みんなの広場
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 アクセスされた方々との交流の場です。今月も次の3項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
 6月は急に暑くなり、エアコンが欲しくなりました。先月末に暖房を入れたのが嘘のようです。梅雨に入った割には、雨は少ないようです。もっとも鹿児島などにはかなりの雨が降っているとのことです。朝顔を大きな鉢に移しました。散歩をしていると、色とりどりのバラの花が目に付きます。

1.「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  「風俗描いてこそ」という評論家 渡辺京二さんの記事を載せました。共感するところがあったからです。

2. 6月のトピックス
 6月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 長崎の鐘
  6月5日、新宿の紀伊国屋ホールで上演された、岡本耕大作・演出の「長崎の鐘」を見に、家内と行ってきました。
 2.2 細川護熙展
  6月13日、日本橋の三越で開催中の展覧会に、行ってきました。
 2.3 NMC合宿旅行
  6月27日〜28日、1泊2日で、NMCの安房勝浦合宿に参加しました。右の写真は最初に寄った横須賀の戦艦三笠です。

3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「今月の追加内容」など
 1.1 「今月の追加内容」
 「5 本の紹介」に追加した「125 日本辺境論」は、昨年(2009年)の新書大賞をうけた内田樹(たつる)氏の著書のご紹介です。
 「8 ウオーキング・旅行」に追加した「48 熊本旅行」は、先月(2010.5)の熊本、天草、阿蘇旅行の記録です。
 「11 興味あるリンク」には、「1 役にたつホームページ」に「1.14 新日鐵君津製鉄所」、「11 趣味2−旅行」に「11.76 三笠記念館」、「16 人」に「16.11 横井小楠」を追加しました。前の二つは、この頁の「2.3 NMC合宿旅行」に関連した内容で、3項目は今回追加した上記の「48 熊本旅行」に関連した内容です。

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 1.2 新聞の記事から 風俗描いてこそ」 評論家 渡辺京二
 70歳を超す前後だろうか。死ぬ前に世界文学、とくに近代ヨーロッパ文学をもう一度読み返したい、未読のものはこの際読んでおきたいと、一念発起した。
 『失われた時を求めて』もその時はじめて読み、なんだ、まるでバルザックじゃないかと思ったのもご愛敬である。この高名な小説の名を、旧制中学生のとき知ってから、60年近い月日がたっていた。
 これまでの例にもれず、せっかくの一念発起も、ほかの仕事が割り込んできて、途中で行方不明になってしまったが、収穫はあった。ゾラとディケンズである。私の若いころは、ゾラは時代遅れ、ディケンズは通俗というので、ボードレールやマラルメがありがたがられる雰囲気のなかで、ばかにされていた。従がって、読まなかった。
 だから、両者とも初対面といってよかったが、案に相違して、おもしろいったらない。二人に共通なのは、手法は違っても、世相と風俗を描き出していることだ。このふたつがあってこそ、人物は生き生きと動き回る。観念の中で生きる人間なんて知れたものだ。小説はただの人間が当時の風俗の中で、何とか生きようともがく様を描くものだと深く悟らされた。むろん詩はその対極、風俗を超越するものだ。
 19世紀ヨーロッパ文学は、一回きりの歴史的現象である。その出現と衰退は何を意味したのか。そのことを考えてみたかったのだが、しょせんは私の力量に余る問いであったらしい。
(出典 朝日新聞 2010.6.18 夕刊 「私の収獲」欄)

2. 6月のトピックス
 6月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 長崎の鐘
  岡本耕大作・演出の「長崎の鐘」には主演として高橋広司君(会社同期の高橋君の長男)が主役の永井隆を演じるため、久しぶりに見に行きました。長崎の浦上天主堂の近くに住む主人公は原爆の投下により、ご夫人と家を失い、自分も原爆の後遺症と研究による白血病のため命を縮めます。歌謡曲「長崎の鐘」がモチーフとして使われています。
 2.2 細川護熙展
  元首相の細川護熙氏は、湯河原の不東庵で作陶、書道にいそしんでおられ、パリ三越エトワール展を記念して日本橋の三越で開催中の展覧会に、行ってきました。陶芸作品も書もたいしたもので、さすがは細川の殿様だと感じ入りました。写真などで展示されている不東庵(住宅兼作業場)も面白い造りで、藤森照信先生をはじめとする路上観察の面々が手伝ったようです。
 2.3 NMC合宿旅行
  NMCでは、年に1回、勉強と観光を兼ねた合宿を行っています。今年は安房勝浦に泊まり、勉強としては新日鐵君津製鉄所、観光としては三笠公園、大多喜城の2ヶ所で、18名が参加しました。貸し切りのバスを利用し、往きは久里浜からフェリー、帰りはアクアライン経由で、海ほたるにも寄りました。集合・解散ともJR新宿駅西口の近くですが、帰りは海ほたるに寄り、そこからは路線バスで川崎に出た方が近いので、希望者数人で別行動をとりました。
 三笠公園は京浜急行横須賀中央駅の近くです。日露戦争で東郷元帥が指揮して、ロシアのバルチック艦隊を撃破した記念の船が据え付けられ、中に入って見ることができます。昼食は三崎で「まぐろのかぶと焼き」を初めとするマグロづくしでした。久里浜から乗ったフェリーはかなり大型で、揺れは感じませんでした。夜食後のミーティングでは、例会を初めとするNMCの運営方法を相談しました。
 朝は近くの魚市場まで散歩しました。大多喜城はいすみ鉄道の大多喜駅の近くにあります。勝浦からは大多喜街道で一直線です。城は最近再建され、千葉県立中央博物館の分館になっていますが、あいにく月曜日だったので休館でした。
 新日鐵君津製鉄所は20年位前に見学しているのですが、すっかり忘れていて、改めて感動しました。プラスチック・リサイクル設備を見た後、第4高炉をバスの中から見学し、最後に見学した圧延工場には圧倒されました。真っ赤に熱せられた厚板が次々と圧延されて行く様は、ただ驚きでした。
 今度の旅行には野鳥博士の馬場さんが参加したので、野鳥の見方を教えて貰ったのが勉強になりました。
参考 [大多喜城]  徳川家康の配下の勇将本多忠勝が城主をしていた。3層4階の天守を持つ近世城郭に改築した。1842年に焼失し、1975年に天保6年(1835年)の図面を基に天守が再建された。 

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3 来月の予定
 3.1  ウオーキング・旅行
  「8 ウオーキング・旅行」の「六郷用水3」は、六郷用水の個別ルートの3回目として南北引分から蛸の手を採り上げる予定です。
 3.2  趣味・演劇
  今月観た「長崎の鐘」を採り上げたいと思います。
 3.3 リンク集
  「興味あるリンク」を、少しずつ追加したいと思っています。

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[Last Updated 7/31/2010]