みんなの広場
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 アクセスされた方々との交流の場です。今月も次の3項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「11 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
 1月は、いよいよ大寒を迎え、寒さはが厳しくなっています。ただ、月末には寒さが少しゆるみました。日没が少しずつ遅くなることが、春の近いことを感じさせます。
 近くの池上梅園の梅が、少しずつ花を増やしていますが、観梅には2月の中旬頃が良いでしょう。
1. 今月の追加内など
 1.1 今月の追加内
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  今月は正月にちなんで、美術史家・美術評論家として著名な高階秀爾(たかしな しゅうじ)さんの「若菜摘み 春の命に託す祈り」と題するコラムを載せました。
2. 1月のトピックス
 1月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 白馬栂池高原スキー
  6日〜9日にBSAの栂池高原スキーに参加しました。
 2.2 戸隠スキー
  25日〜27日、NMCのスキー仲間と2泊3日で戸隠スキー場に行きました。右の写真は瑪瑙山(めのうさん)の頂上付近で撮ったものです。
3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 今月の追加内など
 1.1 「今月の追加内容」
 「9 趣味」「3. 美術」「2. 絵画作品集」に追加した「43 花とフルート」は、一昨年秋(2012.10)のグループ展に出品した油絵のご紹介です。
 「11 興味あるリンク」に追加した「11 趣味2−旅行」の「11.102 戸隠神社」は、この頁の2.2項「戸隠スキー」との関連です。

 1.2 新聞の記事から
  「若菜摘み 春の命に託す祈り」 高階秀爾


 君がため春の野にいでて若菜摘む
 わが衣手に雪は降りつつ
                 光孝天皇

 新春、日常の喧騒(けんそう)が途絶えた町のなかに、百人一首ののびやかな歌声が流れる。いたるところにまだ雪の残る大地から、かすかな春の気配を漂わせて芽生えて来る新鮮な若菜、その若菜を摘む光景を歌い上げたこの歌は、子供にもよくわかる素直でおおらかな歌い振りで、昔から私のお気に入りのひとつであった。雪の白い輝きと若草の明るい緑の鮮やかな対比、それに貴公子の衣装が華やかな彩りを添える。カルタ会では私はいつもこの歌を狙っていた。
                                  ○   ◎   ○
 実際の体験としては、戦争中秋田に疎開していた時、友人たちと早春の野に野蒜(のびる)やわらびを摘みに行った時の高揚した気分が忘れられない。採ってきた野生の菜は、母が七草粥(がゆ)にしてくれた。
 正月の七日(または子の日)に七草粥を食べるという風習は、邪気を払い、無病息災を保証してくれるものとして、早く平安時代初期、あるいはもう少し前に中国から伝えられ、新年の行事として定着したという。実際に、おせち料理やお屠蘇(とそ)でくたびれた胃を休ませ、不足がちのビタミンを補うという医療効果もあるらしい。優雅な若菜摘みの歌には、その実際的効能への期待もこめられているだろう。
 だがそれだけではない。その奥にはさらに、植物のたくましい生命力にあやかって、子孫の繁栄や五穀豊穣(ほうじょう)を願う古代呪術的信仰の名残が秘められている。若菜を摘むのは「君がため」だという初句がそのことを示していよう。つまりそれは、いとしく思う人に対する求愛の訴えなのである。
『万葉集』開巻冒頭の雄略天皇のお歌
 籠もよ み籠持ち
 ふくしもよ みぶくしもち
 この丘に 菜摘ます児
 家聞かな 名告らさね
は、いっそう率直に、何のてらいもなく堂々呼びかけている。菜を摘む娘に対して名前を告げよというのは、明白な求愛表現だからである。
                                  ○   ◎   ○
 話は飛ぶが、昨年の晩秋、横浜美術館で「横山大観展 良き師、良き友」と題する好企画を訪れた時、冨田渓仙の優品 「若菜摘」 (京都国立近代美術館蔵)に出会って、一瞬戸惑いを覚えた。絹本着色、高さが1メートル62センチという見事な大作だが、若菜摘みの情景など、どこにも見られないからである。遠くに霞(かす)む山脈(やまなみ)を背景に、画面の主要部分を占めるのは泡立つ白波の戯れる岩場とゆったり波に揺れる一艘(そう)の小舟、その上に優美な衣装をまとった三人の女性、それだけである。
 図録の解説によれば、俳句の季題「若菜摘」では、海草類の採取をもこの季題に含めることがあるので、渓仙はそれに倣って、磯菜海藻採取の女性たちの姿をあえて「若菜摘」と題したのだという。とすれば、「若菜摘み」の行事は、海の民も含めて、畏敬(いけい)の念をもって親しむ日本人の自然感情をよく物語るものと言ってよいであろう。 (美術史家・美術評論家)
(出典 朝日新聞 2014.1.15夕刊 「美の季想」欄)

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2. 1月のトピックス
 1月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 白馬栂池高原スキー
  BSAのスキーには、シーズンに1度、参加しています。今シーズンは暮れには行けなかったので、年初の栂池スキー講習会に参加しました。栂池スキー場には一昨年、NMCの仲間と行ったことがあるので、ゲレンデに立ったらコースを思い出しました。ゴンドラが1本あるのですが研修では余り利用せず、4〜5回しか乗りませんでした。クラスの初日は快晴だったのですが、2・3日目は降雪でいま一つの天気でした。学校の同級生が2人と奥さんが2人一緒に参加したので、アフタースキーも楽しく過ごせました。
 2.2 戸隠スキー
  NMCのスキー仲間とは、この時期に場所を選んでスキーに行っています。今年は戸隠スキー場でした。長野まで新幹線で行き、長野−戸隠間は路線バスです。泊まったのは戸隠神社の中社(ちゅうしゃ)近くの旅館ですが、戸隠スキー場は瑪瑙山(めのうさん 1,748m)の中腹を滑ります。変化に富んでおり、面白いコースです。2日目は雪に見舞われましたが、第1日・3日と天気に恵まれました。旅館では有名な戸隠そばを取り込んだ蕎麦懐石を楽しむことができました。

3 来月の予定
 3.1  「絵画作品集」
  2012年秋のグループ展に出展した作品の、最後の1枚を追加する予定です。
 3.2 リンク集
  「興味あるリンク」を、少しずつ追加したいと思っています。

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[Last Updated 2/28/2014]