Google Earthで古代文明の旅

  目 次

1. まえおき
2. 概 要(宣伝文句)
3. 本の目次
4. はじめに
5. 内 容
5.1 はじめに
5.2 空から見る古代遺跡
5.3 世界の古代遺跡マップ
5.4 使いこなしガイド(初級編)
5.5 [Part 1] アフリカ&オリエント
5.6 [Part 2] ヨーロッパ&アジア
5.7 [Part 3] 南北アメリカ
6. この本を読んで


古代文明研究会著
発行所 (株)学習研究社

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1.まえおき
 グーグルアースについては「9 趣味」「2. パソコン」の「9. グーグルアース」にあるように、3年位前から使っていました。しかし、そこにも書いたようにもう一つ利用していませんでした。
 最近、本屋の書棚でこの本を見つけ買って読んだところ、まず最初のギザのピラミッドでその素晴らしさにビックリしました。まだ十分に利用しているとは言えないのですが、本を紹介して、読んだ多くの方々に経験して頂きたくて、載せることにしました。
 なお、座標(場所の緯度・経度)は「5.5 [Part 1] アフリカ&オリエント」の「ギザの大ピラミッド」にしか載せてありませんが、本にはすべての遺跡の座標が載っています。

2. 概 要(本のカバー裏などより)
 壮大な古代文明の遺産も、空から見れば一目瞭然!。さらに「グーグルアース(無料ソフト)」を利用すれば臨場感あふれる古代文明への旅がパソコンを前に、居ながらにして可能!。本書をガイドブックにして、古代の謎とロマンの旅に出かけよう!
 古代の神秘をカラーで鳥瞰する!! 世界の不思議ミステリーを探検。 見たい遺跡へ瞬間ズーム! 上空から見て初めて納得!  遺跡総数約90を巡る!!

3. 本の目次
はじめに……………………………………………………………… 4
天空の神々が見下ろした風景 空から見る古代遺跡……………… 6
世界の古代遺跡マップ……………………………………………… 14
 Google Earthで古代遺跡をめぐる旅に出よう
使いこなしガイド(初級編)……………………………………………16

[Part 1] アフリカ&オリエント…………………………………………17
 謎と神秘に包まれた人類史上最大のタイムカプセル
ギザの大ピラミッド…………………………………………………… 18
 ラムセス2世の像が並ぷ古代の巨大天文装置!
アブ・シンベル大神殿………………………………………………… 20
 岩山の奥に広がる謎多きナパテア人の隊商都市
ペトラ(ヨルダン)……………………………………………………… 22
 神に使われた巨大な切石はどうやって運ばれたのか?
バールベック(レバノン)……………………………………………… 24
 儀礼のためだけに築かれた古代ベルシア最大の都
ペルセポリス(イラン)………………………………………………… 26
 点在する奇岩群の地下には広大な都市空間が広がる
カッパドキア(トルコ)………………………………………………… 28
 スフィンクスが造られたのはピラミッドより遙かに昔だった?
スフィンクス(エジプト)……………………………………………… 30
 アフリカ南部だけに築かれた謎の高度な石造建造物群
グレート・ジンバブエ………………………………………………… 31
 メソポタミア最古にして謎めいたシュメールの巨大神殿
ウルのジッグラト〈イラク)…………………………………………… 32
 オリエント最強の王国はなぜ突然滅んだのか?
ハットゥシャ(トルコ)………………………………………………… 33

もっと見たい! 古代遺跡
Google Earthで世界遺産ツアー…………………………………… 34
アフリカ&オリエント編
カルナック神殿(エジプト)/ハトシェプスト女王葬祭殿(エジプト)/
サッカラのピラミッド(エジプト)/クシュ王国のピラミッド(スーダン)/
カルタゴ(チュニジア)/パルミラ(シリア)/
ネムルト・ダー(トルコ)/マダイン・サーレハ(サウジアラビア)/
エルサレム神殿(エルサレム)

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[Part 2] ヨーロッパ&アジア………………………………………… 35
 神話の裏側に隠された迷宮の恐るぺき真実とは
クノッソス宮殿(ギリシャ)………………………………………………36
 神秘的な「アポロンの神託」が授けられたギリシャの聖地
デルフィ(ギリシャ)……………………………………………………38
 最新研究が明らかにしたストーンヘンジの正体
ストーンヘンジ(イギリス)…………………………………………… 40
 遺跡の奥深くに眠る秘密が古代文明を塗り替える?
モヘンジョダロ(パキスタン)………………………………………… 42
 1000年の眠りから覚めた世界最大の巨大マンダラ
ボロブドゥール(インドネシア)…………………………………………44
 謎の列石は古代人が築いたエネルギー活性装置だった?
カルナック列石〈フランス)……………………………………………46
 冬至の日だけに機能する古代の驚くペき仕掛け
ニューグレンジ(アイルランド)…………………………………………47
 北方の驚異が生みだした世界一大の防御壁
万里の長城(中国)……………………………………………………48
 800年以上前の壮麗な姿を今に残す奇跡の宗教寺院
アンコール・ワット(カンボジア)………………………………………49

もっと見たい! 古代遺跡
Google Earthで世界遺産ツアー………………………………………50
ヨーロッパ&アジア編
オリンピア(ギリシャ)/ミケーネ(ギリシャ)/コロッセウム(イタリア)/
ポンペイ(イタリア)/ハジャーイム(マルタ)/莫高窟(中国)/
ポタラ官(中国)/アンコール・トム(カンボジア)/エローラ(インド)

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[Part 3] 南北アメリカ
 謎の民が残した巨大都市は天上世界の写し絵だった?
テオティワカン(メキシコ)……………………………………………52
 年に2回、古代マヤの叡智が地上に神を降ろす
チチェン・イツァ(メキシコ)……………………………………………54
 なぜこれはど急峻な山頂に都市を築く必要があったのか?
マチュ・ピチュ(ペルー)………………………………………………56
 古代の人々がナスカの大地に描いた「神」へのメッセージ?
ナスカの地上絵(ペルー)……………………………………………58
 絶海の孤島に残された1000体ものモアイ像
イースター島(チリ)……………………………………………………60
 コロラドの断崖に築かれた日乾しレンガの岩窟宮殿
メサ・ヴェルデ(アメリカ)………………………………………………62
 同時期に都市が衰退していった古代マヤ世界のミステリー
ティカル(グアテマラ)…………………………………………………63
 インカの都を守る巨石要塞に残されたさまざまな謎
サクサイワマン(ペルー)………………………………………………64
 プレ・インカの秘密を握るアンデスの巨大都市
ティワナク(ボリビア)……………………………………………………65

もっと見たい! 古代遺跡
Google Earthで世界遺産ツアー……………………………………… 66
南北アメリカ編
チャコ・キャニオン(アメリカ)/テノチティトラン(メキシコ)/
エル・タヒン(メキシコ)/ウシュマル(メキシコ)/パレンケ(メキシコ)/
ソチカルコ(メキシコ)/コパン(ホンジュラス)/クスコ市街(ペルー)/
チャン・チャン(ペルー)

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[Part 4] 映画が導くミステリーツアー
古代文明の7つの謎を追う…………………………………………… 67

古代文明の謎1
未知文明の痕跡が海底に沈んでいる?………………………………68

古代文明の謎2
伝説や伝承に隠された古代世界の真実………………………………72

古代文明の謎3
遺跡から出土した謎の秘宝「オーパーツ」…………………………… 76

古代文明の謎4
現代でも困難な知られざる巨石建造術……………………………… 80

古代文明の謎5
ピラミッドは、なぜ世界各地に存在するのか?……………………… 84

古代文明の謎6
天空と古代文明をつなぐ地上絵の暗号……………………………… 88

古代文明の謎7
地下に眠る死者たちが古代世界の秘密を握る……………………… 92

Google Earthで古代遺跡をもっと身近に
使いこなしガイド(中〜上級編)…………………………………………96

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4. はじめに
 人類の文明は、はたしていつ誕生したのか――?
 文字の使用や都市国家の形成を文明の始まりとするならば、一般的には、現在のイラクにあたる地域で、紀元前3500年頃に興(おこ)ったメソポタミア文明が最古のものと考えられている。だがそれは現在見つかっている遺跡や文明の痕跡から判断されたものだ。もしかすると、人知れず眠っている新たな遺跡が見つかることで、その年代はもっとさかのぼるかもしれない。
 人間の歴史は途切れることなく連綿と続いてきたはずなのに、どうしてその起源すら、正確にたどることができないのだろうか?
 ひとつには、その人間自身が文明を破壊し、歴史を消去し、あるいは故意に書き換えてきたからだといえる。たとえば、ある民族を別の民族が攻撃し、その都市を完全に破壊する。ときには、その文化の痕跡をすべて消し去ってしまったことともあるだろう。そして、そうした戦いの後に残るのは、勝利者の視点で記された歴史の記録だけなのだ。
 このようにして失われていった文明は、いったいどれほどあったのだろうか。戦いに敗れた人々はその地を追われ、彼らの記憶が語り継がれることはなかった。破壊され、打ち捨てられた都市は、あるものは瓦礫(がれき)の山と化し、あるものはその上に新たな都市が築かれ、そしてあるものは密林の木々に飲み込まれていった――。
 ところで、考古学が学問として本格的に始まったのは、一般には18世紀後半からといわれている。これまでに、さまざまな文明について研究が進んでいるが、すでに失われ久しい「古代の記憶」を甦らせるのは容易なことではない。遺跡の発掘調査に限ってみても、何百年、時には何千年もの間に降り積もった土砂や、風化して崩れた砂礫(されき)を丹念に取り除きながら、慎重に発掘を進めていかなければならないため、大変な根気と時間が必要とされる。古代の歴史を明らかにするというのは、それだけ困難な作業なのだ。
 一方、近年になって、世界中で新たな遺跡の発見が相次いでいる。その理由は、飛行技術の向上や人工衛星の登場によって、上空から地上を見ることができるようになったからである。実際、衛星画像を解析したことで、エジプトのダハシュールで新しい遺跡を発掘した日本の考古学者、吉村作治氏の例もあるように、「神の視点」を手に入れたことで、考古学は新たなステージヘ進んだといえるだろう。
                                      *  *  *
 そして今や、その衛星画像は一般の私たちも気軽に利用できる時代になった。その代表的なツールが、グーグル社が提供しているサービス「グーグルアース」だ。パソコンをインターネットにつなげば、自宅にいながらにして、世界を自由に旅することができるのである。
 本書は、古代遺跡の基本情報や最新の研究成果、そしていまだに解明されない謎について知識を得られるのはもちろん、グーグルアースを使うことで、さらに古代遺跡の魅力を堪能できる作りになっている。
 本書の構成は大きく2つに分かれている。Part1からPart3までは、世界各地に点在する有名な古代遺跡を取り上げ、美しい写真とともに、遺跡に関する情報を紹介している。そして、すべての遺跡について、「グーグルアース」で見られる写真と座標も掲載。「グーグルアース」の検索バーに、見たい遺跡の座標を入力すれば、ダイレクトに飛んでいくことができる。
 Par4では、ハリウッド映画を切り口に、古代文明の7つの謎に迫っていく。地域や時代の違いにとらわれず、それぞれのテーマごとに文明を包括的に見る面白さも味わえるだろう。
                                      *   *   *
 古代文明の謎は、今なお数多く残されている。その全容が明らかになるのはいつのことだろうか。けれど、誰もが簡単に「神の視点」を手に入れることのできる現在、もしかしたら私たちは、これまでで最も古代の謎の核心に近づいているのかもしれない。
 本書をガイドに、古代遺跡の美しさと、古代文明の謎の深さを堪能していただけたら幸いである。
                                                                    古代文明研究会

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5. 内 容
  5.2 天空の神々が見下ろした風景 空から見る古代遺跡(ここでは航空写真を元に、古代遺跡のいくつかを紹介している)
 いにしえの記憶を秘めながら、世界中に点在する古代遺跡。地上からではわからないメッセージを求めて、「神々の視線」から遺跡を見つめれば、遠い過去からの声が聞こえてくる――。
 神に捧げた巨大な記号? フィルザバードの円形都市(イラン)
 中世建築の粋を集めた海上の巡礼地 モン・サン・ミッシェル(フランス)
 悲劇の王が岩山に築いた空中宮殿 シギリア・ロック(スリランカ)
 創造の神に捧げたメッセージ? ブライスの巨人(アメリカ)
 山頂に築かれたサポテカの空中都市 モンテ・アルバン(メキシコ)
 砂に飲み込まれた古代都市 ダハーネ・ゴラーマン遺跡(イラン)
 アフリカの大地に刻まれた十字架 ラリベラの聖ゲオルギウス聖堂(エチオピア)
 智恵と戦いの女神に守られた聖なる丘 アテネのアクロポリス(ギリシャ)
 祈りの時を告げる巨大な塔 サーマッラーの螺旋ミナレット(イラク)
 ヨーロッパの要塞にも似た巨大要塞 パラモンガの要塞遺跡(ペルー)
 太陽信仰の歴史を書き換える発見? チャンキロ遺跡(ペルー)

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5.4 使いこなしガイド(初級編)
 高精細な3D画像によって、世界中の衛星/航空写真が楽しめるGoogleEarth。
 このインターネットツールを使えば、世界中に点在する古代の遺跡を、本で情報を得るだけでなく、視覚的にも楽しむことができる。
 ここではまず、マウスひとつで簡単に「古代文明ツアー」へ出発できる方法をナビゲートしていこう。

Google Earth とは?
 Google 社が誇るサーチエンジン技術に衛星・航空写真や3Dモデルなどのさまざまな情報をマッチングさせた、ナビゲーション機能付き3D 地球儀――それがGoogle Earth というソフトウエアだ。驚くべき高解像度の画像で遺跡にズームインしたり、遙か上空から位置関係を考察したり、スムーズな操作感で時を忘れて楽しむことができる。このムックでは、各遺跡データ(緯度・経度の座標)を掲載しているので、Google Earth の検索欄に入力するだけで、目当ての遺跡へダイレクトにアクセスできる。早速インストールして、古代文明の旅に出てみよう !!

まずはダウンロード
http://earth.google.co.jp/
 Google Earthは無料のネットサービスなので、オフィシャルサイトからダウンロードするだけで、簡単に使うことができる。パソコンのOSや必要となるスペックを確認し、画面の指示に従ってセットアップを進めていこう。

[検索]
 表示したいスポットの情報(地名、緯度・経度など)を入力すると、現在見ている場所から流れるように移動していく。この流麗な操作感はGoogleEarthの大きな魅力だ。

[移動]
 ビューを任意の方向に動かしていくことで、自由自在に地球上をウォッチできる。マウスカーソルをマップ上に置いてドラッグしても、ナビゲーションコントロールを使いこなしてもOKだ。

[ズ−ム]
 高度1000キロ以上から数10メートルまで、拡大縮小は思いのまま。マウスのホイール回転を使うと簡単だが、右クリックからのマウス操作、ナビゲーションコントロールでも操作可能。

[回転]
 Google Earthでは、地図と同じく真北が上だが、いろいろな方角から古代遺跡を見るときには回転も活用したい。デフォルトの真北に戻すときもワンクリックで操作可能だ。

[傾斜]
 衛星画像がベースだけに、真上からの眺望が基本だが、斜俯瞰で鳥、飛行機の視点も得られる。地形や地勢を踏まえることで、古代遺跡をより深く眺めることができるはずだ。

[画面の構成]

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  5.5 [Part 1] アフリカ&オリエント
謎と神秘に包まれた人類史上最大のタイムカプセル
◎ギザの大ピラミッド エジプト・アラブ共和国
 今なお解き明かせない大ピラミッドの真実
 建造方法の新説が謎に迫る鍵となる
座標 29°58′45″N, 31°8′5″E

ラムセス2世の像が並ぷ古代の巨大天文装置!
◎アブ・シンベル大神殿 エジプト・アラブ共和国
 ファラオの座像が並ぶ巨大な石窟神殿
 年に2回発動する驚異の大仕掛け

岩山の奥に広がる謎多きナパテア人の隊商都市
◎ベトラ(ヨルダン) ヨルダン・ハシェミット王国
 南北を結ぶ交易の要所に繁栄した岩の都
 用途のわからない摩崖の巨大建造物

神に使われた巨大な切石はどうやって運ばれたのか?
◎バールペック レバノン共和国
 かって神殿を支えていた54本の大列柱
 最新技術でも運搬困難な巨大な切石の存在

儀礼のためだけに築かれた古代ベルシア最大の都
◎ペルセポリス イラン・イスラム共和国
 大帝国の偉容を今に伝える華麗な都
 ペルセポリスは本当に首都ではなかったのか?

点在する奇岩群の地下には広大な都市空間が広がる
◎カッパドキア トルコ共和国
 大自然の営みによって築き上げられた奇観
 広大な地下都市群は核シェルターだった?

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スフィンクスが造られたのはピラミッドより遙かに昔だった?
◎スフィンクス エジプト・アラブ共和国
 スフィンクスの胴体に刻まれた深い溝の正体

アフリカ南部だけに築かれた謎の高度な石造建造物群
◎グレート・ジンバブエ ジンバブエ共和国
 サハラ砂漠以南に栄えた大規模な都市国家

メソポタミア最古にして謎めいたシュメールの巨大神殿
◎ウルのジッグラト イラク共和国
旧約聖書ゆかりの地 ウルの主神に捧げた塔

オリエント最強の王国はなぜ突然滅んだのか?
◎ハットゥシャ トルコ共和国
 謎の高熱によって破壊された要塞都市

[Part 2] ヨーロッパ&アジア
神話の裏側に隠された迷宮の恐るぺき真実とは
◎クノッソス宮殿 ギリシャ共和国
 どうしてこれほど複雑な構造にしたのか?
 出土した子どもの骨が迷宮の謎を解明する

神秘的な「アポロンの神託」が授けられたギリシャの聖地
◎デルフィ ギリシャ共和国
 ギリシャの聖地として栄えた都市デルフィ
 ギリシャ史を動かした神託を授ける謎のガス

最新研究が明らかにしたストーンヘンジの正体
◎ストーンヘンジ グレートブリテン及びアイルランド共和国
 海を越えて運ばれた5トンの巨石の謎
 ストーンヘンジは古代の埋葬地だった?

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遺跡の奥深くに眠る秘密が古代文明を塗り替える?
◎モヘンジョダロ パキスタン・イスラム共和国
 世界最古の文明はインダス文明だった?
 突然の滅亡は現代社会への警鐘

1000年の眠りから覚めた世界最大の巨大マンダラ
◎ボロブドゥール インドネシア共和国
 仏教の教義と世界観を表す人工の「須弥山」
 遺跡が1000年間も地中に眠っていた理由とは?

謎の列石は古代人が築いたエネルギー活性装置だった?
◎カルナック列石 フランス共和国
 フランスの大地を走る用途不明の巨石遺構

冬至の日だけに機能する古代の驚くペき仕掛け
◎ニューグレンジ アイルランド
 謎と不思議に満ちた新石器時代の建造物

北方の驚異が生みだした世界一大の防御壁
◎万里の長城 中国人民共和国
 現存する長城の大部分は明の時代に築かれた

800年以上前の壮麗な姿を今に残す奇跡の宗教寺院
◎アンコール・ワット カンボジア共和国
 繊細にして精緻なクメール建築の最高傑作

[Part 3] 南北アメリカ
謎の民が残した巨大都市は天上世界の写し絵だった?
◎テオティワカン メキシコ共和国
 マヤやアステカに影響を与えた謎の文明
 精緻な都市計画に残るさまざまな疑問

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年に2回、古代マヤの叡智が地上に神を降ろす
◎チチェン・イツァ メキシコ共和国
 マヤ文明の血塗られた一面を見せる遺跡
 高度な天文知識はどこに由来するのか?

なぜこれはど急峻な山頂に都市を築く必要があったのか?
◎マチュ・ピチュ ペルー共和国
 インカの黄金伝説が導いた世紀の大発見
 天空に都市を築いた真の理由は不明

古代の人々がナスカの大地に描いた「神」へのメッセージ?
◎ナスカの地上絵 ペルー共和国
 地上からはわからない巨大で奇妙な図形
 検証実験で判明した事実と残された謎

絶海の孤島に残された1000体ものモアイ像
◎イースター島 チリ共和国
 古代人が作り出した謎の石像の正体は?
 イースター島の住人は失われた大陸の末裔か?

コロラドの断崖に築かれた日乾しレンガの岩窟宮殿
◎メサ・ヴェルデ アメリカ合衆国
 断崖に隠れ住んだ住民が突然姿を消した不思議

同時期に都市が衰退していった古代マヤ世界のミステリー
◎ティカル グアテマラ共和国
 古典期マヤの覇者が迎えた終焉の理由とは?

インカの都を守る巨石要塞に残されたさまざまな謎
◎サクサイワマン ペルー共和国
 遠方から数万個の巨石を運んだ驚異の技術

プレ・インカの秘密を握るアンデスの巨大都市
◎ティワナク ボリビア他民族国
 侵略者の破壊行為が超古代の記憶も消した?

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6. この本を読んで
 世界遺産に登録されているような、古代遺跡とグーグル・アースを結びつけたのが、この本の素晴らしいところだと思います。古代遺跡を調べ、写真で示して説明するとともに、緯度・経度によってその場所まで連れていってくれるのがポイントだと思います。パリなど知っている都市や、エッフェル塔などのモニュメントも楽しいのですが、ピラミッドなどの遺跡も見ごたえがあります。
 まだアクセスした場所は少ないのですが、これを機に楽しんでみようと思っています。このホームページを見て、実際に本を買い、パソコン利用の新しい形として試みる方が増えれば、これに勝る喜びはありません。

[Last updated 11/28/2009]