越すと「氣」が乱下する。「氣」が乱下すれば精が損なわれ、「腎」の機能を損なう。
外因 病気を引き起こす外なる原因として五悪(五邪)を挙げる事が出来ます。我々人間は人体を取り巻く外的な気候や環境などによって絶えず生理面・心理面に影響を受ける事になります。四季の移り変わりや一日の変化に従って心身を調節すれば問題ありませんが、不規則なライフスタイルや自堕落な生活環境によって心身が対応出来ず、バランスを崩す事によって発病に至ってしまいます。
*上記五行色体表の万物五行の五悪の項目と下記に記す「五運行大論」の表をご覧下さい。五つの環境ごとに病気を引き起こす原因を解説します。
五運行大論(発病のメカニズム)
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木
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火
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土
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|
金 |
|
水 |
五方 |
↓ |
東 |
↓ |
南 |
↓ |
中央 |
↓ |
西 |
↓ |
北 |
五悪 |
↓ |
風 |
↓ |
熱 |
↓ |
湿 |
↓ |
燥 |
↓ |
寒 |
五行 |
↓ |
木 |
↓ |
火 |
↓ |
土 |
↓ |
金 |
↓ |
水 |
五味 |
↓ |
酸 |
↓ |
苦 |
↓ |
甘 |
↓ |
辛 |
↓ |
鹹 |
五臓 |
↓ |
肝 |
↓ |
心 |
↓ |
脾 |
↓ |
肺 |
↓ |
腎 |
五主 |
↓ |
筋肉 |
↓ |
血脈 |
↓ |
肌肉 |
↓ |
皮膚 |
↓ |
骨随 |
五病 |
木の疾病 |
火の疾病 |
土の疾病 |
金の疾病 |
水の疾病 |
「風→木の疾病」 東方から風氣が起こり、風氣は木を育て、木は酸味を生む。過度の酸味は「肝」を傷つけ、筋肉を痛める。
「熱→火の疾病」 南方から熱氣が起こり、熱氣は火を起こし、火は苦味を生む。過度の苦味は「心」を傷つけ、血脈を痛める。
「湿→土の疾病」 中央から湿氣が起こり、湿氣は土を耕し、土は甘味を生む。過度の甘味は「脾」を傷つけ、肌肉を痛める。
「燥→金の疾病」 西方から燥氣が起こり、燥氣は金を鋳り、金は辛味を生む。過度の辛味は「肺」を傷つけ、皮膚を痛める。
「寒→水の疾病」 北方から寒氣が起こり、寒氣は水を冷やし、水は鹹味を生む。過度の鹹味は「腎」を傷つけ、骨髄を痛める。
不内外因 内因でも無く外因でも無い、食事や運動などが原因の事。これらが適正なバランスを崩すと病気を引き起こす原因となります。
「運動」 木の疾病(肝)・土の疾病(脾)・水の疾病(腎)の予防には下半身・足の運動、すなわちよく歩く事が必要です。火の疾病(心)・金の疾病(肺)の予防には上半身・腕の運動、すなわちよく手を振る事が必要です。これらの運動を通して各経絡にまんべんなく「氣」が流れる事により、未然に疾病を予防する事につながります。
逆に上記の経絡に「氣」か滞る時、発病に至ってしまいます。
「食事」 人間が本来健康に生きてゆく為の理想的な食物摂取の割合は歯の割合に正比例します。大人の歯(親知らずを除く)は全部で28本あります。内訳は、前歯8本、犬歯4本、奥歯16本で、合計28本です。歯の役割として前歯は主に野菜を、犬歯は主に肉を、奥歯は主に穀物をかみ砕いたり、切り裂いたりする働きがあります。
すなわち野菜を担当する前歯は28分の8(約28%)である為、食事時における全摂取量に対する野菜の割合は約28%が理想的な割合と言えます。次に肉を担当する犬歯は28分の4(約14%)である為、食事時における全摂取量に対する肉の割合は約14%が理想的な割合と言えます。最後に穀物を担当する奥歯は28分の16(約58%)である為、食事時における全摂取量に対する穀物の割合は約58%が理想的な割合と言えます。
本来人間に必要な理想的な食物摂取のバランスが極端に偏向した時、発病に至ってしまいます。
自動占い装置であなたの弱い五行経絡を見つけて下さい。下の自動占い装置に生年月日時間を入力して鑑定文章を呼び出してください。呼びだしたならばヘッド部分にある「五行の説明」の場所をクリックして下さい。その下にある「五行図」の木・火・土・金・水の同一五行に三個星があれば傾斜と考えてその場所の病気に少し注意が必要となります。同一五行に四個以上星があれば大過と考えてその場所の病気に対して要注意となります。 |
五行別疾病の種類及び症状
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疾病の種類及び症状 |
木 |
木=肝 疾病に対する人体の抵抗力となる免疫機能の事を「肝」と言います。「肝」の働きが弱いと免疫機能が低下し病気にかかりやすくなる。強過ぎてもアレルギー体質となり良くない。適正な水準で機能する事が望ましい。肝機能のコントロールシステムが神経組織である。
疾病の種類 ものもらい、弱視・乱視などの視覚機能障害、めまい、目のかすみ・充血、精神不安定、各種炎症、神経痛、リューマチ、膠原病、自律神経失調症、不眠症、肝炎・肝不全、などになりやすい。土と木の二カ所に大過・傾斜する場合は内臓癌に注意する事。
食物の種類 麦、鶏肉、ニラ、スモモなどの酸味系食物。酸っぱい食物を欲している時には肝機能(免疫機能)が弱っていると考えて下さい。酸味には体を引き締める収斂作用があり下痢や寝汗に効果的。ただし、過度の摂取は「肝」を痛めます。
色の種類 青色。肝臓および肝経絡・胆嚢経絡(五官の目を含む)の疾病が悪化している患者は顔色が青味がかる傾向があります。「肝」が弱っている時には、黒色が肝機能(免疫機能)を補佐する働きを持ちます。ただし、過度の多用は情緒不安定となり「腎」に負担をかける事になります。
*過度の飲酒は肝の大敵。 |
火 |
火=心 人体にはあらゆる種類の体細胞が互いに任務分担をしながら共生・共存し、われわれ人間の生命活動を支えています。その数は約60兆個と言われています。これら全ての体細胞に栄養を供給し老廃物を搬出する働きが「心」の機能と言えます。
疾病の種類 高血圧・低血圧、不整脈、動機・息切れ、上手くしゃべれない、脳溢血・くも膜下出血・脳卒中などの脳内出血、狭心症、心不全、などになりやすい。女性で水と火の二カ所に大過・傾斜する場合は更年期障害が悪化しやすい。
食物の種類 キビ、羊肉、ラッキョウ、アンズなどの苦味系食物。苦い食物を欲している時には心機能(循環機能)が弱っていると考えて下さい。苦味には止血及び脱水・止液作用があり下痢や出血に効果的。ただし、過度の摂取は「心」を痛めます。
色の種類 赤色。心臓および心経絡・小腸経絡(五官の舌を含む)の疾病が悪化している患者は顔色が赤味がかる傾向があります。「心」が弱っている時には、青色が心機能(循環機能)を補佐する働きを持ちます。ただし、過度の多用はストレスがたまり「肝」に負担をかける事になります。
*過度の運動は心の大敵。 |
土 |
土=脾 食物には物質的栄養分が存在しますが、それと同時に目に見えない「氣」のエネルギーも存在しており、食物を通して「氣」を吸収する事を服餌と呼びます。人体の生命維持活動に必要な栄養分を外部から吸収し体内に蓄積する機能を「脾」の働きと呼ぶ。
疾病の種類 口内炎、味覚異常、口唇ヘルペス、胃下垂、胃酸過多、十二指腸潰瘍、胃のむかつき、などになりやすい。男性で水と土の二カ所に大過・傾斜する場合は糖尿病を、男女とも金と土の二カ所に大過・傾斜する場合は下痢気味になりやすい。
食物の種類 アワ、牛肉、セリ、ナツメなどの甘味系食物。甘い食物を欲している時には脾機能(消化機能)が弱っていると考えて下さい。甘味には滋養及び止痛作用があり疲労回復に効果的。ただし、過度の摂取は「脾」を痛めます。
色の種類 黄色。脾臓および脾経絡・胃経絡(五官の口を含む)の疾病が悪化している患者は顔色が黄味がかる傾向があります。「脾」が弱っている時には、赤色が脾機能(消化機能)を補佐する働きを持ちます。ただし、過度の多用は血圧を上昇させ「心」に負担をかける事になります。
*過度の飲食は脾の大敵。 |
金 |
金=肺 人体の生命維持活動は体細胞の化学反応によって成り立っている。そのほとんどは酸素を必要とし炭酸ガスを発生する。最終的に発生した老廃物を人体外部に排出する。これら一連の呼吸・排出機能を「肺」と呼ぶ。なお「肺」には皮膚呼吸をも含みます。
疾病の種類 気管支炎、喘息、肺炎、鼻炎、臭覚異常、皮膚炎、肩こり、便秘、下痢、大腸疾患、などになりやすい。金に大過・傾斜する場合は骨・関節のケガに注意が必要となります。特に流年運気が金の年に巡る場合にはスキーなどは要注意となります。
食物の種類 米、馬肉、ネギ、桃などの辛味系食物。辛い食物を欲している時には肺機能(呼吸機能)が弱っていると考えて下さい。辛味には血行促進及び発汗・発散作用があり風邪や解熱に効果的。ただし、過度の摂取は「肺」を痛めます。
色の種類 白色。肺臓および肺経絡・大腸経絡(五官の鼻を含む)の疾病が悪化している患者は顔色が白味がかる傾向があります。「肺」が弱っている時には、黄色が肺機能(呼吸機能)を補佐する働きを持ちます。ただし、過度の多用は独りよがりに自閉し「脾」に負担をかける事になります。
*過度のタバコは肺の大敵。 |
水 |
水=腎 人体はホルモンなど重要な分泌液を分泌している。生命活動の根本となるあらゆる内分泌機能の事を「腎」と呼ぶ。また「腎」から体力の源である「精」が生ずる。人体に「精」が足りる時、「氣」の働きが高まり全身の生命活動が活発になる。
疾病の種類 精力減退、生理不順、子宮関係、乳腺関係、痔、腰痛、冷え性、骨粗鬆症、ネフローゼ症候群、腎炎、耳鳴り、難聴、メニエール病、前立腺、などになりやすい。女性で水に大過・傾斜する場合には不妊症状になる危険性が高くなります。
食物の種類 豆、豚肉、豆の葉、栗などの鹹味系食物。塩辛い食物を欲している時には腎機能(内分泌機能)が弱っていると考えて下さい。鹹味には体液の調整及び鎮静作用があり便秘や精神リラックスに効果的。ただし、過度の摂取は「腎」を痛めます。
色の種類 黒色。腎臓および腎経絡・膀胱経絡(五官の耳を含む)の疾病が悪化している患者は顔色が黒味がかる傾向があります。「腎」が弱っている時には、白色が腎機能(内分泌機能)を補佐する働きを持ちます。ただし、過度の多用は精神をダメージし「肺」に負担をかける事になります。
*過度の節水は腎の大敵。 |
変通星及び12運気星と流年運気
*命式中に「偏印星」(偏印星には病気という意味が含まれる。)が複数ある場合には健康状態にやや不安定さが付きまといます。単独の場合でも12運気星が弱い場合(特に「病」)には健康状態がやや不安定となります。
*命式中の天干変通星に「偏印星」と並んで「食神星」がある場合には「倒食の命」となり、健康状態に少し不安定さが付きまといます。
*命式中の12運気星に「病」が複数あったり、単独の場合でも日柱の12運気星が「病」である場合には健康状態にやや不安定さが付きまといます。
*流年運気が偏印星流年運の年には健康状態に注意が必要となります。普段の年よりも健康チェックの為、健康診断などを定期的に行いましょう。
*命式中に「比肩星」がひとつで、残りの星が「傷官星・泄星」と「印星」に大過・傾斜する場合には精神的な病気に注意が必要となります。これは「傷官星」が外向する躁(そう)状態を絶えず作り出すのに対して、印星が内向する鬱(うつ)状態を絶えず作り出すからです。自分自身を表す「比肩星」がひとつの場合、いわゆる足場がしっかりとせず絶えずやじろべいのように躁状態と鬱状態にふり回されてしまいます。(傷官星・泄星が大過する場合には躁状態の精神疾患に、印星が大過する場合には鬱状態の精神疾患になりやすくなります。)
最悪の場合には躁鬱病となり、精神病院に入院する危険性もあります。精神病患者の中で最も多い命式は上記の宿命の持ち主たちです。
*命式中の天干変通星に「偏印星」と「食神星」と「偏官星」がある場合には「倒食偏官の命」となり、健康状態に少し不安定さが付きまといます。この宿命の持ち主の特徴として、ついつい無理を重ねる傾向があります。その結果ある日突然ポックリ倒れる危険がありますので、健康診断などには定期的に通って下さい。
陰陽奇経と五行正経(人体12大経絡)
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陰経 |
陽経 |
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奇経 |
任脈 |
督脈 |
正経 |
五経
(五臓五腑経絡) |
足厥経
(木の経絡) |
肝経 |
胆嚢経 |
手少陰
(火の経絡) |
心経 |
小腸経 |
足太陰
(土の経絡) |
脾経 |
胃経 |
手太陰
(金の経絡) |
肺経 |
大腸経 |
足少陰
(水の経絡) |
腎経 |
膀胱経 |
これで、病気・健康運の説明を終わります。
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