さて、旅行社からもらったオプショナルツアーガイドには、ドルフィン・ウォッチングと４WDのツアーがA$231で載っていたが、他に安いのがないかと探すと、A$130台で日本語のツアーがあったので、それに決定。ツアー会社のライトバンがホテルにピックアップに来た。いろんなところを回って、7名の客を乗せてた。大きなバスに乗り換えるのかなあと思ったら、なんとそのバンで行くではないか・・・。びっくり。運転手とツアーガイドは同じ人なのである。ドルフィン・ウォッチングには、シドニーの北に196kmに位置するポート・ スティーブンスに行くわけだが、このツアーには、野性のコアラ探しとワイナリーに行く内容も含まれていた。

まずは、LEMON TREEという避暑地に野性のコアラを探しに行った。行く途中、動物注意の道路標識がカンガルーからコアラに変わっていた。野性は野性だけど、家々が立ち並んでいる公園の中に探しに行くのだ。コアラが見つかる確率は50％とのこと。さっそく１人が見つけた。でもなんとそのコアラは松の木にとまっていた。次に見つけたのは、私。でもそれもユーカリではない木にいた。野性は野性かもしれないけど、すごく高いところにいて、おもしろくないのである。20分くらい散策して終わりだった。

次に訪れたのは、PORT STEPHENS WINERYである。ここでは６種ほどワインを試飲させていただいた。でもおいしくないのである。私はお酒は飲めないけど、こんなおいしくないと思ったワインも初めてだ。ツアーに酒造会社勤務の人がいたので、味を聞いてみたが、やはりおいしくないとのことだった。ここのワインは、ボトルのラベルにポート・ スティーブンスらしくイルカの絵が書かれている。

ポート・ スティーブンスに着いてから20分ほど自由時間があったので、お土産さんに入ったりした。もっとおしゃれな街をイメージしていたけど、土産物とレストランが数件ある小さな港町だった。ここからホエール・ウォッチングも運行しているが、今は時期が違うのでやっていなかった。私が散策している間にツアー会社の人は、ランチボックスを取りに車で出かけていた。

乗船して30分ほどで、遠くにイルカを発見。95％の確率で見られるというだけある。みんな一斉にイルカのほうに走る。また、別のところで発見。だんだんイルカも慣れてきて、船の近くまでやってきてくれた。近づくと必死でシャッターを切るのだが、芸をやってくれるわけでもないので、つまんない。野性のイルカにそんなことを望んでも無理か・・・・。でも、何かやってくれることを望んでしまう。最初あれだけ騒いでた観光客も、船室に入ってしまい、デッキにでている人もまばらになった。この寒いのに船の後ろについたネットにはまっている人がいたのにはびっくりした。（←これでイルカといっしょに泳げるとコピーをうったツアーもある。）約2時間の乗船だった。出来上がった写真もイルカの背中だけが写ったのばかり。

このツアーはっきり言ってしょぼかった。移動時間が長くて往復7時間ぐらいはかかるし、おすすめできないなあ。