伝飛鳥板蓋宮跡


クーデターも起きた 伝飛鳥板蓋宮跡(でんあすかいたぶきのみやあと)

 飛鳥寺の前にひろがる平地の南方に、井戸を中心に整備された史跡公園がある。ここが飛鳥板蓋宮推定地であるそのため「伝」や「伝承地」の名を付けているといわれている。
 ここは、皇極(こうぎょく)天皇(天智[てんじ]・天武[てんむ]天皇の母)が造営した宮で、建物の屋根は、茅(かや)や柿葺(こけらぶき)と違い板蓋(いたぶき)にしたために名付けられた。
 板蓋宮は皇極四年(645)、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)、中臣鎌足(なかとみのかまたり)らが蘇我入鹿(そがのいるか)を倒したというクーデターを起こした場所として有名である。
(出典 「明日香」 (株)編集工房 あゆみ)

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[Last Updated 10/31/2005]