ホテルマルテッロ


今回のホテル選びは、迷いに迷い、いくつかのめぼしいホテルをインターネットで見つけたが、最後の決め手となったのは、Camera singola: nessun supplemento nel periodo Aという一文がこのホテルのHPにあったからだ。 A(3/31〜5/25)の期間は、シングルでも追加料金を取らないという意味。このホテルのHPの予約フォームで予約を入れたら、イタリア語で返信が来た。Supplemento camera singola 30%.(シングルは、30%の追加料金)と。私もさっそくイタリア語で返信したと書きたいところですが、予約フォームで予約を入れたから、イタリア語で返信来ても仕方ないかと思いながら、面倒なので、英語で、「nessun supplemento nel periodo Aは追加料金無しという意味ですよね」とメールを返信したら、「申し訳ございません。間違っておりました。追加料金無しです」との返事がイタリア語で返信が・・・・。この後もメールのやり取りをしたが、英語で返ってくることはなかった。

メールには、空港には2時に着くので迎えに来てもらうようにお願いしていた。他の客も乗せ、車で、6〜7分くらいでホテルに着いた。フロントに行くと「Ayakoだね」とすぐ鍵を渡してくれた。良かった!ちゃんと予約が通ってて・・・。このホテルは、Piazza Medusaに面して建っており、La Guitgiaというきれいなビーチが近くにある。場所的にも結構良かったかも。また、チェントロ(街の中心)には、歩いて10分ほどの距離だ。

■お部屋
部屋は、1番安いスタンダードを選んだが、おっしゃれーというわけではないが、きれいで良かった。それにこの部屋にはバルコニーはついていないが、港のほうに面してして眺めが良かった。リゾートホテルという感じはなく、田舎の小さなホテルという感じだが、AirOne(航空会社)のパイロットと思われる人も出入りしていたので、ホテルとしての機能も問題ないのだろう。このホテルで、4泊(ハーフボード1泊55ユーロ)した。

バスルームは、バスタブはなく、シャワーブースだけだった。部屋にある備え付けのテレビは、14インチくらいの丸型CRTだった。

■食事
今回は、一人だったので、ハーフボードにした。レストランは、1階の港に面したところで、窓側の席にあたれば、眺めもなかなか良い。最初から席が決められていて、滞在中、ずっと同じ席だった。朝食は、8:00〜、夕食は20:00〜。

朝食
朝食は、簡素だった。パンと飲み物、果物、ヨーグルト程度だった。

夕食
どんなものがでるのだろう? バイキング形式??といくつかの疑問を抱えていました。アンティパストは、ビュッフェ(写真右下)に取りに行く形式で、1皿目(プリモ・ピアット)がパスタかスープなどで、3〜4種類から選択でき、2皿目(セコンド・ピアット)がメインになり、魚か、たまに肉の選択肢もある。Capreseと言われる、モッツアレッラチーズとトマトのサラダと言ったあっさり系のものもあったりする。これも3種類の中から選択する。付け合わせは再びビュッフェへ。レタスやトマトがビュッフェに追加されている場合が多かった。デザートは、ドルチェか果物かのどちらかの選択となる。メニューを渡されたと同時に注文を聞かれる感じで、どんな料理かわからなかったので、質問して、内容を聞き、すぐ注文する羽目に。3日目に気づいたが、夕食前に受付にメニューが貼られていた。もっと早く気づいていれば・・・。

一泊目の夕食
ちょっと疲れていたので、昼寝をしていたら、寝過ごしてしてまって、アンティパストが残っていなかった!!ショック!!プリモのパスタは手作りのパスタ(たぶんフェットゥチーネ)。ちょっとだんご状態だったが、ソースが美味しかった。そして、セコンドはイカのフリット。デザートに、マルサラ風味というフレーズにだまされて、頼んだパイナップル。パイナップルのとげとげしさが無くなってまろやかになっている、缶詰のパイナップルだった。もうひとつのデザートを選んでいたら、シュークリームなようなものだった。こっちにすれば良かったなあ。

二泊目の夕食
今日は、時間どおりに行った。ビュッフェには、8種類くらいのアンティパストがあった。トマトのブルスケッタ、タコのマリネほか、盛りだくさん。この日は、プリモにクスクスの選択もあり、それを選ぶとセコンドはCerina con Patateを選んでくださいと説明されたが、私は、リガトーニと言われるパスタを選択した。Filletti di Sgombro impanatiは鰯っぽい味の魚だった。ドルチェはCrostata di ricottaだった。ちょっとスポンジの部分にパサパサ感があり、繊細さに欠けるかなあ。

三泊目の夕食
アンティパストは、前日と同じフリットかなあと思って取ったら、今日はシラスのフリッタだった。美味しかった。そして、ブルケッタもメランザーネ(なす)のブルスケッタだった。プリモは、リゾットの日で、魚介類のリゾットを選択。そして、セコンドには、Scampi alla marinaraを迷いも無く選択。アカザエビのガーリックとたぶんビールで煮たもの。すごい量!!と思ったけど、軽く食べきってしまいました。そして、ドルチェは、いつかは出てくるかなあと期待していたカンノーロと言われるシチリアのお菓子。これ食べたかったのよね。小さいものの、甘ったるかった〜。

四泊目の夕食
宿泊客が少なかったせいか、アンティパストの種類が少なくなっていた。プリモにBavetteと言われる、冷麦くらいの太さのパスタのボンゴレを選択、これがなかなか来なかった。きっと、料理人の人数が少なかったのかも。そして、鱒のような味の魚のCotolleta。そして、ドルチェは、暖かいドルチェでCassatelle di ricottaはなぜかちょっとマトンの臭いがした。隣のテーブルで、カメリエレがどうしてCassatelleっていうのかを説明していたが、聞き取れなかった。

最終日に精算していると、同じく空港まで送ってもらう客が「また、7月に」と別れの挨拶をしていた。リピーターが多そうなホテルのような気がする。特にどうってことないホテルだけど、私も一人でいる割りには、ドキドキせず、安心して過ごせたと思う。今度また、ランペドゥーザ島に行くようなことがあったら、他のホテルにも泊まってみたい反面、このホテルのリピーターになっているかも。

このホテル、最初からイタリア語で話しかけられ、ずっとイタリア語で話すことに・・・・。結局英語をしゃべれる人がいるのかどうかわかりませんでした。この島でイタリア語がしゃべれないときついかも。英語で会話したのは、観光客とだけ・・・。
Hotel MartelloのHP→ http://www.hotelmartello.it/ 



イタリア IV Topランペドゥーザ島リノーザ島ちょっと補足


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