PCを活用した効率のよい学習方法
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放送大学の授業時間はまちまちです。従って、どうしても録画を行って、あとから見る事が多くなります。しかし、その場合に一番困るのが、ビデオテープの管理です。試験対策などで見直したい時もあるでしょうし、できれば保管しておきたいものですが、そうなるとビデオカセットの山に埋もれてしまうことになります。
それに、放送大学の授業はあとからみても結構役立ちます。できればずっと保管しておきたいと私は思いました。しかしビデオカセットの山は避けたい。。。そこで、PC保存(動画キャプチャ)によりライブラリ化することにしました。
方法
簡単に言うと、次のステップでライブラリ化を行います。
※1999年当時に比べて、2002年現在 DVDレコーダーやハードディスクレコーダーの登場で、このような地道な作業を必ずしも行わなくても、カンタン便利にライブラリ化することが出来ます。
手間をかけたくない人は、DVDレコーダ等を使ってください。
(1)取込み |
ビデオキャプチャカード、ビデオキャプチャボックスを経由して、パソコンに動画を取込みます。ファイル形式はMPEG1で充分です。私の場合は次のようなスペックで取込みを行っていました。
ビットレート:1500kpbs
サイズ:352×240
これまあくまでマスターとしての取込みです。加工を前提にしているので、ビットレートは高めです。
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(2)加工 |
動画編集ソフトで加工します。放送大学の授業は、滑らかな動画でなくても充分機能します。目標はCD-R(700MB)1枚に1授業(15コマ)を納めることでしたので、様々な検討の結果、思いきって0.5fpsまで落とすことにしました。これは、2秒に1コマのペースです。なぜここまで落とすかというと、コマ送りの場合、速いと精神衛生上、良くない(少なくとも私はちょっと気持悪くなった)からです。4.0fps,2.0fbs,1.0pbsとかも行ってみたのですが、どうも具合が悪買ったので、0.5fpsにしたら気分が落ち着きました(笑)
ただ、0.5fpsの場合、例えば赤ちゃんが元気にあばれているようなかわいらしい実験の風景は、コマ送りでちょっと悲しい気持になります(苦笑)そういう所は別に普通の動画として取込んでおいてもいいかもしれません。
音声も、一般の音楽のように高いビットレートである必要はありません。モノラル96kHz(モノラルビデオよりは良い音質)に思いきって削りました。
加工にはWindwosのTMPGencを最近用いています。また、ラジオ授業はさらに、MPEG1の画像を切り落としてmp2ファイルに加工します。
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(3)保存 |
(2)の加工をすると、大体1コマが45MBのMPEGファイルになります。音声のみの場合は30MB程度になります。つまり、CD-R(700MB)に1授業(15コマ)が丸まる入ることになります。 |
メリット
この方法でCD-R化すると、様々なメリットがあります。
(1)保管場所がいらない
圧倒的に省スペースです。放送大学のテキストにCD-Rを挟んでおくだけですから、基本的に置き場所は要りません。また、テープのように劣化しませんしトラブルもありませんので基本的に安心です。
(2)早送り・巻き戻しが瞬時で効率良い
これは動画ならではのメリットです。理解しにくかった所を、その場で戻してもう一度聴くのは、テープではかなり面倒です。また、3倍モードでテープに録画していると、みたい所を頭だしするだけで10分近くかかることもあり、イライラしてしまいます。動画化するとそういったストレスがありません。
特に、試験前の復習視聴するときに非常に助かります。
(2)ピッチを上げて授業を受けられる。
放送大学の授業はややゆっくりなので、1.2倍速〜1.3倍くらいの方がテンポよく授業を聴く事ができます。1授業あたり10分くらいの短縮になります(笑)試験前とかはこの10分が有難かったりしました(笑)
最後に
放送大学は出席(ビデオを視聴したかどうか)を大学側でチェックすることはできません。ですから、単位認定試験はどうしてもビデオ教材の内容を重視する傾向にあるように思います(直前テキスト一気読み〜一夜漬けを防止する意味においても)。私の場合、この動画ファイル化を行った科目の成績は約40科目中、特A(90点以上)が大半で、残りはA(80点以上)、B評価は1教科だけでした。学習効果がかなり大きかったのではないかと思っています。