ボランティア

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 目 次

1.ボランティアとは
ボランティアとはどんなものでしょうか。
2. 国際的な生活向上(JVC-Japan International Volunteer Center)
 私がリタイア後に始めたソフト開発のボランティアをご紹介します。
2.1 JVCの紹介
2.2 JVCでのOA化への協力
3.地元のボランティア
私の住んでいる大田区でのボランティア活動をご紹介します。
3.1 国際ボランティアから国内ボランティアへ(後方支援から直接参加へ)
3.2 絵画ボランティア
3.3 大田区福祉公社の紹介
3.4 具体的な活動の仕組み
4.小さなボランティア
 私の身の回りのボランティアについてご説明します。
4.1 エルダー・ホステル; 外国人の観光案内
4.2 大田区; アルミ缶集め
5. ボランティア−おもちゃ病院
 
私の元の同僚の山崎幸雄氏が地元の町田で参加している「おもちゃ病院」についてご紹介します。
6.
ボランティアを進める上での問題点(キーワードのみ)
 ボランティアを推進する上で、いろいろな問題点があります。
7参考図書

1.ボランティアとは
1.1 ボランティアという言葉
 日本が世界の国々と交流をさかんにするようになってから、いろいろの外国語、とくに英語が、カナ文字で書かれて使われるようになってきました。これを「外来語」といっています。ピアノという言葉は明治12年、チョコレートは明治32年、そしてラジオは大正9年ごろから日本で使われるようになったといわれています。最近の言葉で日本人の間に日常の生活に必要な外来語として広がった言葉としては、それこそコンピューターやビデオ、ファクシミリなど、私たちの身の回りにあふれています。
 ひとびとのこころを支えるための、ひとをいとおしむこころから自然に生まれた奉仕活動をするひとを英語ではボランティアと呼んでいます。これはもの(ハード)を表現する外来語でなく、こころ(ソフト)を表現する外来語です。
 このボランティアという言葉が欧米で用いられ始めてから2世紀以上も過ぎています。
 ボランティア(Volunteer)とは、ラテン語のVoluntas(英語のwill, desire)に由来する言葉で、ポランタリィという形容詞(自分から出た意図で、自発的という意)に、er(ひと)という作為名詞をつけてできた言葉です。
 音、ヨーロツパで、教会の礼拝のときに、オルガン奏者が、礼拝が始まるときの信者のこころを清め落ち着かせるために、こころのおもむくままに演奏した短い曲のことをボランタリィと呼んできました。

1.2 欧米のボラティア活動の歴史
 ヨーロッパでは、 18世紀のころからボランティアによる奉仕活動が始まっています。カトリックの寺院などで巡礼の旅のひとびとを世話するというようなことがなされたり、またアメリカでは有志の家庭婦人が一軒一軒家を訪ねて浄財を集め、そのお金で病院などを経済均に支えることもなされてきたという歴史があります。
 これらの伝統は、現在にいたるまで脈々とひとびとのこころに引き継がれてきました。いまでは募金活動のほかに、病むひとびとや、からだの不自由なひとびと、また生活に困っているひとびとに、さまざまの援助の手が差しのべられています。欧米では、このようなほとばしる思いから募金をしたり、病院や老人施設、障害者の施設などにさまざまな援助の手を差しのべる運動が国じゅうに広がっています。
 人間各自がもっている財力や労働力、知的・技術的能力などを社合活動に還元するということがあってこそ、社会は向上し、不遇なひとには生きる力が与えられるのです。

1.3 日本ではどうでしょうか
 さて、このようなボランティア活動は日本でも活発になされているでしょうか。
 どうも、日本は欧米に比べて出遅れた観があります。ボランティア活動というのは、時間の余裕のある人や職業をもたないで家庭にいる婦人のやることだと考えられているようですが、それは間違いです。
 仕事をもっているひとでも、家庭にあって子どもたちの世話に忙しいひとでも、学校で教えている先生でも、まだ現役の仕事についているひとでも、当人にさえやる気があれば、ボランティア活動はだれでも参加しうるのです。そのひとの立場に似合ったサービスの場を探せばよいのです。

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1.4 ボランティア活動の内容
 ボランティア活動は、ニーズのある施設や活動団体によって内容はまちまちです。しかしそれは調べればすぐわかります。どんなボランティアの活動があるかを問い合わせてください。日本では温かい手が病院や障害者、あるいは老人施設、いろいろの福祉施設でとても必要とされています。
 そのような医療・福祉施設でなくても、学校、PTA、寺院、教会、運動施設、公園、その他公衆の集まる場などで、いろいろの種類のボランティアが要請きれています。
 各市町村には社会福祉協議会・ボランティアセンターがありますし、また医療・福祉施設には直接出かけていけば、ボランティアの手を歓迎する施設がどこにあるかがわかるでしょう。
 あなたの時間と能力とをもってボランティア活動に責任を持って参加すれば、あなたの家庭の子どもたちは、親の善意の行動を見て成長するわけですから、中学生・高校生にもなれば自分はどのような活動をしようかということを意欲をもって考えるようになるでしょう。
 ボランティア活動の立ち遅れた日本が、急いで欧米並みに、否、それをしのぐような前進をすることを強く願ってやみません。
  「ひとは受けとることよりも
        与えることによって
               一段と成長する」
 与える喜こびをみなで分かち合おうではありませんか。
 現役を退いたひと、子どもの世話の終わったひとたちはボランティア活動に、やる気さえあればかなりの時間をあてることができましょう。日本では寿命が世界のどの国のひとより延びたといわれますが、ボランティア活動に奉仕する時間がそれだけ長くなったでしょうか。なかなかそうとはいえません。

(出典 財団法人 ライフ プランニングセンター 健康教育サービスセンター 「ボランティアをめざして」)

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[Last Updated 7/31/2012]