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「住い」とは、つくづく住み手のライフスタイルにフィットする事を追求すればするほど、その形、空間は多種多様に変化していくものだなと感じさせられた。 クライアントは独り身の大手会社員。 平日の帰りはいつも遅い。休日前は同僚との飲み会の後、予定が無ければ休日午前中は夢の。周辺がJR本山駅前マンション、住宅、店舗の混在した地域であることも起因して、外界と区画した空間がもとめられた。その為、道路から見える住居部分の外壁には一切窓は無い。二階ダイニング外にあるルーフバルコニーを外壁で覆い、それに面 した窓が住居部分の全ての採光と換気を賄う。もちろん寝室に窓は無い。リビング全てが吹抜けの空間(建物全体としては中2階)となっており、2階のダイニング・キッチンとを繋いでいる。よって、家の中には光の部分と、暗い部分が明確に意図的に存在している。そのことがリビングは光として、寝室浴室は暗としての居心地をよくしているように感じる。玄関を入ればすぐにリビングなのだが、これは設計者としては、きっと一人のフリーライフ、来客も多くなるだろうと考えたからである。毎週、会社の独身の後輩や、ちょっと家を離れて独身気分に戻って見たい同僚達があつまって、好きな音楽をかけたり、壁に照射された映画を鑑賞したり、ゲームをしたりしながら酒を楽しむ光景を想像したのである。今のところ、そんな楽しみはご本人が独り占めにされたままのようだ。だがそれこそが、この住いの形なだったのだろう。

1階は将来退社したときに、プールバーなどを経営したいと言うことで計画されたが、現在貸店舗として使用されている。自然食を使用したカフェを併設した、緑空間のデザイン事務所が入居している。近々そこで屋上緑化をしていただく事もお考えのようだ。(もともとその予定だったので・・・)