出航してびっくりしたことは、日本人だけ集められて日本人スタッフに説明を受けたことだった。その日のスケジュール、どこに何分ぐらい滞在できるかとか、島の見所、食事の時間、オプショナルツアーなどについて事細かに説明があった。なんか日本人だけ恥ずかしいって感じだったけど、日本人が終わると次は、スペイン語圏の人、フランス語圏の人、英語圏の人って感じで集められて説明があった。なんか優雅なクルージングを期待していたが、ほんと詰め込み式って感じがした。
船中にはSHOPもあり、Folli Follieも扱っていた。日本人が店員だったので、聞きやすかった。”イタリアとエーゲ海クルーズの旅”みたいにアテネで自由時間がとれないようなツアーだったら、船内で買っておくのもいいかも。
■ポロス島
目と鼻の先にペロポネス 半島が見える。時計台まで、階段で登って行く。あちこちに日本語で書かれた”時計台”という文字が目についた。時計台からの眺めはそれほど感動するというものでもない。その後、港に面したお土産もの屋さんを軽くぶらつく程度で時間が来た。3つの島の中で一番印象の薄い島だった。
■イドラ島
私たちは高台から港を見下ろしたかったので、えっちらおっちら、がんばって登りました。こんなことをやっている乗客はほとんどいなかったけど、おかげでいい眺めが堪能できました。
■エギナ島
ここでは”クラシカル”という名のオプショナルツアーに参加しました。バスに乗り、日本語、スペイン語、英語の順に観光案内をしてくれました。他の言語に比べて日本語の説明が長いような気がしました。それに今までこういうクルージングや観光バスに乗って、わかんない英語で我慢してたけど、日本語で尚且つセーヌ河クルーズのように日本語が最後で、対象物がはるかかなたに遠のいているようなことがなかったので、価値がありました。
エギナ島の特産物のピスタチオの林を抜け、アフェア神殿に行きました。この神殿の柱はエギナ島で産出した石灰岩で造られている。説明が15分ほどあった10分ほどの写真タイム。神殿の前のお店ではピスタチオナッツが売られていて、タウンで買うよりここで買ったほうが良質で安い。1袋Dr700のが4袋1,000円にしてくれる。タウンでは同じようなが、Dr1,500ぐらいの値段が付いていた。
ギリシャ正教の正しいお祈りの仕方は、親指、人さし指、中指を合わせ、下、上、右、左と十字を3回切って建物に入るのが正しいのだとか。 ネクタリオス修道院はまだ新しく、壁も白いこともあって、暗くない。入って右手の部屋にある銀の箱に右手を置き、幸運を願うと良いのだそうだ。
エギナ島での名産はピスタチオの他に、水を入れておくといつまでも冷たいままで保存できる水壷が有名だそう。
■船内の催しについて
食事は2交代制で、私たち日本人は、早いほうだった。あと、フランス人、台湾人などといっしょだった。食事中、ギリシャの人が台湾、日本、フランスの歌を歌ってくれた。因みに、キロロの「長い間」「未来」美空ひばりの歌、「だんご三兄弟」だった。途中、音楽とは別におちゃらけた人が入ってきて、パイレーツの「だっちゅーの」や「乳はなれる。乳帰る」なんてギャグをやる。いったい誰があれを選択しているのだろうか。
最後の島を出てから、15分くらい経ってから、ギリシャ舞踊をやってくれる。かわいい民族衣装で、女性は3回も衣装替えをしてくれた。女性が着替えに席をはずす間に先ほど出てきたおちゃらけたオヤジが出てくるのだが、はっきり言って不必要だと思う。
参考までにこの日のスケジュールを記しておきます。
7:00 | ホテルピックアップ (バスで港まで移動) |
8:20 | 出航 |
10:30 | ポロス島着 |
11:20 | ポロス島発 食事 |
12:25 | イドラ島着 |
14:00 | イドラ島発 |
16:00 | エギナ島着 オプショナルツアー参加 |
18:00 | エギナ島発 |
19:30 | 港に到着 |