古代米の特徴

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古 代 米 ; 黒 米

黒米は、もち米になります。果皮(ぬか)の部分が濃い紫色をしており、これを完全に

精米すると一般のもち米と同様の白さになります。

使用方法は7〜8部搗きで使用します。

黒米の果皮にはポリフェノール系の色素アントシアニンが含まれ健康に良いとされて

います。アントシアニンは黒ゴマ、ブルーベリー、プルーンなどにも含まれ、色が濃い

ほど抗酸化力が強いといわれております。この抗酸化力が血液中の活性酸素を抑え

る効果があります。

さらに黒米はビタミン類や、銅・亜鉛・マンガン等のミネラルなど現代人に不足しがち

な栄養素が多く含まれています。

「薬米」との別名も有り、薬膳料理にも使われています。

白米と混ぜて炊くと鮮やかな紫色に炊きあがります。

古 代 米 ; 赤 米

赤米は、品種によりうるち米ともち米があります。果皮の部分が薄い赤色をしている

お米のことです。あかまい・あかごめとも呼ばれています。

長南町古代稲生産組合で栽培している赤米はもち米です。

縄文時代、日本に初めて伝わった米は赤米だといわれています。邪馬台国や大和朝

廷への献上米だったといわれており、お赤飯の起源と考えられています。江戸末期以

降、赤米は雑草と考えられ、国を挙げて赤米追放運動が始まりましたが、岡山総社の

国司神社、対馬の多久頭鬼神社、種子島の豊満神社等で守り続けてきました。

赤米のヌカの部分にはポリフェノール系の赤色系色素(タンニン)を含んでおり、白米

に比べたんぱく質や各種のビタミン・ミネラルが多く含まれています。

また、赤米には白米の約8倍の食物繊維が含まれています。便秘の改善、血中のコ

レステロールを吸着し体外へ排出する効果もあるようです。

白米と混ぜて炊くとほんのり薄紅色に炊きあがります。

古代米 玄米分析表

分類
品種名
全窒素
タンパク質
カルシウム
マグネシウム
カリウム
黒米
朝紫
1.23g
7.27g
15g
128og
269og
赤米
豊の栄
1.32g
7.86g
10g
119og
228og