大運・流年
大運 流年
大運
大運とは、人間の一生においてあるサイクルごとに運気の状態が変化してゆく事です。
具体的に言えば、年柱(生まれ年の柱)が陽干(甲・丙・戊・庚・壬)の男性と、陰干(乙・丁・己・辛・癸)の女性は「順行運」で、自星(比肩、劫・敗財)→泄星(食神、傷官)→財星(偏財、正財)→官星(偏官、正官)→印星(偏印、印綬)の順番に大運の運気が変化してゆきます。
年柱(生まれ年の柱)が陰干(乙・丁・己・辛・癸)の男性と、陽干(甲・丙・戊・庚・壬)の女性は「逆行運」で、印星(偏印、印綬)→官星(偏官、正官)→財星(偏財、正財)→泄星(食神、傷官)→自星(比肩、劫・敗財)の順番に大運の運気が変化してゆきます。
(注意) ただし、大運のスタート時点の天干変通星は、月柱の天干変通星となります。
大運の出し方
1.立運を出します。
詳しい説明はここでは省きます。簡単に言うと、順行運の場合は生日から次の節入り日、逆行運の場合は生日から前の節入り日、までの日数を三で割り四捨五入した数値が立運の年数となります。
2.十年毎の後天的な運気変動を加えてゆきます。
例題として、1999年12月31日午後8時生まれの大運を出します。
年柱(生まれ年の柱)が陰干・己の男性で「逆行運」となります。立運は計算した結果、8年となる事から、この男性の大運は逆行8年運となります。
流年
流年とは、人間の一生において毎年の運気の状態が変化してゆく事です。
具体的に言えば、日干(生日天干星)が陽干(甲・丙・戊・庚・壬)の方は、「比肩」→「敗財」→「食神」→「傷官」→「偏財」→「正財」→「偏官」→「正官」→「偏印」→「印綬」の順番に毎年の運気が変化してゆきます。
日干(生日天干星)が陰干(乙・丁・己・辛・癸)の方は、「比肩」→「傷官」→「食神」→「正財」→「偏財」→「正官」→「偏官」→「印綬」→「偏印」→「劫財」の順番に毎年の運気が変化してゆきます。
流年運の出し方
流年運も、四柱における天干変通星や地支12運気星や地支変通星などを算出したやり方と同じように算出します。
例題として、1999年12月31日午後8時生まれの流年運を出します。
日干(生日天干星)は、「干支の出し方」のところで出した通り「丁」です。1999年の干支は、「己卯」です。「
変通星の出し方」と「12運気星の出し方」 のページにある早見表から今年の運気の天干変通星と地支12運気星と地支変通星を割り出します。
1999年の流年運 干支「己卯」 食神 病 偏印 と、なります。
ちなみに来年は、
2000年の流年運 干支「庚辰」 正財 衰 傷官 と、なります。
四柱と流年と大運の命式を合わせて記載すると、下記のようになります。
1999年 |
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年柱「己卯」 |
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食神 |
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病 |
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偏印 |
12月 |
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月柱「丙子」 |
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劫財 |
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絶 |
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正官 |
31日 |
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日柱「丁巳」 |
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帝旺 |
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比肩 |
午後8時 |
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時柱「庚戌」 |
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正財 |
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養 |
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傷官 |
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大運・逆行8年運 |
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1〜8歳 |
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干支「丙子」 |
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劫財 |
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絶 |
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正官 |
9〜18歳 |
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干支「乙亥」 |
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偏印 |
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胎 |
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正官 |
流年・1999年 |
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干支「己卯」 |
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食神 |
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病 |
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偏印 |
2000年 |
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干支「庚辰」 |
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正財 |
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衰 |
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傷官 |
これで、大運と流年及び流年運の算出方法の解説を終わります。
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