■ オーディオ・テクニカ audio-technica ATH-MSR7

[周波数特性グラフ]


■SPL ■SPL[1] ■2nd D ■3rd D ■Impedance ■Impedance[2]
[1]人工耳アダプターなし / [2]非装着状態 / 測定環境
Fig. audio-technica ATH-MSR7 Frequency Response

[仕様]

形式   オーバーヘッド(アラウンドイヤー)型 密閉・ダイナミック型
周波数帯域5Hz~40,000Hz
インピーダンス35Ω
音圧レベル100dB/mW
ケーブル・プラグ着脱式(片だし),1.2m(3.5mmミニプラグL字), 3.0m(3.5mmミニプラグ),1.2mスマートフォン用
備考 2014年11月発売
メーカーサイトAmazon.co.jp

[レビュー]

2016年2月時点の実売価格がおよそ2万円ということで,密閉型アラウンドイヤーのヘッドホンとしては中級クラスです。 ソニーのMDR-1Aが競合というところでしょうか(デザインも似ていますし・・・)。 オーソドックスで,ヘッドホンらしいヘッドホンです。

音質はフラット基調で極めてクリア,ハイが少々きついくらいです。 音源が少し曇った音質でもスカッとヌケよく聴かせてくれます。 低域は量感は控えめですが,十分に出ていますし,締まっているので不満はありません。

装着感ですが,イヤーパッドは耳の大きさぎりぎりですが,耳に触って不快になるということはありません。 側圧がややきつめで,かなりしっかりと装着できますが,一方で, アラウンドイヤーにも関わらずやはり長時間は少し疲れてつらいです。 イヤーパッドは密閉度が良いので,遮音性もまずまず良好,音漏れも少ない方だと思います。

造りも値段なりにしっかりとしています。 真面目な音作りで,かつ,高域のヌケの良さが魅力的な機種だと思います。

(記2016/02/27)