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放送大学での学びを振り返って
(1) (2) (3) 続く。。


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放送大学での学びを
振り返って(2)

 私の放送大学での目標の一つは「認定心理士」という資格を取得することでした。この資格が、心理やカウンセリングの世界でどう見られているか、というの大体分かっていましたが、心理学についての基礎知識を有するということを証明するものとして、認定心理士の資格を取得することが、卒業(放送大学の学士)よりも大切な目標となりました。

 この資格、一般の心理学科に所属する場合は、普通に勉強し単位をとると、誰でも取得することができます。しかし放送大学の場合、心理学が学べる専攻は「生活科学コース・発達と教育専攻」というとこで「心理学関連学科」という扱いです。ですから、卒業=認定心理士の取得要項を満たす、ということではないわけです。幸い放送大学には各種心理学の授業が多く、充分に心理学について学ぶことが出来ます。

 2001年当時認定心理士の要件として「心理学実験実習」の単位が最低3単位必要でした。私の場合、編入学でしたので2年間に3回、面接授業(スクーリング)で実験授業を受ければいいのです。入学前には全然楽勝と思っていました。しかし。。。入学時には分からなかった致命的な「落とし穴」があったのです。。。悪夢でした。。。(前もってにこの事実を知っていたら、多分放送大学には行かなかったと思う位に。。。)

それは「面接授業の優先順位」です。

 面接授業は、設備不足等&かなり混み合って大変な状況でした。
また、 面接授業の単位が揃っていない学生を優先するために、面接授業の単位が20以上ある学生は優先順位が低くなるようになっていました。つまり人気のある授業は、面接授業単位が20以下の時でないと、ほとんど受けることは不可能になっていたわけです。

当時から口コミ的に、放送大学、特に発達と教育コースは、ものすごい人気でした。特に、心理学関連の実験については、その大半の方が「認定心理士」「臨床心理系大学院への進学」を前提とした方ばかりといった状況。。。しかも、実験となると、あまりたくさんの人数を部屋に詰め込んで授業を行う、というわけには行きません。つまり、

心理学実験実習のキャパシティ<<申請者数

だったわけです。(プレミアチケット状態ですね(苦笑))

 放送大学の卒業のためには、当時面接授業を受け、面接授業による20単位以上の単位取得が必須でしたが、私のような編入学生は、取得すべき面接授業の一部が免除されるようになっていました。一般の通学制大学の場合は、すべての授業が面接授業ということだからです。

 私の場合、以前の大学&大学院で、200単位程度を取得しています。ただ、工学部としての単位だったので、必要な20単位がすべて免除されることはないと思っていました。もし20単位分免除されてしまったら、面接授業を受ける時のプライオリティ(優先順位)が一番下まで下がってしまい、人気のある心理学実習の単位をとることは不可能になるからです。

 ちょっと嫌な予感がしていました。「面接授業の設備が不足している」「講師が不足している」等という話しをよく聴いていたからです。。。

 そして。。。6月に免除通知の郵便物を開いて。。。悪い予感が的中してしまいました。20単位全て、免除されてしまっていたのです。

 端からみると、とてもラッキー、喜ばしいことに思えるかもしれませんが、私は激しく蒼ざめました

 面接単位を免除により全て取得してしまった私は、大学側のデータベースでは「面接授業の単位はもうとらなくていいよ〜」とみなされる状態となり、授業申請時に優先順位がかなり低くなる状況となったのです。私の授業を受けたいという意志や目的とは無関係に(苦笑)

 面接授業は、全国各都道府県の学習センターで行われます。私は大阪SCに所属していましたが、他県SCの授業の申請も可能です。ただし、他県の面接授業は、そのセンター所属の学生が優先されるので、私はさらに優先順位は低くなります。

 しかも、もし2年間で(認定心理士の申請に必要な)実験単位を取得できず卒業してしまったら、もうこの大学の同じ学科に再入学は出来ないわけで。。。まさに最悪です。。。

この事実を知っていたら、最初の面接授業の第1回目の申請時(1999年春)に「心理学実験系の授業を申請しまくる」という手があったのですが、6月(免除通知)が来た時には時すでに遅い。。。。

第2回目の申請(1999年夏・集中)、第3回目(1999年秋・土日)、第4回目(1999年秋・集中)は関西・中国地方を中心に多数、申請したにもかかわらず、すべて却下されてしまいました。おそらく優先順位で。。。。

もちろん、こういった優先順位は1学生として納得できるものでしたし、大学=資格取得講習ではないし、この資格自体、そんなに固執する価値があるかどうかというと。。。私の場合は、工学部から進んでいるという意味で、大学の卒業よりも「心理学に興味があり、学んでいる」という証としては、大学卒よりも、(たとえ基礎的な資格でも)当時の私にとっては必要でした(ーー)。

 また、最後の手段というのもありました。4年生(編入2年)でもし実験実習が受けられなかったら、卒業後他学科に再入学し、1回生の状態で実験実習の単位をとり、中退するというものです。