みんなの広場
(2007年8月に移動)

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 アクセスされた方々との交流の場です。今月は次の三項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
 梅雨入りが遅いと思っていたら、7月末になっても、梅雨が明けません。
目 次
1. 「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  今月は中旬に臨床心理学者で元文化庁長官の河合隼雄さんが亡くなったので、追悼文を載せました。
2. 7月のトピックス
 7月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 「発掘された日本列島 2007」展
  東京江戸博物館(両国の国技館の隣)で開かれている展覧会に行きました。
 2.2 上山さんのライヴ
  上山さんのバースデイコンサートが岩本町のTUCであり、家内と聞きに行きました。
 2.3 ハイドンの天地創造
  川崎のミューザコンサートホールで、町田フィルハーモニーの演奏会がありました。
 2.4 双の会「祈り」
  友人の息子が出演する「祈り」を見に、森下町のベニサン・ピットに家内と行きました。
 2.5 ヨットによる伊東行き
  佐島に係留してあるノクチルカ(クルーザー)で、伊東温泉に一泊してきました。帰りに少しだけ舵をにぎりました。(撮影は山本祐二氏)

3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  「6 私の愛読書」「7 遠藤周作氏 深い河ほか」「9. 私が愛した小説」の「3. 概要」に「[ 乾いた土地、水のある場所」を追加しました。
  「6 私の愛読書」「8 星野道夫 森と氷河と鯨ほか」「6. 本の紹介」に「森と氷河と鯨」を追加しました。
  「8 ウオーキング・旅行」に「30 足利」を追加しました。
  「11 興味あるリンク」には、今月のトピックスと関連して「10.3 音楽」に「10.3.5 ミューザ・コンサートホール」を、「10.4 演劇」に「10.4.2 ベニサン・ピット」とその「地図」を追加しました。

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 1.2 新聞の記事から 「丹波篠山が育んだ反骨心(河合隼雄[はやお]さんの追想録)」(臨床心理学者・元文化庁長官)
 21日、奈良市で営まれた密葬には、固辞していたにもかかわらず、花束が並んだ。小泉前首相や伊吹文部科学大臣らに交じって、供花元に一般人らしき個人名が数多くあった。
 「親せきのだれも覚えがない。きっと臨床心理の仕事で診た患者さんからだろうと、一同納得。ひそかに感謝している人が大勢いたに違いない。患者のことは決して口外しなかった弟らしい人柄がしのばれた」。兄で京大名誉教授の河合雅雄さんは振り返る。
 ユング派の心理療法家で、日本神話の背景に考察を巡らし、国際日本文化研究センター所長や文化庁長官を務めた。一方で「日本ウソツキクラブ会長」を名乗り冗談とだじゃれを駆使、場を和ませる名人でもあった。幅広い業績と人柄を支えた原点は丹波篠山(兵庫県)の少年時代にある。「感受性が強く、よく泣く少年だった。目はぎょろりと大きく、幼いうちから人の心を見透かすようなところがあった」(雅雄さん)。河合家は男ばかりの6人兄弟。歯科医の父、元小学校教師だった母との間の5男として生まれた。隼雄さんと3男の雅雄さんが京大教授に、それ以外は全員が医師になった秀才ぞろい。「中でも隼雄はずばぬけて優秀だった」 (同)
 試験前に勉強しなくても成績はトップ級。ただ、物事を理屈で突き詰めてはよく大人を困らせた。小学生時代、「ヒトの祖先がサルなら、アマテラスオオミカミは日本で一番サルに近かったのですか」と質問して先生に煙たがられた。
 ユーモア精神は兄弟間で育(はぐく)まれた。雅雄さんから下の四人は篠山盆地の野山で群れ遊んだ。空想の世界に遊び、与太話を吹きかけてはホラ話で返す。モノに乏しく過酷な戦中戦後の暮らしを笑い飛ばし合った。
 チェロ(雅雄)、バイオリン(迪雄)、フルート(隼雄)、ビオラ(逸雄)による四重奏団を結成したときのこと。合奏の練習中に詰まり、「待ってくれ」 「助けてくれ」「こらえてくれ」を連発。そのため「クレー四重奏団」と名付けた。
 反骨の人でもあった。戦時中、名誉とされた少年航空兵を「かわいそう」と評して周囲を冷や冷やさせた。陸軍士官学校への進学を推薦されたが「死んでもイヤだ」とはねつけた。反戦思想をにらまれ、志願した旧制姫路高校への受験を内申ではねられる。このため工業専門学校に進学した。
 それだけに夢などを扱うユング心理学を志してからも、日本神話を研究対象とすることには、軍隊との連想から抵抗があった。しかし1960年代のスイス留学中に担当教官から背中を押され、ライフワークの一つになった。
 脳梗塞(こうそく)で倒れたのは昨年8月。「容体は回復しなかったが、大脳は正常だったようだ。心理学者として無意識を研究してきた弟が、永い眠りにつく前に、無意識の世界を実体験していたのかもしれない」 (雅雄さん) =7月19日没、79歳
(京都支局長 岡松卓也)
(出典 日本経済新聞 2007.7.27 夕刊)
ほかの追想録

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2. 7月のトピックス
 7月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 「発掘された日本列島 2007」展
  大田区・品川区の古墳に関しては、それぞれの区で行われた展覧会に行き、出土品などを見てきました。しかし日本全体に関しては、上野の国立博物館で見る程度でした。東京江戸博物館はで、毎年、出土品の展示を行っていることを知り、行ってみました。東京江戸博物館には二回ほど行っていますが、常設展示場の一部を区切って特別展を開いています。旧石器時代(十余三[とよみ]稲荷峰遺跡[成田市]の小さな槍の刃など)、縄文時代、弥生時代、古墳時代など時代別に、この1年間で発掘された出土品を展示してありました。
 2.2 上山さんのライヴ
  上山さんは今年「古稀」を迎えました。 そこで今回は「JAZZ PIANO連弾 + VOCAL」という珍しい演奏でした。これまでに彼のCDで共演した田村 博(CD “ALLEGIANCE” & “ONLY LOOK AT YOU”)と 嶋津健一(CD “THAT OLD PIECES”)の二人が、連弾で上山さんの「古稀」を祝いました。神宮テニスクラブの仲間約10名と応援に駆けつけました。いつでも美声で、懐かしいメロディーを聞かせてくれます。
 2.3 ハイドンの天地創造
   町田フィルハーモニー合唱団には大学の友人K君と、V Age Clubの友人A君が所属しています。川崎のミューザコンサートホールは、JR川崎駅の西口にできた新しいホールで、聴きに行ったのは今回が初めてです。しかもハイドンのオラトリオ「天地創造」全曲を聴くのは初めてでした。歌詞はドイツ語ですが、舞台の両側に日本語の字幕が出るのと、K君から対訳を貰ってあったので、曲の内容はよくわかりました。
  このところ、星野道夫さんのワタリガラスの本を読んでいるので、アラスカの天地創造とも比較して、楽しみが増えました。
 2.4 双の会「祈り」
  友人の息子高橋広司君は文学座ですが、客演が多いようです。今回の『祈り−テヴィエ一家とその仲間達−』(原題『追善の祈祷』)で前に見たミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」のオリジナル版のようです。主役のテヴィエ役を務めた高橋耕次郎氏は文学座の出身で、その縁で参加しているのだと思います。ベニサンピットは始めて訪れる劇場ですが、劇の内容はとても充実していました。
 2.5 ヨットによる伊東行き
  昨年に続いて遠航に参加しました。母港である佐島マリーナから相模湾を横断して伊東に行きます。乗員は往復とも6名でした。内1名は往きと帰りで交替しました。さらに伊東のみの参加が1名ありました。宿も昨年と同じく、仲間の会社が経営している若槻別邸に泊まりました。
 今年は往復とも風が弱く海面は油を流したようだったので、往きに1時間位帆走したほかは機走(エンジンで走る)でした。9時半に佐島を出港し、伊東まで約5時間半でした。霧が出ていて、あまり見通しがききませんが、GPS(衛星を使った位置判定システム)があるので安心です。帰りは海流に乗って航行するので5時間くらいでした。
 宿の若槻別邸は二度目ですが、昭和の初期に総理大臣を務めた若槻さんが晩年住んでおられた建物で、部屋も、風呂や庭も立派ですし、食事も豪華でした。
 今年は梅雨明けが遅く、天気の心配をしましたが、二日とも曇りで、雨具は必要ありませんでした。

3. 来月の予定
 来月は次のような項目を予定しています。
 3.1 本の紹介
  河合隼雄さんの「ユング心理学と仏教」を取り上げたいと思います。
 3.2 私の愛読書
  今月取り上げた「8 星野道夫 森と氷河と鯨ほか」の新しく紹介した本「森と氷河と鯨」の後半が残っているので、追加する予定です。
 3.3 ウオーキング・旅行
  初旬に軽井沢に行く予定なので、行った場所を追加したいと思っています。
 3.4 演劇
  「趣味」の「演劇」に今月見に行った「祈り」を取り上げたいと思います。
 3.5 リンク集
  「興味あるリンク」を、少しずつ追加したいと思っています。

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[Last Updated 8/31/2007]