本門寺

春の本門寺 御朱印
        春の本門寺               御朱印

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大田区池上1-1-1(東急池上線池上駅より徒歩約8分、都営地下鉄線西馬込駅より徒歩約15分)

 山号を長栄山と称する日蓮宗の大本山です。
 日蓮は弘安5年(1282年)病のため身延山から常陸に向かう途中、池上宋仲邸に立寄り、病が重くなりここで入寂しました。宋仲邸は現在の大坊本行寺(本門寺の西側にある)とされています。
 境内には慶長13年(1608年)建立の五重塔(重要文化財)や宝塔・経蔵・総門など多くの文化財が残されています。
 また次項に示すような墓所があります。
 日蓮の命日を供養するお会式は、江戸時代から続く行事で、10月11日から3日間開かれ、特に12日夜の万燈行列は多くの人々でにぎわいます。
本門寺の墓所
 地図を含めた墓所の詳細は別の頁にあります(前行をクリック)。
[加藤清正供養塔]
 鐘楼の後ろにある山内最大の宝篋印塔で、慶安二年(1649)六月十四日清正の娘瑤林院が建立しました。
[加藤清正室の層塔]
 五重塔の参道入口の左側にあり八層だけが残っています。寛永三年(1626)に清正の室、正応院が建立しました。
[前田利家室の層塔]
 五重塔の参道入口の左側にあり五層だけが残っています。元和八年(1622)に加賀藩主前田利家の室、寿福院日榮が建立しました。
[芳心院の墓]
 五重塔の裏手にあります。芳心院は紀州徳川頼宣の娘で、池田光仲の室となりました。宝永五年(1708)に没しました。
[日朗上人の供養塔]
 境内の北側、本殿奥の御廟所の向かって左側の覆堂の中にあります。日朗上人は日蓮の直弟子で、二世です。
[紀伊徳川家の墓所]
 大坊本行寺の裏手の墓域に、広大な紀伊徳川家の墓所があります。紀伊徳川家は養珠院お万の方(家康の側室)の子、徳川頼宣(家康の第八子)を藩祖とします。
松濤園(しょうとうえん)
 今は朗峰[ろうほう]会館[中にレストラン「花むら」がある](寺の北側、川端茅舎住居跡へ行く途中の左側)の庭園になっています。小堀遠州が設計したと伝えられる回遊式庭園で、慶応四年(1868)3月14日に西郷隆盛と勝海舟が、この庭園のあずまやで江戸城明け渡しに関する会見をしたと伝えられ、庭内にその記念碑が建てられています。
  (出典 大田区立郷土博物館「馬込文士村ガイドブック」 新倉善之著「大田区史跡散歩」(学生社))

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[Last Updated 11/30/2006]