ヴァレーブランシュ氷河(1) 

・・・シャモニーからエギュイユ・デュ・ミディ・・・

ヴァレーブランシュ氷河コースは、エギュイユ・デュ・ミディ(3,842m)からシャモニーの街(1,035m)まで
標高差約2,800m、全長約20kmの世界のスキーヤー憧れの山岳コースです。

氷河滑降はクレパス、雪崩などの危険があるので、山岳ガイドを雇って行くのが安全です。
しかし、ガイド無しでチャレンジする人も多いようです。
前日にブレバン・スキー場で一緒になったパリ在住の日本人(国連関係)も、この日単独で入山していました。
彼は既に数回の経験があるそうです。晴天ならばガイド無しでも出来そうにも思われますが,
エギュイユ・デュ・ミディからの降りだけは、ザイルなしでは恐ろしい。

朝8時半にガイド組合前の広場に集合する。
参加者は8人で、私以外はフランス人でした。
ガイドのミッシェルさんがザイル確保用の
ベルトを全員に装着してくれた。
エギュイユ・デュ・ミディ行きのロープウェイ乗場は人で
溢れていて、9時20分にやっと乗車できた。
上に見えるのが“エギュイユ・デュ・ミディ”(3,842m)
エギュイユ・デュ・ミディの展望台から
モンブラン(4,807m)を望む。
遠くにマッターホルン(左の大きく見える山の右肩に
突起している)とモンテローザ(右奥の大きな山塊)
いよいよ出発
ガイドだけがアイゼンを履いて、
最後尾からザイルを確保する。
エギュイユ・デュ・ミディからの降り
写真では斜度が余りないように見えるが、実際は45度位
の傾斜がある。ここをスキー靴で降るのはツルツル滑って、
ザイルで確保されていなければ、本当に怖い。
足を踏み外したら、シャモニーまで一気に落ちてしまう。

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