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最近読んで、よかった本をご紹介します。

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31 iPS細胞(さいぼう)ができた !

畑中正一・山中伸弥共著 集英社発行 2008.5.31
 2006年8月、京都大学の山中伸弥教授のチームは、世界で初めてマウスの皮膚細胞からiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作りだすことに成功しました。この本は山中伸弥教授と畑中正一京大名誉教授との対談で、一般の方にもiPS細胞のことを知っていただくために出版されました。
 医療などの分野で、これから有望だと考えられている新しい技術を知っておくことは、大切だと思います。
32 旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三

佐野真一著 文藝春秋社発行 1996.11.30
 宮本常一を中心に据え、日銀総裁や大蔵大臣をつとめた経済人でありながら宮本の援護者でもあった渋沢敬三という二人の民俗学者の評伝です。生まれも育ちも違う二人が、どのように民俗学者になっていったか、どういう成果を残したかを述べています。
 農家出身の宮本が足を使って多くの人々から聞き取りをし、著作と写真の膨大な資料を残した経緯が解ります。
33 ゴッホ巡礼

向田直幹・匠秀夫著 新潮社発行とんぼの本 1990.11.25
 フィンセント・ファン・ゴッホはオランダで生まれ、フランス・パリ郊外のオーヴェール・シュル・オワーズで亡くなりました。パリでは印象派の画家達との交流で明るい色を身につけ、さらにプロヴァンス・アルルの明るい太陽の下、多くの名作を残しました。著者はオランダの生地ズンデルトからゴッホの足跡を追って、パリ、アルル、オワーズなどを訪ねながら、作品や生活を辿ります。
34 韓のくに紀行 街道をゆく2

司馬遼太郎著 朝日新聞社発行 1972.4.15
 このシリーズは43巻ありますが、第2巻が韓国です。わが国は新羅、百済とは歴史的に縁が深いのですが、加羅(から 釜山の近く)も負けず劣らず、深い結びつきがあります。著者が韓国を訪れたときに三地方を訪れ、見たり聞いたりしたことに著者独特の考え方を付け加えてあります。
35 ウイリアム・モリスの楽園へ

南川三治郎著 株式会社世界文化社発行 2005年3月1日
 アーツ&クラフツ運動の提唱者ウイリアム・モリスの軌跡を訪ねて、英国のロンドン、オックスフォード、コッツウォルズなどの英国紀行です。
 草花や小鳥などをあしらった壁紙、テキスタイルなどを生み出したデザイナーの生涯を辿ります。
36 須賀敦子を読む

湯川 豊著 株式会社新潮社発行 2009年5月25日
 未完の小説作品に到る人生と魂の足跡を描く初めての、本格的須賀敦子論。10代での受洗、渡ったミラノての結婚、そして故郷夙川の家族たち−。
 日本とイタリアを往還し、紡ぎ出された厳しくも温かな人問ドラマに、世の読書人は目を見張った。彼女の作品はなぜこれほどまでに深く人の心を打つのか?
 元担当編集者の著者がその主著5冊の精読を重ね、須賀敦子作品の真の魅力を描いた、初めての、本格的須賀敦子論。
37 Google Earthで古代文明の旅

古代文明研究会著 株式会社学習研究社発行 2009年10月1日
 「グーグルアース(無料ソフト)」はとても便利で、世界中の好きな場所に瞬時で行くことができます。この本は、エジプトのピラミッドなど古代文明への旅がパソコンを前にできます。本書をガイドブックにして、古代の謎とロマンの旅に出かけましょう。
 検索窓に行きたい場所の緯度・経度を入力することによって、見たい遺跡へ瞬間ズームします。遺跡総数約90を巡ることができます。
38 天地明察

冲方丁(うぶかたとう)著 株式会社角川書店発行 2009.11.30初版発行
 主人公は江戸時代に実在した渋川春海。春海は囲碁の棋士としてお城に勤める傍ら、数学や天文学に夢中になります。そして星などの正確な観測をもとに、日本人として初めての暦づくりに取り組みます。著者は幕府や朝廷を巻き込んだ歴史に残る一大事業を、ひとりの青年の成長物語として軽やかに描きます。
39 幸福大国ブータン

王妃が語る桃源郷の素顔
ドルジェ・ワンモ・ワンチュック著 今枝由郎訳 日本放送出版協会発行
2007(平成19)年10月25日 第1刷発行

 先代国王のお妃が、ブータンについて書いた本です。ブータンの国民、歴史、地理、宗教、王制など、我々が知らない素顔がブータン人によって紹介されています。
40 タモリのTOKYO坂道美学入門

文・写真 タモリ 株式会社 講談社 2011.10.24発行
 坂の好きなタモリが、港区を中心とする都心の37の坂について、4ページにわたって坂の所在地、特徴、由来などを中心に紹介しています。この本に出ているコースを少しずつ歩いてみようと思っています。

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[Last updated 7/31/2012]