本の紹介2b

最近読んで、よかった本をご紹介します。

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21 進化しすぎた脳 中高生と語る[大脳生理学]の最前線

池谷裕二著 朝日出版社 発行 2004.10.25 初版第1刷 2005. 2.10 初版第5刷発行
「私自身が高校生の頃にこんな講義を受けていたら、きっと人生が変わっていたのではないか?」
 ベストセラー『海馬』の著者が、しびれるくらい美しい脳のメカニズムを語ります。
22 荷風のリヨン 『フランス物語』を歩く

加太宏邦著 (株)白水社 2005.2.20
 荷風のリヨン時代は、いままで、ほとんど明らかにされたことがない。たとえば、荷風の住まいである。本書で、私が意図したのは、かならずしもそういう考証や文学散歩ではない。実態の身体的、資料的確認にもとづく、『ふらんす物語』のあらたな読みの試みである。
23 南仏プロヴアンスの12か月

ピーター・メイル著 池 央秋(いけ・ひろあき)訳 河出書房新社 発行
 プロヴァンスの気候、風土、人情、動植物、料理、ワインがあやなすポリフォニー。好奇心を対物レンズとし、共感を接眼レンズとした望遠鏡をいつも手放さない。
24 プロヴァンス −碧(あお)い海と碧(あお)い空と…−

田辺 保著 恒星出版株式会社 発行
 朝日カルチャーセンター大阪で20年近く担当していた「フランス心の旅」の中で話してきたプロヴァンスに関する講座の中から、まとめた内容です。プロヴァンスに関するフランス文学を紹介しながら、各地を巡ります。       
25 古代日本の文字世界

平川 南編 株式会社大修館書店 発行
 古代史・考古学・国語学・国文学シンポジュウム「古代日本の文字世界」をもとに構成し、増補加筆したものです。中国から朝鮮半島を経由して、漢字が日本にもたらされ、日本語化して行った経過が、判りやすく説明されています。
26 古代日本 文字の来た道−古代中国・朝鮮から列島へ

平川 南編 株式会社大修館書店 発行
 国立歴史民俗博物館企画展「古代日本 文字のある風景−金印から正倉院文書まで−」にあわせて、漢字学・国語学・古代朝鮮史・日本古代史および文化人類学という、幅広い学問分野の研究者の参加を得て開催したフォーラムの記録を元に編集されました。
27 アースダイバー

中沢新一著 株式会社 講談社発行
 東京の縄文時代の地図(今より水位が高く、縄文遺跡や神社、墓地などを記入したもの)を持って歩くと、新宿、銀座などの過去が見えてきます。
 東京が今までと違った側面を見せてくれます。
28 いのち弾ける(中川一政画文集)

中川一政著 (株)二玄社発行
 一世紀近い生涯の中で、ジャンルを超えた芸術と言葉の限りを尽くして実践した魂の軌跡を、一冊に凝縮しました。
 中川一政さんの油絵、書、文章などが集められています。
29 風に立つライオン

編著者 第26回宮崎医科大学 すずかけ祭 医学展 ライオン企画  不知火書房発行
 15年前にさだまさしがリリースした歌でつながった医師達が、自分はなぜ医療の現場をめざしたのか、これからの医療はどうあるべきかを、医学生の問いに答えて語ったインタビュー集」です。
30 ユング心理学と仏教
河合 隼雄著 岩波書店 発行 1995.10.20 初版第1刷 1996.1.16 第3刷発行

自身の人間理解が、西洋近代的思考法と仏教的な思惟、世界観の間で深められてきたとの認識を持つ著者が、人の心を理解することの意味、そしてその方法と考え方について平易に語っています。氏の代表的な作品とはいえないかも知れませんが、氏の経歴や特徴を活かした作品だと思います。

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[Last updated 9/30/2008]