目次に戻る

トップページに戻る

総目次に戻る

2.国際的な生活向上(JVC; OA化推進)
 以下は1998.10.7にNMC(New Management Club)の「何でも話そう会」で発表した内容のレジュメを加筆修正した。最近関わってきた二つのボランティア活動(国際的な生活向上・地元のボランティア)について説明する。小さなボランティアについてもふれる。さらにボランティアを進める上での問題点について考えてみたい。これからボランティア活動をやってみよう考えている方々の参考になれば幸いである。

2.1 JVCの紹介
 JVC(日本国際ボランティアセンター)は、1980年2月、タイ・バンコックで誕生した市民国際協力団体である。その活動目的は、国際社会のなかで、社会的、精神的、物理的に困難な立場を強いられているアジアやアフリカの人々に協力すると同時に地球環境を守る新しい生き方と人間関係を作り出そうとすることにある。
 現在は次の各地で活動している。タイ、カンボジア、ラオス、ベトナム、エチオピア、南アフリカ、パレスチナ、中南米
 年間の活動予算 4億5千万円(1995年度)、会員約1200名(1992年度)、有給専従スタッフ12名(国内)、43名(海外)
 国内の事業 カレンダー・絵はがきの販売、ベネフィットコンサート、バザー・物品販売
2.2 JVCでのOA化への協力
 1) 海外現地での会計システム(1993.3〜1994.2)
海外でのボランティア活動に当たっての費用の集計は、国によってバラバラで(手書き、パソコン利用など)、フォームも決まっていなかった。そのため年度末の集計や、支援団体への報告等に時間がかかり、正確でなかった。そのためロータス1・2・3(表計算ソフト)のマクロ機能を使って会計システムを構築し、フロッピーディスクを送ってもらい、本部での集計が簡単にできるようにした(プログラムの作成)。
 2) 本部でのクライアント・サーバーシステムの構築(1994.3〜1996.2)
 本部でのデータ集計としては1 会員管理(会員の移動、会費徴収、会報の発送等)、2 寄付管理(寄付者[個人・団体]の住所等の管理、礼状の発送、寄付の勧誘等)、3 販売管理(カレンダー・絵はがきの販売等)の三つがあるが、各業務は独立して行っており方法も手書き、パソコン利用など決まっていなかった。そのため住所管理等が重複したり、違っていたりした。そのためクライアント・サーバーシステムを構築し、住所等の一元管理を行うことにより、事務の合理化、生産性の向上等を図った(方針の決定・仕様の検討等)。

目次に戻る

トップページに戻る

総目次に戻る

[Last Updated 7/31/2001]