金銭運
雑誌やテレビ・ラジオなどの占いコーナーで愛情運・仕事運と並んで必ず登場しているのが金銭運です。それだけ一般の方々の興味が高い項目だという事です。実際、私の鑑定経験でも愛情運の次にお客さまの要求が高い項目です。
このページでは、金銭問題に関して良い宿命と悪い宿命及び良い流年運・悪い流年運の解説をしてみたいと思います。
格式別金銭運 流年別金銭運
格式別金銭運
格式別金銭運
吉 |
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凶 |
仮傷官生財の命
劫達の命
財官印三宝の命 |
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財殺の命
自星大過
財星大過 |
金銭運の良い格式
1.仮傷官生財の命(例、松下幸之助・中曽根康弘)…四柱天干変通星のうち、泄星(食神星・傷官星)がふたつと財星(偏財星・正財星)がひとつ出ている命式を「仮傷官生財」の格式と言います。この格式が何故金銭面に関して最も理想的な格式なのかと申しますと、傷官星(仮に食神星がふた並びであったとしても、仮傷官として食神星では無く傷官星とみなします。)という変通星は右脳に対して影響力の強い星であり、右脳が活発に働く事により、「無から有を生ずる。」アイデアやインスピレーションが絶えず発生します。コレを土台にして財を成す事が出来るからです。それに財星(偏財星・正財星)が加わる事により、稼いだ金を貯蓄あるいは回転させて更に蓄財する事が可能となります。だから、格式の名前の中に「生財」という名前がついているのです。
2.劫達の命(例、明石家さんま・篠原涼子)…四柱天干変通星のうち、食神星と財星(偏財星・正財星)と劫財星が出ている命式を「劫達」の格式と言います。この格式の特徴は上記の「仮傷官生財の命」とは違って、自分自身の能力によって財を稼ぎ回転させ蓄財させるのでは無く、基本的に自分自身は楽をして他人の財を横取りする形と言えるでしょう。具体的に言えば、宝くじや懸賞などに頻繁に当選出来る格式です。つまり、自分は楽をして他人の財を横取りしているわけです。ですから、この格式の人達の金銭運はタナボタ式のラッキーであって、能力・実力による蓄財とは意味が異なります。
3.財官印三宝の命(例、田中角栄・田村順子)…四柱天干変通星のうち、財星(偏財星・正財星)と官星(偏官星・正官星)と印星(偏印星・印綬星)がひとつずつ出ている命式を「財官印三宝」の格式と言います。この格式の特徴としては金銭関係のみ幸運な格式というわけでは無く、人生を歩んでゆく上に於いてすべて幸運という格式です。財官印三宝の命という名前が示す通り、仕事に関しても学問に関しても宝の格式だという事です。ただし、財星・官星・印星すべてが陽の星(正財星・正官星・印綬星)であれば最高の格式と言えます。偏財星ならまだマシですが、もし偏印星や偏官星が混じるようだと吉運は衰えます。
注意) 上記の三つの格式を構成する、すべての天干変通星のエネルギーが強くなくてはいけません。もし、エネルギーが弱い場合は上記の説明とは違う現象が起きてきます。
金銭運の悪い格式
財殺の命…命式(四柱八星)中の八つの星のうち、財星(偏財星・正財星)と官星(偏官星・正官星)に七つ以上の星が集中している命式を「財殺」の格式と言います。この格式の特徴としては、自分自身が原因となって財運を破壊する場合と身内・近親者あるいは恩師・友人などが原因となって財運を破壊する場合とがあります。どちらの場合にせよ、この格式を持たれている人は大金を動かす環境には近寄らない方が無難です。命式中に上記の星が七つある場合は完全財殺で五つ以上の場合は亜財殺となり、大運・流年にて財星・官星の場所に星が二つ以上出る場合に合わせて財殺となります。
*正式な格式ではありませんが、金銭運の悪い命式の形態を下記に掲載します。
自星大過…命式(四柱八星)中の八つの星のうち四つ以上が五行の自星(比肩星・劫財星・敗財星)の位置に集中している状態を指します。
この命式の金銭運は自星が財運を壊す為、常に金銭の流出が惹き起きやすい宿命と言えます。泄星(食神星・傷官星)に星があれば財を創出する事が出来ますが、星が無い場合は財の流出のみとなり一生を通して金銭に苦労する事になりがちです。
財星大過…命式(四柱八星)中の八つの星のうち四つ以上が五行の財星(偏財星・正財星)の位置に集中している状態を指します。
この命式の金銭運は一見良さそうに思えるかもしれませんが物事には度があります。そもそも財星(偏財星・正財星)は財・金銭を司る星の関係で財運を考えた場合、この星が必ず必要となります。しかし物事には適度という事があり、度を越して星が大過した場合には吉運が壊れてしまい逆に凶運となってしまいます。
自星大過+財星大過…上記(自星大過と財星大過)の説明文を参照して下さい。財殺に次いで金銭運の悪い命式となります。パチンコなどで問題を起こす主婦などに、この命式の方が多くいらっしゃいます。男性では、競馬などバクチ関係にはまる方が多くいらっしゃいます。
この形態の命式を持たれている方は、金銭は楽をして稼げるものでは無いという事を肝に命じて人生を歩まれる事を認識して頂きたいと思います。
流年別金銭運
流年別金銭運
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流年運 |
吉 |
食神星・傷官星・偏財星・正財星・偏官星・正官星 |
半吉 |
偏印星・印綬星 |
凶 |
比肩星・劫財星・敗財星 |
金銭運の良い流年運
泄星(食神星・傷官星)流年運と財星(偏財星・正財星)流年運と官星(偏官星・正官星)には金銭面に関して無難に過ごす事が出来ると判断します。それぞれの星の意味は違いますが、上記で説明している金銭に関する凶運の命式でない限り、他者からの援助・協力あるいは自分自身の努力・能力によってかなりの成果が残せるとみます。
金銭運のやや悪い流年運
印星(偏印星・印綬星)流年運は金銭面にとってやや悪い流年運とみます。これは、印星の性質として何事に対しても非常に慎重になる傾向から、何らかのチャンスがあったとしても積極果敢にチャレンジ出来づらい為、運気的にはやや劣るとみます
金銭運の悪い流年運
自星(比肩星・劫財星・敗財星)の流年運には全ての運気が停滞します。金銭面に関する運気が停滞するのは当たり前の事、人間関係そのものに関しても運気は低迷する関係で、金銭の貸借関係に関して思わぬトラブルに巻き込まれる危険性があります。
これで、金銭運の説明を終わります。
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