東ターミナルから西ターミナル（オリンピック航空専用）へは93番のバス（Dr250)で移動。22時45分にアテネ着で、翌日8：15発のサントリーニ島への移動だったので、そのまま空港に泊まった。サントリーニ島への飛行機は予定より約２時間遅れて離陸した。

私たちは日本からホテルを予約して行ったが、空港のホテル斡旋のカウンターでは私たちが予約したホテルより安いホテルを紹介していた。サントリーニの空港からフィラの街までのバス（Dr.230)はすぐ来た。20分くらいで、フィラの街に着く。バスは運転手の他に切符を売りに来る兄ちゃんが乗っていた。これがギリシャのバスのシステムのようである。

バスから見渡すサントリーニ島はあまりにも荒涼とした島であることにびっくりする。そりゃそうだ、サントリーニ島は火山の島だもん。

■アクロティリ遺跡
入場料Dr.1,200。紀元前15世紀ごろの大噴火でやられた、ミノア文明が栄えた都市の跡と考えられる。現在まだ多くの家が未発掘のまま土中に眠っているそう。現在も発掘調査が続いており、発掘を終えた部分が公開されている。ちょうど私たちがこの遺跡を訪れたとき、ツアーで来ていた人の英語の説明が聞くことができた。遺跡は風化を防ぐためほとんど屋内で、直射日光を浴びないので、まだ見学しやすかった。30分ほどで見ることができた。

■イアの町
アクロティリ遺跡から直接イアの町へ行くバスはなく、一旦フィラまでもどって、イアまで行かなければならない。（フィラからイアまでDr.270）よくポストカードで見る青いドーム型の教会があちこちにある。サントリーニ島は風が強く、（だいたい風車があったところというのは風が強いのだが）青のドーム型の屋根の上も砂をかぶっている。通りには、アクセサリーショップや土産物屋、カフェが並ぶ。そのあたりをぶらぶらし、時間を潰す。イアの町はフィラよりかなり静かな町であり、私が今回の旅行で一番気に行ったところである。

教会の前のベンチで、日本人のカップルに出会った。今日でサントリーニ島４日目だと言う。イアの町の夕日はきれいかどうか尋ねてみると、「毎日見ているが、まだほんとうにきれいな夕日を見たことがない」と言う。 どうやら、海の上にガスが薄くかかっていて、途中で夕日がそれに隠れてしまうんだそう。

私たちは歩き疲れたので、夕日がきれいに見える場所を確保しに行く。早い人は日没（20：30頃）の１時間くらい前から陣取っている。（そんなにあわてなくても、十分夕日は見れるが・・・・・。やはり今日も海の上にガスが溜まっていて、きれいに夕日が落ちていかなかった。

■フィラの町
フィラの街は若いカップルやグループが多い。特にイタリア人の若いカップルが多いように思われた。イアの町で出会った日本人カップルの話によれば、毎朝５時まで騒がしいのだとか。

夕食はカストロ（KASTRO)というレストランで食べた。ケーブル乗り場の手前にあり、眺めが最高にいい。夜景が最高に美しい。それにそんなに高くない。（このレストランも上記カップルの推薦）ほんとにここはおすすめ！！

■ロバに乗ってみる
ロバさんに乗りたいがために、わざわざケーブルカー（Dr.800)でオールドポートまで降りた。Donky Rideなんて看板が出ている。ロバに乗るのもケーブルカーに乗るのも同じ値段っていうのは、びっくり。ロバに乗ると勝手にロバは階段を登り出す。私が乗ったロバは端っこが好きみたいで、壁にぶつかりそうになる。後方にロバに乗った係の人が付いてくるが、これはロバをまた連れて降りるための人と思われる。15分ほどでフィラの町に着く。なかなか面白い体験だった。下は糞だらけなので、間違っても落とされないように。