本の紹介2d

最近読んで、よかった絵本をご紹介します。

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葉っぱのフレディ 71  葉っぱのフレディ
レオ・パスカーリア著 みらいなな訳 1998.10 (童話屋)

 死とは何か、生きるということはどういうことかを、葉っぱのフレディをとおして考えさせる童話です。原作にある何人かの写真家が撮った自然の風景と、翻訳にあたって追加したとおもわれる木の葉(紅葉)とともに、大人にも子供にも心にうったえます。
72 絵本 即興詩人 安野光雅著 2002.11.6 (講談社発行)

 著者が尊敬する同郷の文豪森鴎外が翻訳したアンデルセン作の「即興詩人」を基に安野さんが物語に出てくる場所を、一ヶ所ずつ訪ねながらスケッチした絵と文章の組み合わせです。文語体の作品に触れ、安野さんの楽しいさし絵と共に楽しめる一冊です。
73 Vincent's Colors(フィンセントの色)

 フィンセント・ヴァン・ゴッホの絵と言葉を集めた幼児向けの本です。こんな素晴らしい本で、色や絵に触れることのできる子供達は本当に恵まれていると思います。ゴッホは何度か住まいを変えていますが、アルルからサン・レミの時代の油絵16枚を紹介しています。言葉は主として弟のテオに宛てた手紙からとっています。
74 ルリユールおじさん

 パリの路地裏に、ひっそりと息づいていた手の記憶。本造りの職人(ルリユール)から少女へ、かけがいのないおくりもの。
 作者のいせ ひでこさんが、パリにアパートを借り、何度も路地裏の工房に通って手仕事をスケッチし、絵本にまとめました。
75 だいくとおにろく(日本の昔話) 松居直 再話 赤羽末吉 株式会社 福音館書店発行

 むかし、なだかい だいくが ながれのはやい おおきなかわに はしをかけようとしました。しかし、ながれがはやく はしをかけることができません。だいくが はしをかけるばしょにいって ながれをながめていました。すると おにがでてきて はしをかけてくれることになりました。
76 おおきな木 シェル・シルヴァスタイン作 村上春樹訳 あすなろ書房発行

 あるところに、いっぽんの木がありました。 その木は ひとりの少年のことが だいすきでした。 少年はまいにち その木の下にやってきました。はっぱを いっぱいあつめ、はっぱで かんむりをつくり、木のぼりをし、えだにぶるさがってあそびました。だれよりもなによりも、木はしあわせでした。
77 木のあかちゃんズ いせひでこ著 平凡社発行

 様々な木の種を人間の赤ちゃんにたとえ、新しい命の芽生えと成長の姿を、鉛筆だけの柔らかいタッチで描いた絵本です。擬人化されてはいるものの、正確な描写力で、植物の生き生きとした様子をユーモアたっぷりに伝えています。世界的に活躍する絵本作家の著者が、生命の力強さを描き出しました。

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[Last updated 1/31/2012]