九寨溝(きゅうさいこう・ジウジャイゴウ)


九寨溝は、中国の人気観光地。日本からのツアーも最近増えていますね。私が九寨溝を知ったのは、こんなに人気がでる前、世界中を回ったバックパッカーが最後に行き着くところということで、一時噂になったことを聞いたのです。以前は行くのに3日間かかった九寨溝も、今では1日で行くことができる。もはや秘境とはほど遠い雰囲気だった。九寨溝の入口付近には60軒以上のホテルが立ち並んでいた。

九寨溝とは、九つの寨(村)の溝(谷)の意味で、チベットの村が9つあったことから名づけられた。かつて九寨溝には二つの伐採所があったが、1982年に自然保護区に指定されてから伐採はされていない。1992年に世界遺産に指定された。総面積は720km2 108の湖と14の滝がある。

7:30〜8:30が一番ゲートが込む時間ということで、9:00前にゲートに着いたが、ゲートに着くと人だかり、うわさには聞いていたが、こんなにすごいとは・・・・。昨年から1日の入場制限をして12000人にしたが、それまでは2〜3万人入っていたというのだからびっくり。でも今でもそれぐらい入ってそうだけど・・・・・。ゲートの標高は1990m。入口から奥まで40km。ゲート内は、環境のため、排気ガスの排出量が少ないLGガスバス車に乗る。ツアーで専用バスをチャーターしていたので、スムーズに観光ができた。保護区内は、チベットの村が3つほどあり、そのチベットの住民がこの保護地区などの清掃をやったりしている。

九寨溝の湖が美しく見えるのは、水に鉱物が多く、それが反射してきれいな色を出すのだそう。海子とは湖のことで、九寨溝の湖には○○海と名づけられている。九寨溝はY字型に湖が並んでいる。年に数回熊猫海あたりにパンダが現われるそうであるが、この人ごみ見たら逃げるよね。ツアーで回ったルートは下記のとおり。

箭竹海(Arrow Bamboo Lake) 箭竹とはパンダの好きな竹のこと。 →  熊猫海(Panda Lake)箭竹海と姉妹海 →  五花海(Five Flower Lake) 高台から眺めてから湖の周囲を歩く。→ 珍珠灘瀑布(Pearl Shoal Waterfalls) → 諾日朗瀑布(Nuorilang) → 長海(Long Lake) → いくつかの季節湖を通って→ 五彩池(Five-color Lake)→ 大滝 → 虎池(Tiger Lake)(秋になると池に紅葉が移り虎のもようになる)

最初、九寨溝へはフリーで行こうと考えたけど、中国人の押しのけへしのけの勢いを見て、とてもじゃないけど、フリーで行くもんじゃないと悟ってしまった。それに今では日本から10万円を切るツアーも出てきてるので、よっぽど暇でフリーじゃないとイヤ!という人以外はツアーをお薦めする。またそれにかなり中国語がしゃべれないと苦しい。また、綿陽から報恩寺に行くまでの半日の間に3つの交通事故。松潘から茂県に行く間に3件の交通事故。(観光バスが溝にはまっていた。トラックが斜面に激突。乗用車が道の真ん中で逆さまになってた。)それに10箇所以上の落石。道全体に落石が広がっていたのは2ヶ所。よく無事に茂県に着いたものだ。この時期は、雨期にあたるせいもあるかもしれないが、交通事故は多い。渋滞で到着時間が遅れることもしばしば。それを考慮して旅行計画を立てるべきだろう。現在、九寨溝と黄龍の間に空港を建設中(完成は2年後)とのことだが、いきなり標高3000m前後のところに行けば高山病の影響も出る。今まで通りバスで行くのが普通だろう。

7月、8月が雨期。九寨溝は、年中オープンだが黄龍は10月末まで。7、8月は中国の学校の休み、それに雨期だし、9月に入ってからの旅行のほうが空いてていいかも。ただし、黄龍は9月中旬に雪が降ったりすることもあるそう。

歩道からあふれる人の多さ 熊猫海 民族衣装で写真撮影

五花海 五花海 珍珠灘瀑布に行く途中

チベットの集落 諾日朗瀑布 五彩池



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