作者からのメッセージ
この絵本を、死別の悲しみに直面した子どもたちと、死について適確な説明ができない大人たち、死と無縁のように青春を謳歌している若者たち、そして編集者バーバラ・スラツタヘ贈ります。
ぼくは一本の木であり、バーバラはこの十年問かけがえのない葉っぱでした。(レオ・バスカーリア)
感 想
死とは何か、生きるということはどういうことかを、葉っぱのフレディをとおして考えさせる童話です。原作にある何人かの写真家が撮った自然の風景と、翻訳にあたって追加したとおもわれる木の葉(紅葉)とともに、大人にも子供にも心にうったえます。
基本的には自然と共存し、輪廻という仏教の考え方を受け入れるわが国の人々には、受け入れやすい考えだと思います。