EM農法



☆微生物の働き
 目に見える植物を支えているのが目に見えない微生物群です。
スプーン1杯の土壌の中に1億を越える微生物が住んでいると言われています。それらが有機物を分解し、土壌を軟らかくして作物の生育を助けます。

比嘉照夫

農学博士・琉球大学農学部教授
1941年、沖縄県に生まれる。琉球大学農学部農学科卒業、九州大学大学院農学研究科博士課程修了。1982年から琉球大学農学部教授。「EM技術」の開発者として世界的に知られ、国内外でEM技術による農業、工業、環境、水、そして医学など、多方面で技術指導にあたっている。自然農法国際普及実行委員会委員長、(財)自然農法国際研究開発センター理事、NPO地球環境・共生ネットワーク会長、アジア・太平洋自然農業ネットワーク会長、(社)日本の水をきれいにする会学術顧問、(財)日本花の会技術顧問。主な著書に『微生物の農業利用と環境保全』(農文協)、『地球を救う大変革』(1)(2)(3)、『EMで生ゴミを活かす』、『甦る未来』(いずれもサンマーク出版)、総監修として『EM環境革命』、『EM産業革命』、『EM医学革命』(いずれも小社)など、多数がある。
2005年度 EM特別講演会 in ZUSHI (平成16年10月31日(日)、平塚にて講演会) URL http://www.emj.co.jp/emqa/em_kouenkai.html


☆EM菌の開発
 琉球大学の比嘉照夫教授が、この目に見えない微生物群に注目し、有用微生物を集め培養した物がEM菌です。EMとは Effective(有用) Micro-organisms(微生物群) の略で、作物に有用な微生物を集めています。
 
☆EM菌の中に含まれている微生物群
 EMは5科10属80余種の微生物をタンク培養した液状のもので、その中に嫌気性微生物と好気性微生物が共存しています。EM菌の中に含まれている主な微生物は次の通りです。

乳酸菌−−有機物の腐敗を防ぎ、発酵を進め、有効な養分にする
酵母菌--こうじカビと同じ発酵系の菌で、有機物の有用発酵に導く働きをする
放線菌--抗生物質を生成し、カビや病原菌を抑制する
糸状菌--植物遺体の糖類やセルロース、リグニンなどを分解する
光合成細菌--ビタミンや生理活性物質を作り出し、植物や他の有効菌の活性化を増進する


☆効果
次のような効果を期待することが出来ます。
1 農産物の増収、品質向上
2 発芽、開花、結実、登熟促進
3 作物の生理障害抑制
4 土壌養分の有効利用、肥料節約
5 未分解有機物の有効利用
6 光合成能力のレベルアップ
7 連作障害の軽減
8 病害虫の発生抑止、農薬使用量の軽減
9 土壌の団粒化促進、透水性、保水性の向上
10 種子、地下茎の発芽発根促進
11 有害微生物の繁殖抑制
12 悪臭の除去、汚水の浄化


☆EM増殖法
EM菌を増殖させるためにぼかし肥を作り施用します。
当園では 海藻と米ぬかを混ぜ合わせた物に EM菌と糖蜜を希釈した水でねり、1週間ほど嫌気発酵させた物を活用しています。
お酒のようないいかおりがして菌が繁殖していることがわかります。それを園地に施用する事によって土壌に住み着き、有機物を分解し作物の生育を助けます。

EM菌配合肥料を作っているところ

(米ぬか、菜種。魚粉、海藻などを混合し、EM菌で発酵させようとしているところ)

☆EM使用結果報告
2005年度に水田に施用した結果、生育は順調で、稲の一品種であるキヌヒカリの収量は過去最高を記録しました。 もちろん柑橘類にも施用していますが、昨年(2004)の台風の襲来で樹勢が弱っていましたが、回復基調にあります。

是非この機会にご注文下さい。

みかんのご注文を行うことができます。


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