みんなの広場
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 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)08に戻る

 アクセスされた方々との交流の場です。今月は次の三項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
 12月も後半に入ると寒い日が続くようになりました。それでも東京は零下になることはめったにありませんが、北海道は零下の日が続いているようです。冬至を過ぎたので日中の時間が長くなり、特に夕方は5時頃まで薄明かりが残っています。
目 次
1. 「新年のご挨拶」など
 1.1 新年のご挨拶
  新年のご挨拶を申し上げます。
 1.2 昨年を振り返って
  新年に当たって、昨年を振り返ってみたいと思います。
 1.3 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.4 新聞の記事から
  高崎の哲学堂に関する記事です。
2. 12月のトピックス
 12月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 ウオーキング「樋口一葉の足跡をたどる」
  NMCのウオーキング仲間で、本郷の菊坂と浅草吉原へ行きました。
 2.2 熊ノ湯スキー
  今シーズンの滑り始めとして、志賀高原熊ノ湯のBSAスキーに参加しました。
 2.3 芹沢圭介の造形展
  智美術館で開かれていた美術展を最終日(12月16日)に見に行きました。
3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「新年のご挨拶」など
 1.1 新年のご挨拶
  新年のご挨拶を申し上げます。
 1.2 昨年を振り返って
  昨年の我が家の行事としては、春に関西と山陰に、夏には軽井沢と佐久平へ旅行しました。
  私個人としては、月に一度位の割で美術展に行きました。
  ホームページは毎月末に改訂版をアップロードできました。こうしてホームページが続けられるのも、健康でいられるお陰だと思っています。今年はホームページ開設10年になります。内容が「私の愛読書」と「ウオーキング」に片寄っているので、少し変えて行きたいと思っています。
 1.3 「今月の追加内容」など
  「6 私の愛読書」「7 遠藤周作氏 深い河ほか」「9. 私が愛した小説」の「3. 概要」に「]U すべての道は]に向う。だが……」を追加しました。もう一回で終わりになります。
  「6 私の愛読書」「8 星野道夫氏 森と氷河と鯨ほか」の「6. 本の紹介」に「4. 旅をする木」を追加しました。
  「8 ウオーキング・旅行」に「33 大田区の散歩道2 洗足池と清水窪」を追加しました。
  右上の写真は清水窪湧水の写真です。ちょっと見にくいのですが、橋の赤い手摺の左上には、洗足池の水源である湧水の滝が見えます。
  「11 興味あるリンク」には、「10 趣味1−絵画ほか」「10.2 絵画」に「10.2.14 智美術館」を、「11 趣味2−旅行」に「11.55 清水窪」を追加しました。前者は、このページの「2. 12月のトピックス」と、後者は今月追加した記事「33 大田区の散歩道2 洗足池と清水窪」に関連する情報です。

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 1.4 新聞の記事から 「一流に触れる寺子屋」−梅原猛氏、磯崎新氏ら文化人を招く高崎哲学堂   熊倉 浩靖
 「挽歌(ばんか)は弔い歌なのに、はなはだ濃厚な男女のもつれ合う姿をもって歌い始めています」
 高崎市のある銀行の会議室で、「万葉の美学と哲学」と題した講演に、数十人の聴衆が熱心に耳を傾けていた。講師は哲学者の梅原猛さん。万葉集に載っている柿本人麻呂のある長歌は、エロチシズムの表現が、夫を失った妻の寂しさを否が応にも高めているという。
 この講演があったのは1981年だ。四半世紀も前のことなのに、「死においてかえって愛を想う。愛のさなかに死を想う。それこそが人麻呂の本領」と夢中で話していた梅原さんの表情が忘れられない。
                                            ◎ ◎ ◎
 無料講演400回以上
 高崎市では69年以来、「哲学」をテーマにした無料の講演会が4百回以上開かれてきた。講師は梅原さんのような哲学者に限らず、物理学者の湯川秀樹さん、経済学者の玉野井芳郎さん、作家の司馬遼太郎さんらそうそうたる顔ぶれだ。
 「哲学をテーマに」とお願いすると「面白そうだ」と皆さん自分なりの切り口を考えてくれる。広い会場は取らず、息づかいの聞こえる距離で講師と聴衆がお互いの顔を見ながら「哲学」を一緒に考える場として存在してきた。
 話をいつもかぶりつきの席で聞いている人物がいた。講演会の企画者、井上房一郎だ。戦後すぐの高崎市民オーケストラ(群馬交響楽団の前身)創設や74年の群馬県立近代美術館開館に尽力したことで知られる高崎出身の実業家である。「政治や教育の手の届かないことを勉強する高崎の寺子屋」として高崎哲学堂を開くのがもう一つの夢だった。
 私が井上と出会ったのは高崎高校1年のときだ。出身の同校を訪れていた井上が突然「次の1月、哲学の講演会を始める。手伝ってくれないか」と言う。井上には、人を引きつけるにおいがあった。会場のイス並べから手伝うことにした。
 第1回の講師は、仏教学者の増谷文雄さんだった。「花は紅、柳は緑。ものはあるがままがいい」。高1の分際で講演を聞かせていただいて以来、そんな一節が心の片隅に焼きついている。次の回にはもう梅原さんが来た。増谷さんの紹介だ。道教学者の福永光司さんや儒教研究の源了園さんなど、一度講演した講師の紹介によって講師は芋づる式に増えた。
 その後私は京都大学に進学したが、学生運動にはまり中退した。高崎に戻ると、井上から「やることがないなら手伝いなさい」と言われた。講師との交渉、講演のテープ起こし、内容を基にした書籍作りなどを手伝った。80年に井上は財団法人高崎哲学堂設立の会を立ち上げ、私は常務理事にしていただいた。
                                            ◎ ◎ ◎
 人を見抜く眼力
 井上には、人の力を見抜く眼力があった。梅原さんが初めて来たころはまだ40代で今ほどの知名度はなかった。しかし梅原さんの話にほれた井上は、何度も講演会に呼んだ。建築家の磯崎新さんを群馬県立近代美術館の設計者として推したのも井上だ。やはり何度も講師に呼び、高崎市民は早くから独自の建築哲学を聞く機会を得た。
 93年、井上が95歳で亡くなった後は、井上の友人で歌人でもある原一雄が遺志をつぎ、講演会は続けられた。ただ「哲学堂」という建物はなかなかできなかった。
 2002年、ある事件が起こった。高崎駅近くの井上の私邸が公売に出たのだ。チェコ出身の建築家、アントニン・レーモンドさんの私邸をほぼそっくりコピーした特徴的な建築だった。洋風構造の中で障子や梁が存在感を持つ空間には捨てがたい魅力があった。
                                            ◎ ◎ ◎
 ふさわしい建物入手
 この家こそが高崎哲学堂にふさわしいと思ったのはこのときだ。財団の基金1億2千万円は、20年以上かけて哲学堂設立のために市民が積み立ててきたお金だ。市民は哲学堂の存在意義を認識しており、投入はすんなり決まった。二つの地元金融機関は合わせて2億円超を融資してくれた。
 3月4日の公売で、旧井上邸は3億1千万円で財団が落札した。私たちはここを本当の「哲学堂」として運営を始めることにした。財団の名前は「高崎哲学堂」に変わった。
 井上はまさか自分の家が「高崎哲学堂」になろうとは思わなかったに違いない。遺志を継いだ原一雄もこの9月、94歳で亡くなった。哲学堂ではこれからも講演会が開かれ、市民は「哲学」に身を浴し続けるだろう。(くまくら・ひろやす=財団法人高崎哲学堂常務理事)

高崎哲学堂では哲学の講演会のほか、美術やデザインの展覧会も開かれる
(出典 日本経済新聞 2007.12.11)

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2. 12月のトピックス
 12月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 ウオーキング「樋口一葉の足跡をたどる」
  NMCでは年に2回位、ウオーキングで都内の各地を歩いています。今回は樋口一葉ゆかりの地として、本郷の菊坂と浅草吉原を歩きました。前半を私が、後半を友人の小林君が案内しました。2年半前にV Age Clubの仲間と歩いたのとほぼ同じコースで、その時の内容は「8 ウオーキング・旅行」に「6 樋口一葉の足跡を辿る」としてこのホームページに載せてあります。菊坂の住居跡と伊勢や質店は昔の面影を良く残しています。吉原は遊郭の面影はありませんが、台東区立の一葉記念館には貴重な資料が沢山展示されています。今回も本郷と浅草の間は地下鉄を乗り継いで移動しましたが、一葉はいつも歩いたのですから、さぞ大変だったろうと感じました。
 2.2 熊ノ湯スキー
  最近はシーズンの始めと終わりにBSAスキーに参加するようになりました。志賀高原熊ノ湯スキー場は早くから滑れるので、よく利用しています。今回は「ポール&小回り」という名前の講習会だっので、小回りが中心でした。
  予定していた友人が身体の具合で参加を取りやめたため、アフタースキーは淋しかったですが、シーズン初めの足慣らしとして練習にはなったと思っています。
 2.3 芹沢圭介の造形展
  智美術館には陶芸展を何回か見に行きましたが、工芸は初めてです。ホテルオークラの裏にあり、東京メトロ日比谷線の神谷町駅出口4bから歩いて約6分です。芹沢さんは一時蒲田で暮らしたこともあり、興味を持っていました。着物や屏風から、本の装幀、カレンダー、マッチ箱のラベルまで、彼独特の色や形で模様を作っています。型紙とのりで紙や布に模様を染める技法ですが、沖縄の伝統的な染め物である紅型(びんがた)に触発されたようです。

3. 来月の予定
 来月は次のような項目を予定しています。
 3.1 趣味
  最近購入したアップルのパソコンiMacをご紹介する予定です。
 3.2 趣味
  暮れに見た衛星テレビの「地球アゴラ」を採り上げたいと思っています。
 3.3 リンク集
  「興味あるリンク」を、少しずつ追加したいと思っています。
 

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[Last Updated 1/31/2008]