私の愛読書

私が日頃読んでいる、愛読書をご紹介します。

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1 塩野七生氏 ローマ人の物語ほか

塩野七生(しおの ななみ)さん
ローマ人の物語 (新潮社) ほか

 標記の本は、この秋(2000.9)に第9巻「賢帝の世紀」が出版されましたが、毎年1冊のペースで15巻までが書かれる予定です。その他にもイタリアに題材を採った歴史小説が沢山あります。
2 ジョルジュ・シムノン氏 メグレ警視シリーズ

ジョルジュ・シムノン(Georges Simenon)
メグレと幽霊(河出書房新社)ほか

 氏はベルギー出身の作家で長い間フランスに住み、メグレ警視シリーズと呼ばれる探偵小説を残しています。従来の探偵小説と違って謎解きに主眼を置かない小説です。
3 村上龍氏 希望の国のエクソダスほか

村上 龍氏
希望の国のエクソダス(文芸春秋)ほか

 「限りなく透明に近いブルー」でデビューした著者の最新作(2000.7)です。氏はこの数年JMMというメール・マガジンも発行し続けています。
4 須賀敦子氏 コルシア書店の仲間たちほか

須賀 敦子さん
コルシア書店の仲間たち(文芸春秋)ほか

 須賀さんの本は、あまり多くありませんが最近全集が発行されたせいか、改めて読みなおされている気がします。
5 村上春樹氏 ノルウェイの森ほか

村上春樹氏
ノルウェイの森(講談社)ほか

 最近、村上春樹さんの本を体系的に読み始めました。「ねじまき鳥クロニクル」が代表作だと思いますが、ベストセラーだった「ノルウェイの森」から採り上げます。
6 安野光雅氏 絵のある人生ほか

安野光雅氏
絵のある人生(岩波新書)ほか

 安野さんの本は、図書館で借りていろいろと読んでいました。NHKテレビの放送で二回、絵の勉強をする機会に恵まれ、本も買って読むようになりました。
 故郷の津和野には美術館もできたようで、一度訪れてみたいと思っています。
7 遠藤周作氏 深い河ほか

遠藤周作氏
深い河(講談社)ほか

 今年(2006年)は遠藤周作氏の没後10年にあたります。戦後間もない昭和25年にフランスへ留学し、日本人にとってカトリックとは、どうあるべきかという疑問を持ち、その問を文学で追い続けた一生だったと思います。氏の作品を何冊か採り上げ、ご紹介して行きたいと思います。まず手始めに最晩年の作品である「深い河」をご紹介します。
8 星野道夫氏 森と氷河と鯨ほか

星野道夫氏
森と氷河と鯨(世界文化社)ほか

 探検家・写真家の作品は沢山あります。若くしてアラスカに魅せられ、回り道をしながら、アラスカに住み、現地の人や自然と溶けこんで、素晴らしい作品の数々を残しました。惜しくも若くして事故で亡くなりましたが、その志は次の世代に確実に受け継がれて行くことでしょう。
9 南木佳士氏 阿弥陀堂だよりほか

南木佳士氏 1995.6.15 第1刷

 佐久総合病院で内科医として勤務しながら作家活動を続け、平成元年「ダイヤモンドダスト」で第百回芥川賞を受賞しました。癌などで亡くなる多くの患者を看取り、精神的な癒しを得るために執筆を始められたようです。
   10 司馬遼太郎氏 「韓のくに紀行」ほか

司馬遼太郎氏 朝日新聞社発行 1972.4.15
 このシリーズは43巻ありますが、第2巻が韓国、第28巻は「耽羅(たんら)紀行」です。わが国は新羅、百済とは歴史的に縁が深いのですが、加羅(から 釜山の近く)も負けず劣らず、深い結びつきがあります。著者が韓国を訪れたときに三地方を訪れ、見たり聞いたりしたことに著者独特の考え方を付け加えてあります。
11 白川静氏  「漢字百話」ほか

 白川さんは、甲骨文・金文から漢字が出来たときの中国の社会や生活を調べ、どのようにしてその文字が生まれたかを推定し、その構造原理に即しつつ、漢字の基本的諸問題を考察し、今日的課題を問い正しています。
 その成果として字統、字訓、字通という3册の字書を作られました。
 さらに万葉集と中国の最古の詩集てある詩経を比較し、また孔子についても評伝を書き表しています。

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[Last updated 8/31/2010]