明稜トーク&ジャンプ感想のコーナー
明稜トーク&ジャンプ感想のコーナー




 明稜関係の様々なトークコーナー。
感想は思いっきりネタバレですので、ご注意を。


新しいものほど上にあります



Monday, 27-Jan-2003 21:52:10 JST
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ちょっと女の子になってみる?

 受けの女装ネタっていうのは、なんだかんだいってもやっぱり萌えネタの一つです。
 『受け女装が好き!』と大声を出して言うことは出来ないですけど、女装ネタ漫画で可愛ければつい読んじゃうよねって感じで。

 さて、女装には大きく分けて二つあると思います。どういうのかというと、姫女装巻き込まれ女装 です。もちろんこんなこと言っている人はいないので、いつもながら私の造語ですけど(笑)
 一般的に女装ネタで受けるのは(というか萌えの初期に浮かされた頭で考えつくのは)姫女装の方ですね。
 典型的なのは文化祭で白雪姫をさせられることになった受け!王子様とのキスシーンがあってドキドキ というベタなやつですね(つーかこのまんまのボーイズラブを読んだことがあるよ)。
  明稜でこれをやるとしたらやっぱり青木受けが一番でしょう。 文化祭恒例の生徒会によるレクレーション劇。すったもんだがあって、主役は青木に決まる。そしてクリフとのキスシーンが。 いつも仲良くしているクリフさんなのに、キスをしてから妙に意識してしまい………という感じでしょうか。本来、お義母さん役は梧桐さんが適役(…って)でしょうが、ここは恵比須がいいですね〜。セリフは棒読みで!でも毒リンゴとかちょっと楽しそうに作ってるんですよ(笑)
 この手の女装ネタはやっぱ姫系の人じゃないとしっくりいきません。例えば、明稜きっての受けと名高い半屋なんかには、まったく姫要素がないため、文化祭女装ネタをしたいならだますとか拉致るとかいう前提がないと無理でしょう。だましたり拉致ったりしたらネタにはなりそうですが(笑) 当然、八樹にも無理。特に主役の姫は無理。でも嘉神ならできそうな気がします。梧桐さんの一存で嘉神が親指姫に大抜擢!とかいうのなら、一生懸命親指っぽくふるまおうとする嘉神というネタだけでいける感じ。でも受け女装というテーマからは外れますね(笑)

 さて、姫女装にはもう一つあって、それはなにかというと、本当に姫っていうネタです。つまりアレですね、受けがお城に住んでいて、ドレスを着て生活しているというヤツです。姫女装だったらこっちの方がメジャーネタかもしれません。
 単なる姫の場合は、八樹だろうと半屋だろうとクリフだろうと、その受けをかわいいと思っている同人作者さんがいれば出来るものだと思います。「八樹が姫なのきゃ 」みたいな気持ちさえあれば、ナチュラル姫ネタは出来るはずです。ただ、でかさが笑いにつながる(←失礼)嘉神とは違って、身長が笑いにつながらない八樹の場合、そのまんま姫にするのは問題があるよーな気がしますが、中学生いじめられっこ八樹を姫にしてみるとか(いじめられっこ姫ですね。微妙に萌かも)、すでに姫にしているわけですから、身長もさっぱりと無視してみるとかしてみるとよろしいかと思います。
 今書いたのは、男か女か不明の姫という生き物にする場合のことで、この場合ならどんな受けでも(同人作者に愛がある限り)いけるだろうという話だったわけですが、そういう謎の生き物である姫ネタだけではなく、男なのに姫というネタもあります。
  たとえば、姫の美貌を武器にして国力のアップをしている国があったとして、しかしその国には姫が生まれず、やむなく美貌の王子を姫として育てることに………とかいう話です。
 私が実際読んだことがあるのは、四人兄弟(全部男)全員を姫にしている国の話(しかもその4人が全員別々のジャンルの受)とかいう話で、昔の大手はむちゃすんなーと思ったものです。
 それはおいといて、もし明稜でこのネタをやるならやっぱ梧桐受でしょう。
 生まれた子供が王子だったら、自分にわざわいをもたらすという予言を受けた梧桐父。そして梧桐父は生まれてきた男子を次々に殺していった。
 そんなとき、側室の一人、伊織に元気いっぱいの王子が生まれる。その子供を自分の手で育てようとおもった伊織は一計を案じ、生まれた梧桐を姫として育てることにした。
 そして十数年の月日が流れ………
 明稜王国の梧桐姫はその凶暴さとその美貌で、近隣に名をとどろかせていた。 また小さな大公国の王子(公子って言うのかも)八樹との縁談もまとまり、順風満帆な時を過ごしているように見えた。
 しかし梧桐は生まれて間もない兄たちを殺し、残虐を好み民を虐げる父を倒すための修行を続けていた。
 そんなある日、レジスタンス組織愚流のスパイとして一匹のサルが明稜城に潜り込んできた。サルを発見し、ドレスのまま闘う梧桐姫。サルは機敏だったが、勝ったのは梧桐姫だった。その闘いをとても楽しんだ梧桐姫は、サルにあっさりと本名(男性名)を名乗ってしまう。言われたサルは驚くが、姫が男だろうと女だろうとサルの任務にはなにも関係ない。その重大な秘密(ということをサルはまったく認識していない)を誰に言うこともなく、無事組織に戻る。
 八樹との婚儀が迫りつつあった梧桐姫は、それから逃れるため、サルこと半屋との駆け落ちを決意し、単身レジスタンスのアジトを訪れる。突然の来訪に半屋は驚く。しかし、いつの間にか丸め込まれ、気がつくと姫の恋人でレジスタンスのリーダーだということにされてしまう(実際はまったく違う)。
 半屋を名目上のリーダーに祭り上げ、実質上のリーダーとなった梧桐姫は、父とその王朝を倒す。そして半屋が国王、梧桐姫がその王妃となり明稜に新しい王朝が誕生したのであった。めでたしめでたし。
 本当にめでたいのか、そもそも二人に子供は産まれないのにどうするのか、つーか半屋の意思は?とか色々ありますが、ここはめでたしめでたしということで(笑)

 この手の姫女装ができるタイプのキャラクターって結構限られているような気がします。明稜で言えば梧桐と青木ぐらい?これから見ると主人公系で愛され系ということになりそうです。でも恵比須もいけるかな?いろいろ考えてみると愛されても平気なキャラ(姫として大切にされても大丈夫なキャラ)、もっと言うと、人の好意を素直に受けられるキャラなら姫女装ができると言ってもいいのではないでしょうか。
 さて。女装にはもう一つ、押し切られ女装というタイプがあります(もちろんこれも造語ですよ)。どんなのかというと、自分の意志に反した女装のことですね。
 例えば、明稜女子を狙ったスカートの裾切り裂き魔がいたとしましょう。おとり捜査をすることになったとして、まず一番始めに女装させられるのはきっと青木だと思うんですよ。でも青木では切り裂き魔をつかまえられそうにないですね。女に間違われ、まんまと裾をきられて終わりっぽいです。青木は巻き込まれ女装型でもあるとは思うのですが、巻き込まれの良さが出にくいですね。やっぱ姫系の方が良し。
 切り裂き魔対策の次の作戦として四天王が集められたとしましょう。 この場合、どう考えても適役は御幸です。強いし、見た目女だし。しかし、誰かがおとりになるという話になった場合、御幸が適役だと気づく人は本人も含めてほとんどいないんじゃないですかねー。意外に梧桐さんも気づかなさそうだ(笑)
 まあ気づいて八樹ぐらいですか。でも八樹だって、「御幸君がやれば………でもやんなそうだしな」レベルでしょう。しかし、もの言いたげな八樹の視線に気づいた御幸は、「怖いわ。半屋君おねがい!」とさっさと半屋に矛先を向けそうな(笑)  
 なんでしょう、半屋って頼みやすい?命令しやすい?というところがあるので、それに気づかれてしまったら終わりというか(笑) 結局「メイクは私がやるわ!」とか押し切られてしまいそうです。梧桐さんも嬉々としてやらせそうだしな。
 こういう押し切られ型なのは他に嘉神とかかしら、と思いますが、嘉神はどちらかというと理論で押し切られるタイプですね。例えば身長2Mの女を狙った痴漢が出没したとか(←一体どんな状況なんだか(笑)) 「おとりになれるのは嘉神君しかいないよ」という状況なら、恥ずかしがりはするでしょうが、きちんと女装してくれそうです。

 こう考えてみると、女装ネタを考えにくいのは八樹ですねー。いや、絶世の美女として舞台に立つとかならもしかしたら別に嫌がらないかもしれないんですが、そういう意味ではなく、ちゃんと女装ネタとして考えるとかなりきついものが(笑)

 まとめがまったく思いつかないのですが、そうですねー、女装にはいろいろ種類がありますね、というところでまとめておきましょう(笑)


ある日いきなり吸血鬼

 さて、今回は「いきなり吸血鬼になってしまったら」トークなのですが、その話にはいる前に、色々縛りを外しておきましょう。
 吸血鬼には様々な縛りがありますね? 例えば吸血鬼が血を吸うと相手が吸血鬼になるというアレですが、私、あの縛りが嫌いなんですよ(笑) いや、本当に嫌いなわけではなくて、むやみやたらに吸血鬼が増えるような設定がイヤ、ということですね。そうしたら世界中、あっという間に吸血鬼だらけだ(笑)
 これを避ける方法として考えられる設定は、血を吸うとゾンビのような吸血鬼を増やせる真の吸血鬼と、ゾンビ吸血鬼(仲間は増やせない)の二種類がいる、という設定とか、吸血鬼の血の吸い方には仲間を増やす本気吸いと食事のためだけの食事吸いがあるという設定だったりします。実際は真の吸血鬼設定の方がいろいろ萌えだとは思うのですが、今回はもともと吸血鬼ではなく、「いきなり吸血鬼」トークなので、本気吸いと食事吸いがある設定を取ろうと思います。ま、実際萌えなのは八樹は元々誇りだかい吸血鬼の一族、ただし伴侶を一人だけ一族に引き入れることが出来る…とかの方ですけどね!
 さて、あと面倒なのは太陽に弱いとか十字架に弱いとか、ニンニクに弱いとかいうあれですね。あれもきちんと使うと微妙に面倒なので、軽めに使う方が今の流行っぽいですよね。ま、吸血鬼半屋はちょっと太陽に弱い、ぐらいなら結構萌えですが、まったく外にでれないというのは色々面倒です。
 あ、あと血を吸う量も適当にして欲しいですね。一回一回人を殺していたのでは、特に現代日本物の場合色々面倒ですから。血を抜かれた謎の死体が話題になって、というのも萌えではあるんですが、今回は献血と同じ量ぐらいの血を吸うということで。つまり一ヶ月に一回くらいなら、吸われてもオッケーってことですね(笑)
 かなり無理矢理でしたが、縛りを外したところでトークを始めましょう。

 まずは梧桐さんが吸血鬼になってしまったら、からです。
 梧桐さんが吸血鬼になった場合、伊織の血は吸えると思うんですよ。「吸血鬼になったらしいのだ」「そう」〜〜血を吸っている〜〜「足りるかしら?」「わからん」「そう」みたいな感じですね。こういうのも悪くないとは思うのですが、これでは話が進まない(笑) 
 まぁせっかくなので、一回当たりに数量は献血ぐらいだけれど、週に一回は吸わなくてはいけない(つまり4人吸える人がいればオッケー)ということにして話を進めましょう。
 ぱっと考えると、梧桐さんが簡単に吸えそうなのはクリフと半屋ですね。青木に対してはどこか遠慮があるので、無理だと思うんですよ。
 で、半屋に対しては、ケンカする→半屋負け、倒れる→「血を吸わせろ」→「あ?」→吸う→梧桐さん去る→「なんなんだあいつ」 のコンボでオッケーだと思うのですが、意外にクリフが難しい。梧桐さんはクリフも意味なく殴れるのですが、クリフを殴った場合、クリフったら次の瞬間に復活しているので、「血を吸わせろ」が入る余地がないんですよ(笑)
 まぁそんな冗談はおいといても、梧桐さんってクリフが思い通りになんない(梧桐さん基準)から殴るのであって、言うこときかせるために殴っているわけではないんでしょうから、結構難しい。しかもクリフは半屋と違って、吸われた後なにも梧桐さんに尋ねないってわけでもないでしょうから(笑)
 でもまぁクリフはどうにかなるとして、問題はあと一人です。
 梧桐さんが血を吸えず、よれよれになって本当に困っている場合、伊織にはぜひ、他の人に頼みに行って欲しいものです。御幸に頼むときゃぴきゃぴ大変そうなので、ここはぜひ八樹に! 「梧桐君、血が欲しいんだって?」と首筋を差し出してもらいたいものです(笑) それを梧桐さんが吸えるかどうかはかなり微妙ですが(笑)

 次に半屋が吸血鬼になった場合ですが、なんかさ、まず死にそうなんですけど(笑) 血を吸うのって面倒じゃないですか。いちいち獲物を探したり、許可を取ったりしなきゃいけないし。そんな面倒なことするよりはどっかで灰にでもなっている方が楽そうですけど、それはそれで萌えですが、話が進みません。
 さて、そんな半屋なんですが、もし他人の血を吸う甲斐性があったとしても、吸う血をえり好みしそうなんですよね。本来おいしいはずの血、聖なる処女の血とかは、濃すぎて受け付けなそう。むせてしばらく寝込んだりして(笑)
 そんなのよりは適度に汚れた血の方が楽そうです。梧桐さんの血より、八樹の血の方が楽そうだ(笑) でも嘉神の血はたとえ聖なる属性があってもなんともなさそうです(笑)
 半屋の場合、梧桐さんやら八樹やらの血を吸うよりは他の一般人を襲いそうです。御幸は微妙。御幸がお色気で迫っていたら吸いそうですが、純情・純粋にラブだったりした(しかも本人が気づいていない)場合には、なにがあっても吸わなそうです。クリフについてはなんの感慨もなく吸いそうですが、青木は絶対吸わないでしょう。あと伊織も何があっても吸わなそう。別に梧桐さんがらみじゃなくて伊織がいた場合(パラレルとかで)別になんの感慨もなく吸いそうですが(笑)
 

 さて。明稜で一番吸血鬼が似合うといえば八樹ですね。なんといっても吸血鬼顔!(←なんでしょう、それは(笑))ですし。それに、聖なる処女の血とかもきちんと効果ありそうだし(笑)
 でも微妙な利己的さが逆に働いて、恋人とかの血は絶対にすえなそうな気がします。妙な逆ギレでもしない限り、他人に秘密を漏らして吸わせてもらうということはできなそうです。ま、その「妙な逆ギレ」が八樹の味でもあるので、わけわかんなくなって「そうさ、俺は吸血鬼なんだ!」(しかし実は相手はそんなこと気づいていなかった)みたいなのもありかなーと思います。
 味に関してはグルメでしょう。なので、まずい血はまずく感じそうですが、まずいから飲まないとまではいかず、まずいけどとりあえず飲んどかないと後でおなか空くし、って感じで飲んでおきそうです。おいしい血にも「あ、これはまあまあマシ」とは思っても、うっとりとまではしなそう(笑)
 吸血鬼と言えば不老不死ですが、八樹の場合、しばらくは自分が不老不死であることに満足できても、途中で孤独に耐えられなくなって一人寂しく死んだりしそうです。そういう観点からいくと、半屋はなんだかとりあえず生きてそう、もしくはなんらかの原因でうっかり死にそうですが、梧桐さんは業を背負ったまま(本当は死にたくても)生きてそうです。

 さて他の人を考えてみれば、伊織が吸血鬼になって、自分はもう梧桐さんの役にたてなくなったと思いこんだ場合、などというのはストーリー的には面白そうですが(あと梧桐さんの血を吸わなくてはいけなくなった場合とか)、ここは一応やおいメインサイト(なのか?)なので軽く流しておきましょう。  あとクリフは吸血鬼になった場合、意外に落ち込みが激しそうです。女の子をたらしこんで血を吸わせてもらうというのも出来そうにないし。まさか梧桐さんにも頼めないし。人も襲えないし、だからといって死にたがりもしないだろうし。落ち込んでめそめそになったところで梧桐さんに助けてもらうって感じでしょうか。
 青木の場合、なんだかおろおろして落ち込みそうです。でも彼の場合、本当に心から結びついている恋人がいたら、秘密を打ち明けて頼めるかもしれないという男気がありそうです。でもそれで血が足りないときは大問題ですが(笑)
 嘉神はなんだかかわいそうなのでパス。やっぱこう、他人の血は吸えない嘉神でいて欲しいものです。ミユキちゃんはいまいち面白くないのでパス。ふつーに吸血鬼になりそうな気もします。恵比須はおもしろすぎる展開になりそうなので逆にパス(笑) 独自の研究で吸血鬼を克服しようとして、失敗を繰り返す吸血鬼ですね。ネタとしては一番面白そうだ(笑)
 今回はカップリングなしで書いてみましたが、やっぱり吸血鬼で一番萌えるのはカプものです。薔薇と血って感じのカップリング系吸血鬼ものが読みたいよー!!と叫んで、トークを終わらせていただきます。

 


 

由来を調べてみる

 今読んでいる本に繰り返し早良親王の祟りが!とか早良親王は日本最大級の祟り神で〜とかいう記述が出てきます。
 まぁ有名な話ですし、ふぅんという感じだったのですが、ふと「早良さんってここからとった名字なのかね〜、そういえば八樹も沙羅双樹だとか聞いたし、半屋はからくり人形師だしなぁ………」と思いつき、今更ながら調べてみることにしました。

 調べる前からわかっていたことを書いてみます。ちなみに「必ずこうのはずだ」と思っているわけではありません。

 早良さん   →早良親王。無実の罪をきせられたせいで憤死し、めちゃめちゃ祟った人。桓武天皇はこの人の祟りから逃れるために、都を次々に捨て、風水上完璧な平安京を作ったのではと推測されている。崇道天皇(実際に天皇だったわけではない)

 八樹   →どうもお釈迦様が入滅したところにある沙羅双樹をまとめて言った言葉っぽいと、ある明稜サイトさんに書いてあった。

 半屋  →からくり人形師に同姓の人がいる(ただしこれは人形師ネーム。本名は別)。
 また実際にこういう名字の人もいる(しかも東大生(笑))
 これも別の明稜サイトさんに書いてあった。

 梧桐さん  →アオギリという植物らしい。ただ、『十二国記』に梧桐宮(ごとうきゅう)なる宮殿がたびたび出てきていて、しかもそれがかなり大事な場所だ。唐突にアオギリの名前を宮殿名(しかも大事な)にするとは考えがたいので、きっとなんか元ネタがあるはずだ。あと碧梧桐という俳人もいることだし、きっとなんか意味があるはずだ。

 御幸  →行幸(みゆき)にちなんでいると思われる。日光の東照宮あたりに御幸って地名あったけど、たぶんそれも行幸にちなんでいるんだろうし。


 恵比須  →読んで字のごとく。

 嘉神   →嘉というのはよい漢字のはずだ。神はいわずもがな。


………と、結構みんなそれなりに偉い系の名字であるっぽい。
 というわけで調べてみました。

―――しかし図書館ではなかなか見つかりません。見つかったのは「青木は青い木という意味です」という「わかってるわ!んなもん!」というのとかでした(笑)
 しかし青木はこじつけられる意味がないですねぇ。主人公格なのに。

 そして実在する名字のはずの「半屋」さん。それなのに日本の名字八万とかいう本にありません(某サイトの管理人さんのクラスメートだったとかいう「半矢」さんはありましたが)。
 おかしいな、と思っていたところ………なんと「半屋」さんは「はんや」とは読まないことが判明。
 ―――「なかりや」だって。これじゃほとんど難読名字。たぶん例の東大の「半屋」さんは確率から考えて「なかりや」さんなんでしょうねぇ。
 というわけで、「半屋」で「はんや」なのはからくり人形師「半屋春光」さんのみである、という結論でよろしいかと。
 ちなみに、半屋春光(はるみつ)さんは般若心経から名前を取ったそうです。
 東京新聞の記事:
「般若波羅蜜多(はんにゃはらみった)」からの祈りを込めた半屋春光の人形師名。人間をかたどった人形は、昔から神霊の依代(よりしろ)として、作った人の祈りが込められていた。
 ―――なんというか微妙に萌えなのですが(笑)

 まぁ大きくくくれば、半屋さんは仏教系の名字だと。昔、hannyaでグーグルイメージサーチをやったとき般若心経と般若面ばっかでてきたしなぁ。(っていうか多分、般若波羅蜜多からとったというところも含めて半屋春光氏にちなんだ名字なんじゃないかと思いますが。半屋さんかなり人形っぽいし。別に依代でもおかしくないし(笑))

 八樹は仏教用語集などで見つけきることができませんでした。しかしお釈迦様が四隅に沙羅双樹がある場所で入滅したことは確実。4(四隅)かける2(双樹)で8本ということですね。
 なんか入滅時にはその八本の樹が白く枯れて、お釈迦様は涅槃に旅立ったんだとか。涅槃とか、入滅とか、やっぱ八樹っぽいと感じるんですがどうでしょう?

 さて、梧桐さんは調べきれなかったのでインターネットです。
 まず十二国記をひっかけてみました。楽してます(笑)
 この小説での梧桐宮っていうのは鳳凰などの鳥が住む場所みたいですね。
 十二国記を読んでいない人にはイメージがつきづらいでしょうが、王の即位や退位を告げる鳥(白雉)なるものがいまして(これはストーリー上かなり重要)、それが住んでいるところもこの梧桐宮の内部に位置します。
 というあたりを踏まえて「結局、梧桐とは何を意味しているのか?」を探ってみました。
 早い話が中国で(十二国は中国を踏まえているので)梧桐とはなんの意味を持つのかを探したわけですね。

 で、わかったこと。
 そもそも鳳凰という鳥は梧桐の樹にしか巣を作らないのだそうです。
 で、しかも鳳凰の鳴き声は「聖天子誕生」なのだそうです。まぁ想像上の鳥ですから(笑)
 まぁというわけで、聖天子と梧桐と鳳凰は一セットになっているわけです。
 徳のある皇帝のときは鳳凰が鳴く、しかも鳳凰は梧桐のあるところにいる、ということでしょう。
 というわけで、鳳凰と梧桐は皇帝のシンボルということになります。
 結局、極論すれば梧桐=皇帝だ、と。日本ではその意味で桐紋(日本には梧桐がなかったので、普通の桐が梧桐の代わりになった。天皇家もこの紋章を使っていた)を使うようになったらしいですし。
 
 あと御幸はやはり行幸からきているみたいですね、地名の場合。
 それと「嘉」というのは「よい。立派である。優れている。美しい。よろこび楽しむ。以上いずれも「めでたい」の意味がこめられており、人生の幸いを願って名前に用いられる。」という意味の字だそうです。

簡単に分類すると。

天皇系  御幸、早良、(梧桐)
神様系  恵比須、嘉神
仏教系  八樹、半屋
皇帝   梧桐

というところでしょうか。

 あと、微妙に萌えが低くなるのですが、八樹さんという名字のゲーム原画師(八樹とどっちが早いのかは不明)と嘉神という名のゲームキャラ(嘉神とどっちが早いのかは不明)がいることもわかったので、もしかするとゲームからということもあり得ます。これだとやだなぁ。でもゲームは外せない要素だしなぁ。

 

 でもやっぱ
 梧桐=皇帝、八樹=涅槃、半屋=人形、早良=怨霊というあたりは萌えとしてプッシュしたいですね♪

 さらに調べてみました。嘉神というキャラ(月華の剣士のラスボス?)の方が嘉神より先ですが、八樹さんはエロゲーのゲンガーなので多分関係ないと思います。


 

明稜妖魔夜行

   普段の人間の姿は仮の姿、その本当の正体は―――
 というわけで、今回は「明稜のみなさんが妖魔だったらどんな妖魔か」というテーマです。普段は人間で、実際の姿は妖魔というのがポイントです。
 つまり「妖魔夜行(テーブルトーク)のキャラクターとして使うならどんなキャラクターデザインにするか」ということなんですが、このテーブルトーク、知らない人の方が多いだろうし(笑)
 
 まずは八樹です。八樹が実は妖魔―――いくらへぼくてもこれは萌えです(笑)
 やっぱりね、奇をてらわずにいくと、ここは「刀」できまりでしょう。あれですよ、妖刀村正かなんかの、たたりを呼ぶ日本刀ですね。真夜中になると白刃から血を滴らせ、不気味に鍔鳴りしているような。
 そんな八樹でしたが、梧桐さんに調伏され、微妙に改心したんだかしていないんだかの感じで祟るのをやめ、人の形をとるようになった、と。
   梧桐さんが闘うときには武器として使われるんですが、まだちょっと血を滴らせていたりするとロマンです(笑)

 次は嘉神です。嘉神はね、しかありえないでしょう、いかに見たまんまでも(笑)
 神木についているような白いひらひらがついている(あれ、なんっていうんでしょう…)茶色い大岩ですね。
  好みとしては山伏が修行をしている険しい山の崖の上かなんかにある大岩で、山伏が生命の危機に瀕しているときに現れ、導いてくれる伝説の山伏。もしかするとそれはいつも山伏たちを見守っているあの大岩かもしれない……という感じの大岩がいいですね!山伏の格好似合いそうだしね。
 こういう大岩なんかは妖魔というより、少し神様入っている感じですね。なので、人間化した嘉神も正しいことには優しく、正しくないことには厳しいと(笑) メガテンならライトロー(正しいこと好きで融通が利かない)って感じですね。

 続いてはクリフです。クリフはなー、なんか人間以外って感じがしませんね。なので元人間です。うーん、幼くしてなくなった洋館に住む異人のおぼっちゃま、って感じ? そんなおぼっちゃま(推定年齢6〜8歳。半ズボンスーツにネクタイ着用。当然白いソックス。しかも少しさびしげ)の肖像画あたりでしょうか。
 その肖像画が夜な夜な悲しげに泣き出す、と。
 梧桐さんが退治に乗り出すと、その肖像画にやどっていたおぼっちゃまの霊が「ありがとう。ただ一つだけ思い残すことが。一度外で遊びたかった…」と。
 ―――のはずが、今はすっかり成長してしまい、青春を謳歌している、と(笑)

 ミユキです。ミユキはね、猫又でいいでしょう(またぞんざいな)
 なんか猫又ってだいたい女らしいのですが、ま、三毛猫のオスが長く生きすぎて猫又になってしまったと。三毛猫のオスといえばおかまですから(笑)

 さて半屋です。そう考えたときに「半屋は白いから雪んこだよな〜」と思ってしまい、それ以外のネタが出てきません。しかも雪んこ設定は膨らむばかり。仕方がないので雪んこです(泣) しかも座敷童子みたいな感じで。
 幼くしてなくなってしまった半屋。雪んこになってしまったのはいいのですが、雪んこ仲間となじめません。半屋がいつく家も半屋をぞんざいに扱うので、めんどくさくて転々としているうちに都会に出てきてしまいました。都会は空気が悪くて雪んこの半屋にはよくないのですが、なんとなくそのまま居着いています。
 雪んこですから、半屋が「アァ?」とか言って睨むとまわりの温度が下がります(笑) 座敷童子系ですから、意味もなく同じ場所に居着きます―――ほら! うまくできた(笑)

 つづいて青木をやろうと思ったのですが、「かわいい感じ…どんぐりの精とか?」とは思うのですが、よくわかりません(笑)
 
 梧桐さんは始めは「梧桐さんが梧桐さん以外なんて許せない!」と思って人間(でも調伏とかはできる)かしらと思っていたのですが、「実は神様ってどうよ!?」と思ってしまったのが運の尽き。
 梧桐さん実は神様設定でへぼへぼに回ってしまい(神様、ってへぼんワードですが萌えますねぇ)、現在保留中です。でも梧桐さん神様設定っていいよなー。この場合は、梧桐さんが調伏して回って、自らの眷属としているわけですね。

 恵比須は何よ、クロ助は? などと考え出したら止まらなくなってきたので、今日はこのへんで。
 
    

 


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