[[[ ホノルル '08遠征記 ]]]
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やっと、レースレポートに突入です。

  
 ホノルル動物園からアラモアナ公園までの送迎バス(左)、チームぴあの旗(右)

 10度目のスタートラインへ
 前年(2007年)のホノルルマラソンは、最悪だった。11月に故障(坐骨神経痛)して殆ど走れず、足の不安を、抱えながらのスタート。ひとときは、足が痺れたり、歩くだけでも痛いなんて状態で、記録なんて、とても意識できるレベルでは無かった。その結果は、予想通り、大・大苦戦。ハワイカイで足が止まり、カハラでは気持ちが折れ、ダイヤモンドヘッドの上り坂では、ついに歩き、カピオラニ公園入口では右足が攣り、ゴール手前では、両足が攣った。1歩踏み出すのも、大変で、ゴール目前にして停止。沿道からの、大きな励ましを受け、両足を引きづりながら、這うように、ゴールラインを通り抜けた。記録は3時間30分を軽く超えていた。 あれから1年。。。

 今回は10回目のホノルルマラソン。個人的なメモリアルであるだけでなく、チームぴあのリーダー間寛平さんがアースマラソンへ旅立つため、その壮行レースともなる大会。この1年はホノルルで、ベストパフォーマンスを発揮できるよう、慎重に練習を重ねてきた。記録ではなく記憶に残るように・・・ 目標はズバリ!チーム内入賞(できれば優勝)。完走パーティーで表彰台に上がり、寛平さんから目録を受け取り、握手する。これが、思い描いている、最高の形だ。

 AM4時。
チームぴあの恒例行事である、エイエイオーイベントが終了し、いよいよスタート地点へ移動。いつもは仲間たちと、談笑して過ごす時間も、この日は入念なウォーミングアップに費やした。スタート位置は、最前列から数十メートル。スターターが良く見える絶好のポジションをキープした。心配していた雨は、この時点で止んでおり、ところどころ星も見えていた。

  
 若手演歌歌手、椿あきら(左)とエイエイオーイベントを待つチームぴあメンバー(右)

 やっぱり・・・雨かぁ
 AM5:00 スターター(誰だかわかんなかった)のピストルを合図に花火が打ち上がった。前方の列が動き出す。スタートライン通過まで8秒。仲間たちに別れを告げて、ホノルルマラソン10回目のドラマが幕を上げた。

 
 優勝争いを繰り広げるアフリカ勢

 ウォーミングアップを、入念に行ったせいか、走り出しは快調だった。スタート位置も前だったので、大きなロスをする事なく、走る事ができていた。混雑する最初の1kmでも5分を切っていた。雨を感じ始めたのは、アロハタワーあたりだっただろうか? ダウンタウンのイルミネーションを見て、走っている時は、かなり強く降っていたように思う。毎度のように序盤、襲われる右足と左足のミスマッチ(右足と左足の回転リズムが合わなくなる)を堪え、ペースが落ちないように踏ん張った。

     
 たぶんダウンタウンだと思う? 

 アラモアナ公園に戻ってくるころには、雨は強さを増し、水たまりが気になり始めた。今回使用したシューズはアシックスのスカイセンサーJapan。普段は、あまり履かない軽量タイプのレーシングシューズで勝負をかけていた。底が薄く、最低限のクッションに抑えられているため、足への衝撃やマメの出来やすさなどのリスクは伴うが、軽量であるので、足さばきは楽になる。このメリットに賭けていた。しかし・・・生憎の雨。この雨では、シューズは水を含み、軽量シューズも軽量ではなくなってしまう。

   
 たぶんアラモアナ公園付近(5km地点)かと・・・

 でも条件は、みな同じ。自分でコントロールできない気象条件を、いくら恨んでも仕方ない。全ての状況を受け入れて、自分の持っている力を出し切れば良い。この10年間で学んできたことだ。やることはやった。そう開き直る事にした。カラカウア通りはいつものように賑わっていた。大きな声援が飛び交い、メガホンや太鼓を打ち鳴らす音が響いていた。その前を誇らしげに胸を張って、走り抜けていく。体力に、まだ余裕があるこの辺りはランナーにとって最高の舞台だ。

 たかが・・・雨
 雨は、悪い事ばかりではない。気温が高いハワイでは、ヒートアップしやすい筋肉の温度を冷ましてくれるという有難い面もある。雨が降らなきゃ、汗まみれ。どうせ濡れるんなら、雨のほうが気持ち良い。そういう考え方もできる。ホノルル動物園の裏にある10kmポイントは、43分37秒で通過。1km4分30秒を目安としていたので、このラップは上出来。このままの感覚で押せるところまで押し、帰りのダイヤモンドヘッド(上り)の落ち込み分を貯金できれば・・・3時間10分を切れる。そんな青写真を描いてピッチを刻んだ。

 往きのダイヤモンドヘッドの上り坂は、嫌いではない。まだ足に力があるし、暗いせいか、斜度も気にならない。今ままで、平たんな路面を走り続けていたので、使う筋肉が変わるという点では、気持ちよく上れる気もする。ただひとつ気になるのは雨。雨により川ができて、走れるエリアが限られているため、コースを選んで、走らなければならない。もう既にシューズは濡れていたが、できるだけ水に浸かるのは避けたい。序盤で足の裏がふやけてしまったら、マメができた時に皮が剥けてしまう。皆が同じコースを選ぼうとするので列になる。当然、自分の思うようなペースで動けない時もある。でも、それもみな同じ条件。たかが・・・雨。この日のために走り続けてきた思いを、そう簡単に洗い流される訳にはいかない。

 されど・・・雨
 前日に朝日を拝んだダイヤモンドヘッドロードの、最高点を迎えた。まだ日は昇っておらず、闇が広がっていた。笑顔で戻って、これたら良いな・・・ その時は青空が広がっていてくれたら・・・ そんな事を考えながら下りに入った。ここまで苦にせず上ってきた坂も、下りになると事情は変わる。

 下り下手の私にとって、ここの傾斜は、結構辛い。身長178cmとランナーにとっては、ちょっと大柄な、この体格が災いしているのか、どうしても回転が鈍い。自然と加速してしまう下りに、対応するには、ピッチ(回転)を上げるか、ストライドを伸ばさなければならない。ピッチでの対応ができないので、ストライドを伸ばさざるを得なくなる。しかしストライドを伸ばせば足への衝撃は大きくなる。軽量タイプのシューズ、大きな体(重い体重)は、足への負荷を倍増させる。ここで筋力を使えば、後半に必ずツケが回ってくる。しかも路面は濡れていて滑りやすい。暗くてよく見えない路面に注意をはらい、走る事に神経をすり減らした。

 
 どこの写真だか、良くわかんない。

 ダイヤモンドヘッドからカハラモールへ
向かう途中に15km地点がある。野球グランドの脇に、地味に立つ距離標識。これまで何度となく、見てきたその標識を見落としてしまった。コースを慎重に選ぶあまり、視線が下がり、また横殴りの雨を避けるために、深めに被った帽子が災いしたのか、15kmのラップを取り損ねてしまった。坂や、暗闇はペースを狂わせる。気持ちよく走れていても、それはペースが遅かったから・・・なんてことが良くある。それを修正するために、この5kmのラップは、どうしても押さえておきたかったのに。。。

 カハラモール付近の賑やかな応援ポイントを過ぎると、その後、コースはハイウェイへと上がり、長く単調なメインステージを迎える。闇夜が、白み始めた。黒い空が、紺色へと変わる。ハイウェイに出来ている轍は、長い川となって流れていた。幅の広いハイウェイであっても、水たまりを気にしないで、走行できるコースは限られていた。視線は下がる。相変わらず雨は強く降っていた。びしょ濡れになったTシャツが肌に張り付き、お腹の冷えを感じるようになってきた。 そしてこのあと、またもや、ミスを犯してしまう。

 20km地点見逃し・・・ 15km地点に続き、20kmの距離標識も見逃してしまった。さらにハーフ通過地点。エイドに近かったため、時計を見ずに、後で確認しようと、ラップのボタンを押した筈が、押し損なっていた。時すでに遅し・・・ それに気づいたのは、ハーフの通過板を過ぎて、だいぶ経ってからだった。10km〜15km、15km〜20km、ハーフ通過。こんなに多くの見落としは始めてだった。今、自分が、どのくらいのスピードで走っているのか? イメージより速く走れているのか、そうでないのか・・・ 不安を抱えたままハワイカイへと向かった。たかが・・・雨、されど・・・雨。雨と言えども馬鹿にはできない?

   
 ハワイカイの25km付近だと思う。黄色シャツのランナーと暫く並んでいた。

 記録より記憶・・・いや順位!
 ハワイカイへ到達するころには、明るくなり始めていた。チームぴあの声援を受け、気持ちを入れ替えて、ハワイカイの周回コースへと足を運んだ。小さな橋を渡ると25km地点の筈。しかしここでも見落とした。自分のペースを掴めない不安な状況のまま、ハワイカイを回る事に・・・ (マイルの表示は見つかるのだが、1km換算のペース計算へ変換出来ない。)

 

 不安なまま、ハワイカイを回り終えた。途中沿道の方から、オレンジを1つ貰った。何気ないふれあいだったが、元気が湧いてきた。去年とは違う。まだ足に力は残っている。そして迎えた30km地点。30kmの通過は何とかおさえた。通過タイムは2時間17分4秒。10km地点で1分以上あった貯金は、すべて使い切り、借金を2分以上、作っていた。ここまでの感覚としては、とても気持ちよく来れていたのだが、それはペースが遅かったから・・・という事か? こうなるとここからの巻き返しは難しい。身体に記憶してしまったペースを上げるとなれば、相当押していく覚悟がなければならない。

 記録は意識しないことにした。この辺りの諦め(よくいえば切り替え)は早いほうだ。ホノルルマラソンのコース特性は、よく知っている。30kmから無理なペースアップを図れば、間違いなく終盤失速する。5kmで1分縮めようとすれば、逆に終盤、1kmで1分以上、落としかねない。(だからこそ、30kmまでにコツコツと貯金を作っておかなければならないのだが・・・) ここは我慢。幸いここまで、チームぴあのメンバーには、抜かれていない。スタート地点まで8秒と言うポジションでスタートしたことを、思えば、その前にぴあのメンバーがいるとは思えない。ならば、チーム内1番かも? 鼻っから、ホノルルで自己ベストを出すのは困難と分かっているのだから、ここは記憶に残るレースを・・・。いや順位にこだわるレースを!?

 記録的な魅力はなくなってしまったが、今のペースを、維持できるように、自分自身を奮い立たせた。ハイウェイの折り返しなると、チームぴあの仲間たちの擦れ違いが楽しめる。チームぴあ特有の挨拶を交わして、お互い励まし合っていけるので、長いハイウェイも気がまぎれる。ホノルルマラソンを思い描くとき、まっ先に思いつく風景は、ここだ。時にはハイタッチを交わし合いながら、すれ違う。体は辛いけど、気持ちは楽しい。たくさんのチームぴあのメンバーから声援を貰い、それに応え、また、こちらからも声援を贈った。

 
前へ、前へ
 でも、そんな楽しみも35kmまで・・・ 35km地点でハイウェイを降りるとすれ違いはなくなる。35kmの通過は2時間41分3秒。1km4分30秒ペースをベースに考えていたので、借金は3分33秒。この5kmで1分30秒もの借金を増やしてしまった。1kmあたり18秒のペースダウン。こうなってくると、気になるのは・・・

 記録ではなく順位を意識するとなれば、気になるのは、後ろからの追い上げ。過去に何度か逆転された思い出がある。特にハイウェイを降りて、仲間たちとの擦れ違いがなくなるカハラは鬼門だ。ここで気を緩めると、ペースは急激に落ち込む。高級住宅街のまったりとした雰囲気、ダイヤモンドヘッドへ向かう緩やかな上り・・・ ペースを落とす材料はいろいろある。でも、後ろを気にせず、前へ、前へ。 

  
  カハラの高級住宅街。カメラにポーズを取っているけど、余裕はない。


 前を走る適当なランナーにターゲットを合わせて、透明の投げ縄を投げる。その縄はターゲットとなったランナーの頭をくぐり、腰のあたりできゅっと締まる。あとは、その縄を手繰り寄せるようにして前へ進む。自分の力だけじゃなく、前を行くランナーの力を借りて前へ進む。追いついたら縄をほどき別のランナーに投げる。 そんな妄想を繰り返して走った。

 そんな妄想を描きながらでないと、失速してしまうのだ。それくらい疲れていた。トップに居るのでは?というプレッシャー。ペースダウンしたら追いつかれるのではという恐怖心? 後ろを振り返りたいのだけれど、振り返れない。そんな緊張感と闘っていた。追ってくるのは、恐らく仲の良い常連メンバー。仲好し同士の駆けっこに、そこまで執着しなくても・・・ と思うのだが、ここまで来たら、やっぱり1番になりたい!それが正直な気持ち。雨は止み、青空が出始めた。ここからダイヤモンドヘッドが始まる。そしてここからが本当のホノルルマラソンだ。

  
  ダイヤモンドヘッド目前。

 連日の豪雨で少し濁った海には、サーファーが何人か浮いていた。ダイヤモンドヘッドロード最高点付近。太陽は昇り、遠くの水面は輝やいていた。こんなに穏やかな気分で40km地点を通過したことがあっただろうか? 記録的な欲は30km地点で捨て、ダイヤモンドヘッドを上りきった時点で順位に対する執着心も薄れていた。というよりも、ダイヤモンドヘッドを1km5分程度の落ち込みでカバー出来た事で、余裕が生まれていたのかもしれない。坂を上がった時に初めて後ろを振り返った。赤い帽子、白地に赤のTシャツを着たランナーの姿は見えなかった。

 ここからの下りは目一杯、ストライドを伸ばして下れば良い。もう出し惜しみする必要なんて無いのだから・・・ ここまで追い付かれることは無かったんだから、もう大丈夫。あとは残った力を出し切れば、間違いなく一等賞だぁ!

  
  思いっきり下る!!

 最後のバトル?
 カピオラニ公園に戻ってきた。沿道の声援がゴールへ近づくにつれ、大きくなってくる。鳴りやまない拍手が背中を押してくれた。そんな時、横に並びかけてきた外国人ランナーが居た。彼はこちらの顔を覗き込むように近づき、ニヤッと笑って、”keep going"と言って手まねきする。

 何だぁ? 勝負を挑んでいるのか? 少し前へ出た彼は、振り返って、再び手まねきをした。 ん?こりゃ完全に挑発してるな! そう思ったんで、競りかけて、彼の顔をのぞき込み、逆に微笑みかけて、前へ出た。そして手まねき(心の中では、かかってきなさい)。 彼も負けじと競りかけてくる。徐々にヒートアップ。残り100mくらいは、周りのランナーをごぼう抜きして、もはやダッシュ!! そんなバトルがゴールラインまで続いた。沿道の観客はそれに気づいたのか大笑い。ちょっとしたパフォーマンスになっちゃった感じ? いつもなら感傷に浸って、じわじわと、こみ上げてくる涙を必至に堪えて、ゴールするのに…

 でも、なんか楽しかった。この期に及んで、まだバトルできる自分が嬉しかったし、初めて会ったランナーと競い合うのも楽しかった。結局、わずかに先着してゴールした。彼とはその後、握手を交わし、”see you"と言葉を掛けあって別れた。ホノルルマラソンで、また思い出深いエピソードが1つ生まれた。

   
 左にいるのが競い合った外国人ランナー。大人げないガッツポーズ?

■完走タイム:3時間17分29秒。総合193位(男子172位/10623人、年代別35位/1294人)
ホノルルマラソン団体戦(3人合計年齢100〜149歳男子の部)優勝
チームぴあ内 男子の部優勝。

これが今回の成績。10回目の参加となる大会で、嬉しい結果(タイムは駄目だったけど)

 チームぴあテントにて・・・
  
 感動のゴール(左)、間寛平さんゴール(右)

  
 サインに気軽に応じてくれる寛平さん(左)、記念撮影(右)

  
 チームぴあの和やかな雰囲気(左)、STAFFはサンタさん(右)

 
 ホノマラ常連仲間と記念撮影(次は東京マラソンで・・・)

 完走パーティー 夢の舞台へ・・・
 ”大変長らくお待たせしました。”という司会者の声で開宴した完走パーティー。今まではロイアルハワイアンホテルのモナークルームと言う極上の宴会場が利用されていたが、今年は全面改装中ということでマリオットに変更。ダイヤモンドヘッドと夕日を眺めながら乾杯出来ないのは少々残念だったが、まぁそんな事は取るに足らず。

  
 完走パーティー会場受付(左)、パーティー会場コナモクボウルルーム(右)

 同じレースを共有してきた仲間同士で、語り合う場所があれば、それで充分。居酒屋だってOK。ゴールした後、チームぴあのテントでもずっと一緒だったのに、まだまだ話す事は山ほどある。たった一人のランナーでもたくさんのエピソードがあるフルマラソン。大勢集まればそれだけエピソードは増えるわけだから、語っても、語っても、話は尽きない。

  
 ホノマラ仲間のテーブル。

 歓談の時間が終わり、完走パーティーがいよいよ開幕。吉本若手お笑いチームが登場し、会場を笑いの渦に・・・寛平ちゃんが登場すると、その渦はさらに大きくなって開場を包み込む。どこを見渡してもみんな笑顔。成績の良かった人も、悪かった人も、納得のいく走りが出来た人も、出来なかった人も、”まぁ良いじゃん、ここはハワイなんだから!みんなで楽しくやろうよ”って雰囲気になってきた。これがチームぴあの良いところ。反省は日本に帰ってから・・・ とりあえずは盛り上がろう!ってな感じ。お笑い軍団のトークがひと段落すると表彰式が始まった。ちょっと緊張・・・

 
 同じテーブルの参加者。群馬の仲好し3人組だとか・・・

 まずは男女それぞれチーム内3位の人がステージに呼ばれる。次は2位。そして優勝者。この瞬間をどれだけ待ち望んでいたことか・・・ ステージに上がり女子優勝のSさんと握手。彼女はこれで女子の部3連覇。お見事です! 実はステージに上がるのはこれが5回目。過去優勝1回、2位3回。前回、優勝した時は2002年なんで6年ぶり。ステージに上げてもらえるというのは、それだけで嬉しいのですが、優勝となれば格別。寛平ちゃんに目録を渡され、握手した時は思わずこみ上げてくるものが・・・

  
 女子の部優勝のSさんと(左)、夢の瞬間?目録を受け取る(右)

 このあと世界1周アースマラソンへ旅立つ間寛平さん。もうすぐ60歳になるというのに凄い志。でも陸地を走るだけでなく、海をヨットで渡るとなれば、それは相当な危険を伴うわけで・・・ そんな思いを持って顔を見つめたら、あふれ出しそうになってきてしまいました。

  
 豪華賞品の懸ったゲーム

 チーム内の表彰が終わると、特別賞の発表、ゲームと続き、盛り上がっていたパーティーも終演に。と思いきやここでサプライズ。間寛平さんアースマラソン出発へ向けての壮行会が開かれました。みんなでメッセージを書き込んだ千羽鶴が手渡され、たむけんさんが挨拶。もう涙ぐんじゃって言葉になってません。それを見ていたら、完全に貰っちゃって・・・ 

  
 毎回参加されているお子様が手紙を・・・(左)、思わず涙ぐむたむけんさん(右)

 
 世界1周帰ってくるぞー!!

 もう、あふれ出る涙を堪え切れず、ぐしゃぐしゃに。。。 最後はこの日1日を振り返るスライドショー。これもまた泣かせます。完全に火がついちゃっているので、ほとんど号泣状態。寛平さんが旅立ってしまうことで、チームぴあが消滅してしまうのでは・・・そんな事を考えたら、この10年間の思い出がオーバーラップしてきちゃって、もうたまりません。

   
 感動的なスライドショー、みんな笑顔が輝いていました。

 宴会はまだまだ続く・・・

 チームぴあ完走パーティーが終わっても、仲間内の宴会は終わりません。居酒屋踊り子に行くぞー!ってノリで、キングスビレッジにある踊り子へ、総勢20余名で乗り込みます。いつもの個室を占領して、閉店時間まで飲み、そして語り合いました。マラソンってなんでこんなに一体感が湧くんだろ? 1年に1度しか会わない仲間たちが殆どなのに、親しく語り合えるこの間柄。本当に幸せです。