2016年9月 病名・原因確定のための入院
➡ 腫瘍マーカー&骨密度と耳鼻科・眼科・産婦人科
現時点での悪性腫瘍及びシェーグレン症候群の可能性を探しました。また、大量のステロイドの使用及び継続服用することで今後の骨粗鬆症は注意しなければなりません。
1.腫瘍マーカーのための採血2.眼科と耳鼻科…シェーグレン症候群?
3.経膣超音波検査と子宮頸がんの検査
4.骨塩定量検査
腫瘍マーカーのための採血…悪性腫瘍「がん」?
眼科と耳鼻科…シェーグレン症候群?
腫瘍マーカー
がんの目印となる特定の物質「腫瘍マーカー」 腫瘍とは、体内の細胞の一部が突然、異常分裂してしこりになるものです。 良性と悪性があり、悪性腫瘍が「がん」です。
体内に腫瘍ができると、健康なときにはほとんど見られない特殊な物質が、その腫瘍により大量につくられ、血液中に出現してきます。採血をして、今の時点で「がん」があるか?ないか?検査しました。
眼科と耳鼻科
シェーグレン症候群とは、涙腺や唾液腺などにリンパ球の浸潤が現れる慢性の炎症により、分泌量が低下し、乾燥症状を生じる症候群で全身性の自己免疫疾患です。女性に多く見られる症状です。
耳鼻科は、唾液の検査と耳下腺に造影剤を入れてレントゲンを撮りました。眼科は、通常の視力検査のあと、涙の量の測定をしました。「シェーグレン症候群」に該当しないと確認できました。
産婦人科:女性外来
経膣超音波検査と子宮頸がんの検査
経膣超音波検査は、膣内を超音波を用いて検査する方法です。女性器である子宮や卵巣を検査する方法として、内診と平行して行われます。
内診が手で触ることで、びらんや腫瘍などの異常を確認するのに対し、経膣超音波検査は映像で卵巣や子宮の中の様子を確認していきます。内診では手が届かない、触れられない部分も確認する事が出来るため、より正確な情報を得る事が出来ます。
経膣超音波検査を行うことで見つけられる病気には以下のようなものがあります。
【子宮疾患】子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮がん、子宮内膜ポリープなど
【卵巣疾患】卵巣がん、卵巣嚢腫、チョコレート嚢胞、多嚢胞性卵巣症候群など
超音波検査は子宮・卵巣とも異常なしです。子宮頸がんの検査も異常なしです。
骨塩定量検査
今後の骨粗鬆症の可能性を診断
骨塩定量検査は骨粗鬆症を診断するために骨中のカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分の量を測定する検査です。検査部位は2ヵ所です。
①腰椎正面
腰椎の骨密度が低いと、圧迫骨折を起こしやすく腰が曲がる原因になります。また、日本では骨粗しょう症の診断は腰椎正面で測定した骨密度で判断するのが標準となっています。
②大腿骨頸部
股関節のそばにある大腿骨頸部の骨折は寝たきりの原因になりやすい部位です。特に転倒した時に骨折することが多いので注意が必要です。
検査結果は、年齢相応でした。ただ、今回は大量のステロイドを使用こと及び継続服用していることで骨粗鬆症は要注意しなければなりません。