近現代史2

大東亜および太平洋戦争(15年戦争)を避けられなかった近現代史のことを参考図書を通じて考えてみます。

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10 陸奥宗光

岡崎久彦著
1987.12.4(P H P 研究所)

 明治の二大外交案件、条約改定と日清戦争の表舞台に立って成功に導いた時の外相陸奥宗光とはどういう男だったか、外交官の著者が先人の業績と生い立ちを描く渾身の力作。
本−小村寿太郎とその時代 11 小村寿太郎とその時代

岡崎久彦著
1998.12.4(P H P 研究所)

 世界の一等国を目指した、明治日本の気概。興隆期日本の命運を担った外交官の生涯を通して、日本の近代史を描く。
12 幣原喜重郎とその時代

岡崎久彦著
2000.4.20(P H P 研究所)

 デモクラシーの理想を信じた大正日本の栄光と挫折を描く。親米英主義を貫いた外交官の信念と悲哀とは何か。
13 戦争の日本近代史−征韓論から太平洋戦争まで

加藤陽子著  2002.3.20 講談社現代新書

 国民の認識のレベルにある変化が生じていき、戦争を主体的に受けとめるようになっていく瞬間というものが、個々の戦争の過程には、たしかにあったようにみえます。それはどのような歴史的過程と論理から起こつたのか、その問いによって日本の近代を振り返ってみたいのです。
14 昭和天皇 上・下

ハ-パート・ビックスー著  2002.12.20(講談社)

 上巻では明治天皇を範とする幼少時の教育、大元帥になるための軍事教育を通して人格はどのように形成されたのか。日中戦争のなかで政治的君主に変貌していく過程などを克明に描いている。下巻では太平洋戦争前後の昭和天皇を描く。
15 日本外交の過誤

 当時の吉田 茂首相が外務省の斉藤鎮男政務課長に命じて作成させた調書で、作成後50年経った2003.4に公開された。
 本文と二人の大臣、四人の大使と省員のコメントにより構成されている。
 満州事変から戦後に至る外務省の作為、不作為の過誤がまとめられている。
16 明治維新と西洋文明−岩倉使節団は何を見たか−

田中 彰著 2003.11.20(岩波新書)

 政治制度、都市インフラ、経済の仕組み、そして、国としてどう生きるか・・・。近代日本の出発点はここにあった。
 「米欧回覧実記」研究の第一人者が、その後の日本の行方に大きな影響を与えた全体像をわかりやすく解説している。
17 伊藤博文 近代日本を創った男

伊藤之雄著 講談社 2009.11.5発行

 長州に生まれた伊藤博文は、農家の生まれですが、父親のお陰で下級武士となり、更に英国に留学した経験を生かして、新政府で活躍します。人に好かれる性格で、日本憲法の制定、国会の開設、条約改正など、わが国の近代化に大きな足跡を残しました。

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[Last updated 5/31/2010]