12 オランダの犯罪
[あらすじ]
5月のある午後、パリ普視庁のメグレ警部は、オランダの小都市に非公式の出張をすることになった。フランスの大学教授が講演旅行の途上、奇怪な殺人事件に巻きこまれてしまったからだ。言葉の通じないメグレは、それでも事件関係者のリストを頼りに、まず18歳の少女ベーチェを訪れる……。
世界的な人気作家シムノンの作品の魅力は、その鋭い犯罪心理の分析にあるといえる。水の都オランダの波止場にたたずむメグレは、おなじみのパイプをくゆらせながら、犯罪の追求を開始する。
(出典 宗 左近訳 創元推理文庫 1960)
[目次]
1 養牛場の少女 8
2 パースの船員帽 24
3 河岸鼠クラブ 41
4 アムステルディエープの流木 55
5 ジャン・デュクロの仮説 74
6 手 紙 93
7 ファン・ハッセルト・ホテルでの昼食 111
8 メグレと若い娘たち 129
9 復 元 147
10 時を待つ人 167
11 灯のついた窓 182
ノート 曾 根 元 吉 194
(出典 宗 左近訳 創元推理文庫 1960)
「私の愛読書」に戻る
トップページに戻る
総目次に戻る
[Last Updated 4/30/2003]