恋愛シミュレーション「ときめきメモリアル」が残した物
7.みつめてナイトはときメモ?
2年越しの準備完了(爆)
みつめてナイト、レッドが送り出したときメモ型恋愛シミュレーションだ。
型って言うよりシステムはそのまんま。そのシステムに付加価値をつけて云々、と言うことなのだろうと思うが・・・まぁ、とりあえず。
世界観はファンタジー。主人公は傭兵で、女の子達は様々。学生から王女、マッドサイエンティストに病弱薄幸の女とかか。
まずはそのシステムについて考察を。
ときメモのシステムは何のために作り出されたのか。あれは簡略的に学生生活を再現するためのシステムなのである。
だって、一週間の予定を組んでその通りに学習を進めてテストに備えるわけじゃん。そのためにはあのシステムしかなかった。そう言う点ではこのシステムは秀逸といえる。
ただし、みつめてナイトでこのシステムはどうか。
はっきり言おう。あわん。ちゅうか、おかしい。
いつ起こるとも知れない戦闘に向けて何で勉強せなあかんねん。何で信仰を高めなあかんねん。
だいたいにおいて、傭兵が何の因果で家庭教師なぞしなければならんのだ。何是女学生のご機嫌とらなあかんのじゃ!
ったく。腹立たしいことこの上ない。
ファンタジー世界なのにバレンタインとかクリスマスがあるのはおかしい。おかしいって。
何で日本の慣習に会わせないといかんのだ?そのあたりも作り込みが甘いんだよ。
まぁ、システムで言いたいことは山ほどあるけどとりあえずいったん終わり。
で、キャラクター。
ときメモは高校生と言う制約の中であれだけのキャラクターを作成している。
あれは過去よりの現在に重点を置いたキャラクターづくりかと思われる。彼女たちはこれからどうしたいのか、未来に膨らむ期待は大きい。
みつめてナイトは、やる限りではバックボーンが違うため、そのキャラの過去位しか違いがない。表面上の違いが薄っぺらくってそのキャラクターを形成しているのは過去しか存在しない。
現在がない。未来も見えない。そんなキャラクターに魅力なんてあるわけがない。
ギラギラした欲望のまなざし、言い過ぎだがこれが若さ、そして魅力だと思う。
過去を引きずって過去のために今を過ごしているようなキャラに魅力はない。
とはいえ、過去があることに対しては何の問題もない。過去がないことでキャラに薄さが出る可能性もある。
が、ときメモは「高校生である」と言うだけで過去がすべてできあがっていると思う。
一般市民に劇的な過去は必要ないわけで。
みつめてナイトは戦時中なのになんだあののほほんさ加減は。緊張感のかけらもない。
で、もう一つ大きな問題がある。
キャラクター同士の相関図を作ってしまっていることだ。
王女と薄幸の女が実は従姉妹だったり、学生は友達の設定があるとか、そう言うところ。
ときメモは基本的に単独で作られているからキャラを作り込んでいる気がする。みつめてナイトは過去と相関図でキャラを作っているから薄さが目立つ。つうか、魅力がない。
こん畜生。
無駄な時間過ごしているのか?俺。
あ、そう言えばもう一つ不満があるな。
デートに誘うときに別のキャラに遭遇することがある。正直に言うと怒られるし、ごまかすと陰から見られる。
まぁ、切っちゃう事も可能だから良いんだけど、知り合っただけで好意を持っている的な反応すんじゃねぇ。迷惑じゃ。
相変わらずどうもこうもしないキャラから嫌われたりするからよーわからん。お前なんぞ知るかっちゅうに。
まぁ、そんな感じで不満たらたらなんだよね。
テスト代わりの敵の進軍、でも必要な能力は剣技と馬術ぐらい。あと知識とかか。実際は体力さえあれば何とでもなるんだけど。
さらになぜかある文化祭と体育祭。だからときメモと一致させる必要はないんだっちゅうのに。
あー面倒くさくなってきた。
結論。みつめてナイトはときメモをつまらなくアレンジしたゲームである。
すなわち、みつめてナイトはときメモではない!
・・・で、称号がどうした?意味もなくコレクターだけに繰り返しプレイさせるような手段取るんじゃねぇ!
広井王子、貴様には哀れみの言葉も出てこんよ。
次は?
1.ときメモと他の「恋愛シミュレーションゲーム」との違い
2.ときメモの魅力
3.ドラマシリーズとは
4.サターン版ときメモは何故あんなに安いのか
5.卒業したくて卒業した訳じゃない
6.これだけは言っておきたい
用語説明:ときめきスト(ときめきゃー、メモラー等ときめきファンの略称)達が使う(俺だけかも)特殊な用語の説明
ぷれいすてーしょんに帰る