みんなの広場
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 アクセスされた方々との交流の場です。今月も次の3項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
 1月は小寒・大寒があり、寒い日が続きました。天気の方も、好天が続きました。クリスマス以来雨が降っていないとのことで、乾燥がひどくなりました。30日には小雪も舞い、晦日は最低気温が-1度でした。
 パンジーが咲き、水仙も咲き始めました。我が家の近くにある池上梅園の梅は2分咲き程度です。

1.「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  日本経済新聞に連載された、唯川 恵さんの「短くて長い旅」を載せました。

2. 1月のトピックス
 1月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 亀戸七福神巡り
  
1月7日、亀戸の七福神に二人の姉と行きました。
 2.2 バードウオッチング
  1月8日、NMC山歩きの会のメンバーで、多摩霊園と野川公園に野鳥観察に行きました。
 2.3 歴代沈壽官展
  日本橋三越で開催中の薩摩焼きの展覧会に行きました。
 2.4 蔵王スキー
  1月22日〜25日に、NMCの仲間と蔵王へスキーに行きました。右の写真はロープウエイ蔵王山頂駅近くで撮った樹氷です。

3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「今月の追加内容」など
 1.1 「今月の追加内容」
 「8 ウオーキング・旅行」の「46 宮古島旅行」に追加した「5. 宮古島紀行」は上の姉が書いたもので、随分前に預かっていたのですが、ワープロの入力に手間取り、1年経ってやっと掲載できました。
 「9 趣味」「5. 演劇」に追加した「49 摂州合邦辻ほか」は2010.12に見に行った歌舞伎のご紹介です。
 「11 興味あるリンク」には、「16 人」に「16.13 唯川 惠」と「16.14 沈壽官」を追加しました。前者は次項の筆者で、後者は2.3項の関連です。

 1.2 新聞の記事から 「短くて長い旅」 唯川 恵
 東京には月に数度出掛ける。
 軽井沢から新幹線で1時間と少しなので、東京への通勤や埼玉や群馬県への通学者も結構いて、早朝の駅は意外と混み合っている。
 でも考えてみれば、その1時間少しで「長野、群馬、埼玉、東京と、三県一都をまたぐのだから、これは旅と呼んでもいいのかもしれない。
 実際、軽井沢を出発し、20分ほどで高崎に到着するのだけれど、いつも季節の違いに驚いてしまう。軽井沢は真冬でも、高崎はすでに梅が咲いている。大宮では春霞(はるがすみ)が漂い始め、東京に入ると行き来する人たちがコートを脱いでいる。
 そんな変化を楽しむことを覚えてから、私は座席で本や雑誌を読むのをやめて、車窓から外ばかりを眺めて過ごすようになった。
 そうすると不思議なもので、馴染(なじみ)の風景というものができてくる。
 たとえば古びたマンションだったり、ショッピングセンターだったり、室内プールだったり、ボート練習場となっている川だったりする。たまたまそのポイントを見逃すと、何だか忘れ物をしたような落ち着かない気持ちになる。
 高崎と大宮の聞に一軒家がある。初めて目についたのは、ちょうど建てている最中だった。家は少しずつ形を整え、やがて赤い屋根のとても酒落(しゃれ)た家になった。
 どんな方が住んでいるか、もちろん知らないが、ある時、物干し台にかわい可愛いベビー服が掛けられているのに気づいた。ああ、赤ちゃんが生まれたんだな、と思った。それから服は少しずつ大きくなり、成長ぶりが窺(うかが)えた。最近、またベビー服が干されるのを見た。どうやら二人目の赤ちゃんが誕生したらしい。思わず、おめでとうと声を掛けた。
 怪しい人間と思われると困るのだが、新幹線に乗るたび、ついその家に目が行ってしまう。そして、洗濯物が風に揺れているのを見ると、何となく幸せな気分になる。住人の方からすれば迷惑な話だろうが、私は遠い親戚のおばさんになったような気持ちでいる。
 そんなさまざまな車窓の風景の中でも、やはり、いちばんテンションが上がるのは富士山だ。
 曇っていて見えないことがほとんどだが、空気の澄んだ冬などは、期待いっぱいで新幹線に乗る。
 幸運にも望めると、嬉(うれ)しくて思わず声を上げそうになる。どこから見ても富士山は美しい。あの完壁なラインを見れば、日本の象徴だということが心から納得できる。
 たとえ東京で面倒な仕事があったにしても、富士山が見えた途端、それほど大したことではないと思えてしまうから不思議だ。
 そう言えば、移住したての頃、うっかり居眠りしてしまい、乗り過ごしたことがあった。軽井沢の隣の駅の佐久平である。
 最終だったので、帰りの新幹線はない。初めて降り立った駅で、私はしばらくぼんやりした。
 内心ではすごく不安だったけれど、ここは私が生まれて初めて来た町なのだと思うと、それはそれでわくわくした。
 早く家に帰りたい、と、このまま遠くへ行ってしまいたい。この矛盾する感覚こそが、旅の醍醐味のはずである。だとすれば東京に向かう、この短い乗車時間で、やはり私は旅を楽しんでいるのだと思う。          (作家)
(出典 日本経済新聞 2011.1.22夕刊)

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2. 1月のトピックス
 1月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 亀戸七福神巡り
  
この数年、正月には二人の姉と七福神巡りをしています。今年は亀戸でした。割に狭い場所にまとまっていること、目的地が今建設が進んでいるスカイツリーのある押上だということなどで良いコースでした。JR総武線の亀戸で乗換え、東武亀戸線で一駅目の亀戸水神駅から歩き始めました。常光寺(寿老人)、東覚寺(弁財天)、香取神社(恵比寿神、大国神)、普門院(毘沙門天)、天祖神社(福禄寿)、龍眼寺(布袋尊)と巡り、最後は都営地下鉄浅草線の押上駅です。天気にも恵まれ、寒かったものの正月からすがすがしい気分になりました。
 2.2 バードウオッチング
  最近、NMCに入会された馬場さんは野鳥観察のベテランです。今回初めて野鳥観察に参加しました。場所は多摩霊園と野川公園で、朝京王線多摩霊園駅に約10名が集まり、バスで多摩霊園に着きました。野鳥観察の始まりです。鳥がいると双眼鏡で観察し、鳴き声を耳にします。リーダーの馬場さんは三脚付の望遠鏡を持参し、鳥に焦点を合わせては皆に見せてくれます。実のある木には多くの鳥が留まっています。浅間山で昼ご飯を食べ、午後は野川公園に移り、河辺の鳥を観察しました。初めての経験ですが、ウオーキングを兼ねた楽しい集いでした。
 2.3 歴代沈壽官展
  16世紀末、豊臣秀吉による文禄・慶長の役の際に朝鮮半島から連れてこられた陶工達によって薩摩焼きが始められます。沈壽官窯の初代・沈当吉もその一人で、白薩摩の陶土を発見し、江戸期を通じて薩摩藩主島津家により保護され、重要な産業として発展します。今回の展覧会は12代沈壽官の作品を中心として、15代(現主)沈壽官の作品などが展示されています。精密な透彫や、細かい絵付けが目立ち、司馬遼太郎氏の作品「故郷忘じがたく候」にも紹介されています。
 2.4 蔵王スキー
  NMCの仲間とは2007年にも蔵王へ行っています。蔵王温泉スキー場は一度乗り継いで樹氷の見られる蔵王地蔵山頂駅のほか大小のゴンドラがあり、広いゲレンデを楽しめます。今回は選んだホテルも良く、北海道からも参加があり、スキーのほかアフタースキーも充実していました。

3 来月の予定
 3.1 5 本の紹介
  「5 本の紹介」に池澤夏樹編「本は、これから(岩波新書)」を載せたいと思います。
 3.2  ウオーキング・旅行
  「8 ウオーキング・旅行」に今月出かけた「亀戸七福神巡り」を掲載したいと思います。
  また、「六郷用水」のまとめを載せたいと思っています。
 3.3 リンク集
  「興味あるリンク」を、少しずつ追加したいと思っています。

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[Last Updated 2/28/2011]