ナイトドラマ



2000年に「YASHA-夜叉」で幕を開け、つづく「トリック」で定着したナイトドラマに、ヒット作が生まれた。

金城一紀脚本「SP 警視庁警備部警護課第四係」の平均視聴率はなんと15.4%。重量級の役者を使い、お金もかけてる。バラエティみたいにくどい重複はあるが、平均以上のドラマに仕上がっている。とくに電気を消すシーンを繰り返すところは秀逸。

女刑事はどこかで見たような気がしたが、あのガンジャではないか。「パッチギ!」で一番印象に残ったねえちゃんだ。

「斎藤さん」は昼ドラだし、「篤姫」は朝ドラになってしまい、もうゴールデン枠のドラマは沈没状態。これからも深夜枠がドラマからアニメへという流れに掉さすことができるのか。

そう思ってちょっとのぞいてみたが、諸星大二郎原作の「栞と紙魚子の怪奇事件簿」、「腐女子デカ」は、まだまだ「ケータイ刑事 銭形愛」(02年)には及ばない。

それにしても山下真司を相手に事件を解決していた宮崎あおいが、大河ドラマの主役とは。 瑛太には「のだめカンタービレ」の峰役がきっかけで声がかかったのだろう。大役おめでとう。

(2008-01-29)