■ デノン DENON AH-D1100

[周波数特性グラフ]


■SPL ■SPL[1] ■2nd D ■3rd D ■Impedance ■Impedance[2]
[1]疑似耳アダプターなし / [2]非装着状態 / 測定環境
Fig. DENON AH-D1100 Frequency Response

[仕様]

形式   オーバーヘッド(アラウンドイヤー)型 密閉・ダイナミック型
周波数帯域5Hz~37,000Hz
インピーダンス32Ω
音圧レベル101dB/mW
ケーブル・プラグ1.3m Y字型, 3.5mm ストレートプラグ
備考 2010年発売, メーカーサイトAmazon.co.jp『好録音探求』記事

[コメント]

DENONのClassicというシリーズの上位モデルで定価18,000円もするモデルです。 見かけはチープで軽いので少々安っぽいのですが,よく見ると作りは比較的きっちりとしていて悪くありません。 ケーブルも決して太くはありませんが弱々しくはありません。 質感が定価に見合うかというとちょっとどうかなとは思いますが, Amazon.co.jpでは6,500円程度で出ていますので,これなら価格相応で十分納得できます。

装着感ですが,軽くてアラウンドイヤーなので耳に負担が少なく良好です。 イヤーパッドがやや固めでぴったりとフィットする感じはあまりなく,密閉型ですが隙間が出来やすいように思います。

そして肝心の音ですが,低域がやや強めですが,ブーミーでなくキレがあります。 全体に癖がなく良くバランスが取れていると思います。 高域もストレスなく綺麗に伸びています。少しきついと思われる方もいると思いますが, 私にはちょうど良いです。密閉型ですが閉塞感も少なく音場も広めです。 大人しくインパクトには欠ける音ですが,フラットで圧迫感も少ないのでとても聴きやすいです。

周波数特性ですが,低域が非常に強く出ていますが,実際に聴くとそれほどでもなく丁度良い程度です。 おそらく測定時は密閉度が高く,実際に聴いたときには隙間があって密閉度が下がり,低域が弱まったのではないかと思います。 これは私にとっては結果的に良い方向となり,丁度良いバランスの音に落ち着きました。 密閉度が高い状態では少し低域が強すぎると感じるかもしれません。 ピークディップが結構ありますが,聴感はフラットで大人しいです。 癖のある音につながりやすい3~4kHzが弱いのも良好な結果につながっていると思います。

DENONは正直ノーマークでしたが,これはなかなか良かったです。 実売6,500円であれば,同価格帯の中ではかなり良い部類に入ると思います。

(記2015/05/02) 新治具で再測定,レビュー改訂
(記2014/06/15)