みんなの広場
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 アクセスされた方々との交流の場です。今月も次の3項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
 12月に入りかなり寒くなりました。特に自転車に乗ると、ひとしお寒さを感じます。中旬には、スキー場待望の雪が降りました。東京は、表日本特有の晴れが続いています。
 シクラメンとサザンカが咲いています。
1.「新年のご挨拶」など
 1. 「新年のご挨拶」など
 1.1 新年のご挨拶
  新年のご挨拶を申し上げます。
 1.2 昨年を振り返って
  新年に当たって、昨年を振り返ってみたいと思います。
 1.3 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.4 新聞の記事から
  今月は『次の一歩へ「学ぶ」が大事』と題する道浦母都子さんの記事を載せました。

2. 12月のトピックス
 12月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 ベトナム旅行
  1〜4日、大学の同級生5組の夫婦10名で、ホーチミン市(ベトナム)へ2泊3日の旅行をしました。
  右の写真は中央郵便局の入り口で、左奧に暗くてわかりにくいですが、ホー・チミンの肖像画が見えます。
 2.2 BSAスキー
  12〜15日、今シーズン初めてのスキーとして、熊ノ湯で行われた講習会に参加しました。
 2.3 松原工房やきもの展
  18日、新宿紀伊国屋画廊へ見に行きました。

3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「新年のご挨拶」など
 1.1 新年のご挨拶
  新年のご挨拶を申し上げます。
 1.2 昨年を振り返って
  昨年の我が家の行事として、3月に広島などに兄弟で2泊3日の旅をした丁度その日に、東日本大震災がありました。初冬には友人達とベトナム旅行に行き、楽しい日々を過ごしました。
  ホームページとしては、「たちばなの散歩道」などのウオーキング、グループ展に出品した「F嬢」などの油絵、「天地明察」などの本の紹介が多かったと思います。
 1.3 「今月の追加内容」
 「8 ウオーキング・旅行」に追加した「53 ベトナム旅行」は、今月初めに訪れたベトナム、ホーチミン市のご紹介です。
 「9 趣味」「3. 美術」「2. 絵画作品集」の「38 F嬢」は、4月に開催したグループ展への出品作の最後の1枚です。
 「11 興味あるリンク」には、「3 本(出版社、書店、著者)」に「3.20 康熙(こうき)字典」と「11 趣味2−旅行」に「11.86 ベトナム観光案内」を追加しました。最初の項目は前月の「2.2 e読書ラボ訪問」の、後の項目は、このページの2.1項の関連です。

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 1.4 新聞の記事から
 『次の一歩へ「学ぶ」が大事』 
夢ある若者育つよう
大震災後の日本 道浦母都子さんに聞く

大震災が日本に「気づき」を与えた
 2011年は、多くを失った年だった。東日本大震災は多数の命を奪った。団塊の世代は老境に入り、若者たちも元気を失ったようにみえる。喪失感を詠む歌人の目に現代日本はどう映るのだろう。
 「『気づき』ということを思いました。大阪で阪神大震災を体験しましたが、今回は規模が違います。国難という言葉がでましたが、ここしばらく日本全体が迷走していた。大事なことを忘れかけていた日本に、もう少し今、考えた方がいいんじゃないの、という警鐘と受け止めなければならないと思います」
 「直接被害を受けられた方々にそういう言い方は失礼かもしれませんが、日本全体を考えると、この何年間か政治は混迷し、若者に元気がない。しかも未来が見えない。様々な課題を持っていながら答えを見いだせない。それを考えようともしない。考えるのを忘れた時代が続いていた。それじゃあだめだよ、と気づきを促されたのでは」
 「自然災害に加え、福島の原発の問題は人災の色彩が強い。いずれにせよ、そこから何を学びとって次の一歩を歩いていくかが大事だと思います。私もやっとこの年齢になってそういうことがわかってきました。若いときには気づきをしなくて、命が永遠にあって、何でもできるように思っていた時代がありました」
「10年前に仕事のストレスで鬱になってしまったのです。仕事量を減らしました。少しよくなりかけたとき、このような状況になったのは、何か忘れていたのではないか、そこから学べるものは何だろうと思うようになった。病気になって初めていろんな方の気持ちがわかりました」
 「だからマイナスの体験から個的にも日本全体としても、何かを学び、次の一歩を歩むことが大事だと思う。日本人は勤勉さとか礼儀正しさとかそういうものを忘れていたのではないか。頑張る国といわれて高度成長してきた日本だけど、若者が希望を持てないとか、未来の図を描けない国は悲しい」
〈黄の花がもてはやされしこの夏も過ぎてからんと柿の実が照る〉

誇るべきでない結果に終わった学生運動。一生背負っていく
 全共闘運動を支えたのは団塊の世代。かつての若者たちは60歳代の半ばに。
 「私は64歳になりました。60歳で定年になり、3年くらい延長して勤めた方たちも、家にいるようになった方も多く、いまの私たちの世代は、家族のだれかの介護をしなければならない、介護世代に当たります。その問題がとても大変です。けれども答えが見いだせない、疲れている同世代がいますね。問題です」
 「興味深いことをやってる人もいます。農業に就きたい夢をかなえた人もいますし、私の友人は私塾をつくりたいといっています。私たちの世代は学生時代に勉強してませんから、そのコンプレックスがあります。私も大学にもう一度入学したいと思って、家に近い大学に聴講に行っていました。先生にきてくださいという話もありますが、それよりむしろ学生になりたいのです。勉強していないコンプレックスからでしょう」
 「私たちの世代の特徴はプラスマイナス両方ある。いい点は読書家が多い。ドストエフスキーはみんな読んでいるという前提で話せる。団塊の世代に昔のように横の連帯を呼びかけて、『老人連』じゃあないけれど、今後30年に近い年月を生きなければいけないのだから、今後の日本の老人はどうすればいいのか、社会システムを論議して政府に対しても要求することがあってもいいですね」
 「学生時代の運動は好ましくない終わり方でしたから、横の連帯とか、絆はなくなってしまった。(挫折感は)ものすごく強いけれど、話したくありません。誇るべきものではない結果に終わった。一生背負っていかなければならないと思っています。自分のなかでも一生解決できない。わからないことがいっぱいあって、ある意味では恥ずかしい。後悔はしませんし、否定はしませんが。決して誇れるものではないですね」
〈全視界眼鏡をかけてもなお見えぬ世界を見むと眼鏡を拭う〉

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若者の希望がない社会。大人の責任は大きい
 「若者が怒りを忘れてしまっている。私たちが学生のころだったら今回のような事態では国会を取り巻いたでしょう。今の学生はそれどころではない。国のことを思う余裕がなく就職で精いっぱい。とても寂しい」
 「私たちが学生のときは大学進学率がそんなに高くなからたから、学生がエリートでもあった。学生としう立場は自由で損得を考えずに行動したり、思考したりできる、そういう層だった。学生が社会を引っ張っていかなければならないという自覚もあった」
 「いま日本が世界のなかでどういう立場か、どういうふうに動いているかを考える人は少ないのではないでしょうか。1割の人々が9割を支えている、そういう日本になってしまった。日本の中間層というのは幻想だった」
 「若者に希望を持てないようにしてしまった大人の責任は大きい。中国、韓国に対抗できなくなり、あっという間に日本は大変なことになる。自分たちはもう関係ないわ、みたいな気持ちが私たちの世代にあったら残念です」
 「天は私たちにいいことばかり与えてくれないわけだから、いろんなことを含めてこの10年、20年少し変だった日本は、若者を含めて見直さなければいけない。今回の震災は、夢も希望もすべて打ち砕かれるような大きな衝撃でした。それを大事にして第一歩から考え直さなければね」
〈のぞむのはブレない生き方遠霞む生駒山系太古の蒼さ〉

 みちうら・もとこ 歌人。1947年和歌山県生まれ。早大文学部卒。学生運動の青春を詠んだ「無援の抒情」で第25回現代歌人協会賞受賞。団塊の世代、全共闘世代を代表する歌人。喪失感がにじむ作風。作品には歌集「風の婚」「夕駅」、エッセー集「乳房のうたの系譜」などのはか、小説「花降り」も。
(特別編集委員 伊奈久喜)
(出典 日本経済新聞 2011.12.10 夕刊)

2. 12月のトピックス
 12月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 ベトナム旅行
  約2年前に行った済州島旅行が好評だったため、第2弾として計画したものです。詳細は「8 ウオーキング・旅行」の「53 ベトナム旅行」に載せましたが、クラブラウンジ付の一流ホテルに泊まって、観光よりのんびりとした旅を楽しもうと計画しました。残念ながら前回参加した2組が参加できませんでしたが、目的は達せられたと思っています。
 2.2 BSAスキー
  このところシーズン初めに、この講習会に参加するようになりました。というのは平沢代表のカリキュラムが少しずつ変わるためです。幸いBSA仲間も親しい友人が6名に増え、今回はそのうちの5名が参加したので、アフタースキーも楽しく過ごすことができました。
 2.3 松原工房やきもの展
  神宮テニスクラブの仲間が出品しているので、見に行きました。この工房は技術レベルが高く、参考になりました。特に仲間の作品は組紐のデザインで、いつか同じような作品を作ってみたいと思っています。

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3 来月の予定
 3.1  ウオーキング・旅行
  来月初めに予定している、「下谷七福神」を載せたいと思います。
 3.2 最近、使い始めたスマートフォン(多機能端末)について、私なりの経験をご紹介したいと思います。
 3.3 リンク集
  「興味あるリンク」を、少しずつ追加したいと思っています。

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[Last Updated 1/31/2012]