これは、鉄骨造の住宅にペントハウスを増築したものです。高さ制限があるため、十分な屋根裏を確保できないこともあり、屋根の構造、仕上、断熱すべてをひとまとめにしようと提案したのが、このウッドスラブです。これは、集成材105×150を屋根スラブとして敷き並べ、木製ダボと、貫通ボルトで縫い合せたものです。このウッドスラブの断熱性能は予想を上回るものでありました。さらに、天然材であるが故に、化学物質の影響もなく(接着剤等は考慮する必要がありますが)屋上であるにも関わらず、良い室環境を生んでくれています。ただ、花火大会の場所が移動して、せっかくの屋上からも見れなくなってしまったことを除けば・・・・。