飛鳥坐神社


この神社は珍しく「個人持ちの神社」つまり飛鳥家所有の神社である。
 甘樫丘(あまかしのおか)から東を見ると、街道の突き当たりにこんもりした鳥形山(とりがたやま)と言われる丘がある。この森に鎮座するのが飛鳥坐(あすかにいます)神社である。
 ここの宮司さんの名も『飛鳥』と言い、現在で86代目である。この神社は珍しく「個人持ちの神社」つまり氏子なしの飛鳥家所有の神社である。
 主神は事代主命(ことしろぬしのみこと)の他三神である。その他に末社(まつしゃ)が48ほどあり、小さい社が祀ってある。これは、個人個人が寄進したものであり、それぞれ一軒一軒で祀っている。
 石垣の崩れた所もあり、落葉が溜まり雑草も生えていて、古びた神社の趣がよりいっそう飛鳥らしさを醸し出している。
(出典 「明日香」 (株)編集工房 あゆみ)

明日香に戻る

明日香2に戻る

トップページに戻る

総目次に戻る

[Last Updated 10/31/2005]