ビンタン島・シンガポール旅行記 1日目


SQ985

 朝11時発のSQ985に乗るため、6時起床。会社行くのと一緒の時間なので、半分寝ながらの出発です。しかも小雨が降っていたので、折りたたみ傘を持っていかないといけませんでした。また荷物が増える!(怒)
 そして関空に着いて早々に搭乗口まで行ったら、修学旅行生と一緒・・・最悪。
 「高校生は信州にスキーで十分じゃっ!!外国に行くなんてもってのほか。親が泣くぞ!」
 さんざん悪態をついて出発。飛行機の時間が早まり、10:50発です。

 そして、飛行機の中はほぼ満席。私はいつも窓側なのですが隣は外国人の夫婦でした。外国人は独特の匂いがするから嫌なんですよねえ。



Screen
(写真は'04. 12月撮影のもの)

 機内では各席の前にある画面でゲームができます。私はいつものようにスーパーマリオブラザーズに熱中。しかし頑張っても3-4がクリアできず。もちろん4-1へのワープの場所とか知ってますよ。だけどあくまで地道にね!

 そうこうしてるうちに、16時すぎにシンガポール到着。早い!
 実はシンガポールでrimowaのスーツケースを買おうという計画がありました。そのために今回はスーツケースは持たず、大きいトートバッグで出国してきたんですよ。行きだけなら大丈夫だろうと。帰りはスーツケースに服入れて、トートバッグはお土産専用カバンにするぞと。

 ただ、ビンタン島へのフェリーの時間は20時なので、19時には乗り場へ着いとかなければなりません。飛行機が遅れると買いに行けないわけです。でも予定よりもずいぶん早かったので余裕余裕。

 シンガポールのrimowaのお店は、オーチャード通りという目抜き通りの端っこにあります。MRTという電車に乗って移動すること40分、そして徒歩10分、rimowaの店に到着。
 店にはおねーさんがひとり、暇そうに携帯をいじってましたので、私は意気揚々と入って告げました。

 ヤコブソン:「サルサのキャビントローリーのネイビーが欲しいんですけど。」
 おねーさん:「すいません、ネイビーだけ在庫ないんです。」
 ヤコブソン:「・・・!」
 おねーさん:「黒はダメですかね?」
 ヤコブソン:「黒は好きちゃうねんよ。さよなら。」
       (日本語訳:ヤコブソン)

 在庫がないなんて想定外でした。わざわざ日本からトートバッグで来た私をどうしてくれよう。お土産買ったら重いっちゅーねん。持たれへんっちゅーねん。

 早々にrimowaショップを後にし、どっかでキャスター付きの安いバッグを買おうと思って、その後時間ギリギリまで探しましたがいいのが見つからず、とりあえずビンタン島へ向かいます。ビンタンでお土産は買わないので、今より重くなることはありませんから。帰りのシンガポールで買えばいいと。

 フェリー乗り場の窓口でオンライン購入済みの書類を見せて、チケットを受け取ります。でも時間がまだあるので、シンガポールにいるうちにと、昨年冬に買ったGSM携帯電話でE-mailができないかどうか、必死に試行錯誤してました。(ビンタン島はインドネシアなので、フェリーに乗る前にシンガポールを出国することになるのです。)

 そして19時過ぎに出国。あとはフェリーに乗るばかり。しかし乗船時間までまだ間があったので、またもや携帯の設定にトライ。自分の乗船するフェリーのゲートは人がいっぱいだったので、ちょっと離れて座って。

 携帯に夢中で、ふと気づくと20時。乗客はまだたくさんいるし、フェリーは遅れてるのかな?と思いつつ、ゲートの方向を見ると閉鎖されたまま。
 でもなんかおかしい。そういえば、さっきから騒いでいた日本人が誰もいない。待っている乗客はマレー系の人ばかり?嫌な予感が・・・。

 ゲートのところにいた係のおじさんのところへ行き、チケットを見せて「このフェリーに乗りたいんやけど。」と恐る恐る言うと、「えーっ!?もうとっくに出たで。あんたどこおったんな?フェリー今日はもうないで。明日の朝またおいで。」

 やっぱり・・・。こともあろうにフェリーを逃してしまいました。なんたる失態。自分で自分が信じられませんでしたよ。出国までして、待ち合いで待ってて、遅れる奴がおるか?と。しかしここは日本じゃないのです。丁寧なアナウンスなど全くないんですよ。あきらかに自分のミス。さすがにこの時だけは泣きそうになりました。
 しかし泣いてる暇はありません。とりあえず今日の宿を探さねば、と気を取り直して戻ろうとすると、出国ゲートからは戻れないから入国ゲートに行けと、係のおじさんが誘導してくれました。「チケットどうしたらええの?」と聞くと「とにかく明日の朝来い。」と言われ・・・。

 で、シンガポールに再入国です。フェリーに乗り遅れたと言うと、入国ゲートの係官もあきれ顔でした。「とりあえず入国カード書いて。」と言われて書いて提出。フェリーに乗っていないため、到着便名はSQ985と書くしかないし。
 あっさり入国できましたけど、めちゃめちゃ怪しくないですか?だって出国した日にまた入国て。しかもフェリー乗り場なのに、到着便は飛行機の便名。つまり、同じ入国カードが2枚存在するんですよ。なんか詳細に調べられたら「こいつは怪しいぞ。」となり、二度とシンガポールに来れなくなるんではないかと気が気ではありません。大丈夫かなあ次回の旅行は。恐いなあ。

 とか思いながらもとにかく急いで宿探し。タクシーで空港に向かいます。タクシーの運ちゃんに「今から日本に帰るの?どっちのターミナル?」と聞かれ、「違うねん!まだどこにも行ってないねん!」とは言えず、帰るフリをして「ターミナル2の方へ。」と言う始末。しかしホテル探すんならとりあえず空港に行こうと行ったのは非常に正しい判断でした。目星もつけず街中に行っても、ホテルはほぼ満室状態だったんですよ。とても安いホテルが数件しか空いてませんでした。
 選択の余地はないので、23SGD(シンガポールドル、1ドル=約68円)のホテルの予約を取ってもらい、すぐそちらへ向かいます。
 あ、その前には諸悪の根源、でもお気に入りのマイGSM携帯で、ビンタン島のホテルへ電話をかけ「明日の朝絶対行くから部屋おいといて!金は払う!」と連絡しました。

 しかし23ドルっつったら、約1500円ですよ。安すぎる。まあそれなりのホテルでしたけれども、1500円って考えたら上等でした。
 難点はテレビが高い位置にあるんですが、リモコンがなかった事と、シャワーとトイレが接近していて、仕切りも何もないので、トイレがびしょびしょになったことぐらいでしょうか。だけどテレビもシャワーもあるだけまし。おまけに無料のインスタントコーヒーとお菓子が2つずつ付いてたんですよ。ポットもありました。1泊1500円ですよ。かなりハイレベルなエコノミーホテルではないですかっ!

 しかし結局写真は1枚も撮らずです。この気持ち、わかってもらえるでしょうか?
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