陶芸

写真(ぐいのみ)
ぐいのみ(処女作品)

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   目 次

1. 私と陶芸
  陶芸をやるようになったいきさつ、現在の作陶をご紹介します。
2. 板谷波山
  現代陶芸の第一人者として尊敬している板谷波山と、その作品について説明します。
3. 小山冨士夫
  陶の詩人と謳われ、研究と作陶の両方を手掛けました。
4. 富本憲吉
  人間国宝、富本憲吉の展覧会を、ご紹介します。

1. 私と陶芸
 私は美術として絵画(木炭、水彩、油彩)を勉強していますが、かねてから陶芸もやりたいと思っていました。今年(2000年)の春にV Ageクラブに入会したところ、所属している大森(地区交流会)では陶芸が盛んで、メンバーの別府さんが、陶芸のベテランであることなどから、三月に一回程度の割合で、茨城県のトップサンテ(大洋村の近く)で陶芸教室を開いています。さらに年に一回は1泊2日の合宿を行っています。
 私は皆より1〜2年遅れて始めたので、そのギャップを埋めるため、別府さんの自宅で個人教授を受けることになりました。最初は手捻りということで、作品としてはぐい呑み、湯飲み、抹茶茶碗、マグカップを作り、トップサンテに行ったときは、丼を作りました。
 工程としては粘土細工 → 素焼き → 釉薬(うわぐすり)かけ → 本焼きとなるようですが、今のところは粘土細工だけで、あとの工程は別府さんがやってくれていました。
 粘土細工としては最初は手廻し轆轤を使い、土の塊を少しづつ器の形にして行きます。最初に上部を作り、次に裏返して高台(こうだい、下部の釉薬がかかっていない部分)を作ります。
 土の種類としては今のところ白と赤だけで、作品によりどちらかを選びます。釉薬との組み合わせにより微妙な色合いが出せます。指先の感触で厚さを測り、なるべく同じ厚さに仕上げて行きます。
 また2000年の秋からは池上にある「夢楽天」(高橋正晴氏主催)に月に2回(ろくろでの粘土細工、高台削りと釉薬かけ)の割合で通い始めました。ここには電動轆轤が3台あり、交替で廻しています。電気炉もあるので素焼きと本焼きはお願いしています。
 考えてみると私の陶芸のルーツは子供の頃、父が陶器・磁器を扱っていたことにあるようです。私の父は上野で時計の小売商を営んでいましたが、戦争中は売るものがなかったため、京都で清水焼きを仕入れ、売っていました。これは戦後まで続いていたので、私が高校の頃まで、近く接する機会がありました。花瓶、置物、抹茶茶碗などですが、何となく郷愁があったのだと思います。

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[Last Updated 3/1/ 2005]