新作ドラマ06年秋



新番組の出足は好調のもよう。

「Dr.コトー診療所」は、パート2なので安定株かな。今度は蒼井優が参加。映画向きの女優なので、パワー全開でいけるかな? このドラマのロケ地は与那国島だが、「ニライカナイからの手紙」(2005)は竹富島が舞台だった。トロピカルが似合う子だ。

「14才の母」は、志田未来の妊娠ドラマ。アイドルタイプではないので、ドラマの主演はないかと思っていたのに予想をはずしてくれた。

日本テレビ「池中玄太80キロ」でけなげな娘役を演じていた杉田かおるは、TBS「3年B組金八先生」で15歳にして出産。日本テレビは、他局にかっさらわれないうちに先手を打ったようだ。途中で失速しないことを祈る。

「セーラー服と機関銃」(1981)をリメイクするとは。原作が大衆娯楽小説で、アイドルが主演で、しかも角川映画という制約の中で、これ以上はないというできばえの映画をリメイクするとは。たしかその年一番のヒットだったはず。

それを長沢まさみにやらせるのはちとかわいそう。いくら童顔とはいえ、ややオーバーエイジだし。ただ、全7回に設定しているあたりは、TBSの分別か。

「ロボコン」(2003)では新鮮味があったけど、「タッチ」(2005)もリメイクだし、どうもうまく使われていない感じがする。もう少し出演作を選んだ方がいい。

「のだめカンタービレ」は、徹底的に遊んでる。原作は読んでないが、ヒットマンガのドラマ化なので最低限が保証されている。コメディタッチなら上野樹里の十八番だし、へまをしなけりゃ高視聴率間違いなし。おそらく原作の争奪戦があったのではないか。勝者がフジテレビでよかった。

秋の夜長は、ドラマなしで過ごそうと思っていたのだが…。

(2006-10-20)