みんなの広場
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 アクセスされた方々との交流の場です。今月も次の三項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
 5月は、天候は割に安定していましたが、気温は上下が激しかったように思います。それでも、からっとした日が多く、ウオーキングなどに良い気候でした。月末には雨が3日半続き、梅雨入りしたようでした。東北地方では田植えがほぼ終わったようですが、石垣島ではもう稲刈りが始まりました。バラ、あやめなど、いろいろな花が咲くとともに、梅の実が色づき始めました。
1. 「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  「太平洋戦争終結から64年がたち、従軍体験の記録の整理公開が加速されている」との記事を載せました。
2. 5月のトピックス
 5月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 うつわU-Tsu-Wa展
  5月4日、家内と六本木ミッド・タウンの庭の一隅にある21_21 DESIGN SIGHTに、展覧会を見に行きました。
 2.2 箱根ウオーキング
  5月20日、兄弟6名で箱根にて1泊し、石仏・石塔群を巡って散策しました。右の写真は歌舞伎の外題でも有名な曾我兄弟と虎御前の墓です。
 2.3 NMC会津若松旅行
  5月24日から一泊で、NMC主催の会津若松への旅に参加しました。
3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「今月の追加内容」など
 1.1 「今月の追加内容」
 「5 本の紹介」の「35 ウイリアム・モリスの楽園へ」は、3月に見に行った「生活と芸術−アーツ&クラフツ」展のウイリアム・モリスのことが知りたくて読みました。
 「8 ウオーキング・旅行」の「40 大田区の散歩道6−羽田七福いなり」は、羽田に近い京急空港線穴守稲荷駅近くにある七つの稲荷神社巡りのご案内です。
 「11 興味あるリンク」には、「10 趣味1−絵画ほか」の「10.7 その他」に「35 ウイリアム・モリスの楽園へ」に出てきた4つのホームページを追加しました。すなわち「10.7.9 ウイリアム・モリス・ギャラリー」、「10.7.10 レッドハウス」、「10.7.11 ケルムスコット・マナー」と「10.7.12 ビクトリア&アルバート美術館」です。ただ内容はホームページにより、まちまちです。

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 1.2 新聞の記事から 「従軍証言を社会共有財産に」 太平洋戦争終結から64年 記録の整理公開が加速
 太平洋戦争の敗戦から64年となり、従軍経験者は80歳を超えた。従軍体験の聞き取り調査は連綿として続いてきたが、整理された情報として証言を共有できる仕組みは皆無に近かった。体系的史料として整理、公開する活動が近年、急ピッチで進んでいる。

ウェブ上で公開
 元兵士が語る従軍経験の記録映像を網羅的に収集したアーカイブ(保存記録)が8月、ウェブ上で自由に閲覧できるようになる。NHKが進めるプロジェクト「戦争証言アーカイブス」だ。2007年からBSハイビジョンで月1回放送中の番組「証言記録 兵士たちの戦争」向けに取材した内容を、未放送部分を含めて整理し、兵士個人の証言として公開する。
 今回は2ヶ月間の試験的な公開で、約百人の証言が視聴できる。テレビで放送される証言は1人あたり10分にも満たないが、アーカイブには約1時間収録している。
 「今の日本では体験し得ない貴重な記憶。取材した証言は、可能な限り残して利用できる環境を整えたい」。同プロジェクトの専任ディレクター、太田宏一氏(45)は話す。3、40歳代から「戦争の実態を詳しく知りたい」「自分の子供にも伝えたい」との声が上がったことも企画を後押ししたという。
 ニューギニア島西部で9割の兵士が主に飢えや病気で亡くなった千葉県の佐倉歩兵第221連隊、ペリリュー島の持久戦を担った水戸歩兵第2連隊などに従軍した元兵士が、過酷な戦場体験を振り返る。年表や地図、部隊名や作戦名などのキーワードで検索する仕組みも整える。
 「アーカイブス」のサイトではこのほか、戦況を伝えた当時のニュース映画「日本ニュース」の映像も公開する。今後は10年夏に証言数を増やしてプレサイトを開き、太平洋戦争開戦70周年にあたる11年12月の完全オープンを目指す。証言数は最終的に空襲や疎開など銃後の体験も含め1千人規模になる。

原則編集せず
 草の根レベルで聞き取った従軍体験を、アーカイブとして構築しようという試みも始まった。ボランティアの市民でつくる「戦場体験放映保存の会」(東京・北)は7月、元兵士・軍属の証言映像をDVDにして保存、公開する「戦場体験史料館」を開く。
 同会は04年に発足した。元兵士が元兵士に呼びかける形で証言の聞き取りを進め、2千2百人分が集まっている。
 特徴は原則として編集をしないこと。「記憶違いや事実と風説の混同、言いよどみまで含めてすべて残さなければ、戦場体験の全体像をとらえるのに十分だとはいえない」と理事の田所智子氏(42)は述べる。証言数の目標は15万人。同氏は「親せきや近所の知り合いなど、身近な人が戦場体験者の証言を記録してアーカイブに収める仕組みに育てたい」と話す。
 戦場体験の証言自体は、これまでも書籍やテレビ番組などの形で存在した。元兵士が私家版で戦場体験記をまとめた例も数多い。だが「一つのまとまりとしてどう活用するのかという視点は、最近までほとんど顧みられなかった。どんなに貴重な証言も、整理し共有する仕組みがなければ言いっ放しに終わってしまう」。「戦争体験の社会学」などの著作がある筑波大学准教授の野上元氏(37)はそう指摘する。
 戦揚体験の証言を社会の共有財産に育て上げる責任は、証言する側ではなく、受け継ぐ側が負うべきものだとの認識が広まりつつある。
 (文化部 郷原信之)

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活動の主体は孫世代
 戦場証言をアーカイブ化する活動の中心は、孫にあたる世代だ。NHKのプロジェクトや戦場体験放映保存の会でも2、30歳代が聞き取りを担っている。
 「従軍経験者とすぐ下の世代には断絶があった」。3月に「『戦争体験』の戦後史」 (中公新書)を刊行した立命館大学准教授の福間良明氏(40)は指摘する。安保闘争や大学紛争、反戦運動などの中で従軍経験者は「戦場体験を振りかざして下の世代を抑圧する反動的な存在と受けとめられがちだった」。
 祖父と孫になると抑圧的な関係は薄れるようだ。NHKの番組「兵士たちの戦争」で海軍の特攻兵器「回天」の元乗組員に取材したディレクターの西村武五郎氏(27)は「恋や友情など特攻とは直接関係ない話も聞いて、当時の普通の青年の話として特攻の問題を考えられた。自分もその場にいたら、同じような道をたどったかもしれないという想像力が働くようになった」と振り返る。
 ドキュメンタリー映画「語らずに死ねるか!」を監督し、志願して特攻訓練などに参加した人たちの証言を収録した映像制作会社勤務の長尾栄治氏(41)は、「実体験できない戦争だからこそ、一番身近にいる元兵士たちの証言をできる限り集めて継承していきたい」と話している。
(出典 日本経済新聞 2008.5.16)

2. 5月のトピックス
 5月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 うつわU-Tsu-Wa展
  この展覧会は陶芸のルーシー・リィーと同じくジェニファー・リー、木の器(うつわ)作家エルンスト・ガンベールの3人展です。NHKの教育テレビで日曜日の朝9時から放映している「日曜美術館」で、三宅一生さんがゲストでルーシー・リィーさんの紹介がりました(下の記事を参考にして下さい)。その作品を実際に見たくなり、行ってみました。三宅一生さんが会場ディレクター、安藤忠雄さんが会場構成を務め、作品は少し遠くから見るので、普通の展覧会よりは見にくい展示でした。
[参考 日曜美術館(NHKの教育テレビ) 2009年4月19日放送分より]
「陶器のボタンの贈り物 三宅一生と陶芸家ルーシー・リー」 ゲスト 三宅一生さん(デザイナー)
 デザイナー三宅一生は、600を越える陶器のボタンとその鋳型を大切に持っている。イギリスを代表する陶芸家ルーシー・リーから遺言によって贈られたものだ。84年春、ルーシーのうつわに魅せられた三宅が会いに行き、ロンドンを訪れるたびにその扉をたたき続けた。
 ルーシーは、1902年分離派運動全盛のウイーンに生まれた。38年、ナチスの迫害を逃れロンドンに移住。戦時中はボタン作りで生計を立て、戦後本格的に陶芸をはじめた。洗練された技術と感性。静ひつな作品は、手に取ったときの感触まで考え抜かれている。
 世界的な名声を得ながら自信が持てずにいたという三宅は、ルーシーに会うたびに「今がスタートよ。これから何だってできる」というメッセージを受け取り新しい意欲に満ちた。ルーシー作の陶器のボタンから発想した服をデザインしたこともある。
 当代一流のクリエイター三宅一生と、刺激を与え続けた36歳年上の陶芸家。人が誰かから刺激や励ましを得ることでいかに力を得るものか、芸術によるあたたかな交流を描く。
「U-Tsu-Wa/うつわ」 会場と会期 21_21DESIGN SIGHT(東京都港区) 5月10日まで

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 2.2 箱根ウオーキング
  今回、兄夫妻は1日目は夕方に着き、2日目も朝帰るとのことだったので、2人の姉と我々夫婦は車で移動しました。1日目は昼頃に着いたので先ず仙石原のホテルで手続を済ませ、昼食後近くの湿性花園に行きました。コウホネなど季節の花々を楽しみました。湖尻を散策した後、ホテルで兄夫妻と落ち合いました。
 2日目は元箱根の箱根公園、杉並木などを見てからサロン・ド・テ ロザージュでお茶をし、山のホテルや成川美術館でツツジを見てから国道1号の最高地点の近くにある石仏・石塔を訪れました。天気にも恵まれ、楽しい2日間でした。
 2.3 NMC会津若松旅行
  NMCでは年に1回、観光と勉強を兼ねた旅行をしています。今年の行く先は、会津若松で、貸し切りバスで移動し、19名が参加しました。
  第1日目は朝新宿を発ち、会津武家屋敷に昼頃着き、昼食後見学しました。その後、白虎隊が自刃した飯盛山(いいもりやま)、居城である鶴ケ城を訪れ、最後に酒造歴史館を見学して、5時頃、東山温泉のホテル東鳳(とうほう)に着きました。夜食後、皆でNMCの運営方法について討論しました。
  第2日目は柳津にある奥会津地熱株式会社と東北電力柳津西山地熱発電所を訪れ、地熱発電の削井からタービンによる発電まで、施設を見ながら説明を聞くことができました。午後は斉藤清美術館、福満虚空蔵尊を訪れ、6時半頃、新宿に着きました。
  両日共、天気に恵まれ、観光に勉強に有意義な2日間でした。

3. 来月の予定
 来月は次のような項目を予定しています。
 3.1 本の紹介
  「5 本の紹介」に、松井 直(ただし)再話、赤羽末吉画の絵本「だいくとおにろく」(福音書店発行)をご紹介したいと思います。
 3.2 ウオーキング
  「8 ウオーキング・旅行」に、今月末の会津若松旅行を載せたいと思います。
 3.3 リンク集
  「興味あるリンク」を、少しずつ追加したいと思っています。

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[Last Updated 6/30/2009]