みんなの広場
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 アクセスされた方々との交流の場です。今月も次の3項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
 4月も寒い日が続きました。それと寒暖の差が激しく、前日より16度も寒くなる日がありました。もっとも寒かったお陰で、桜は随分長い間楽しむことができました。月末になって、やっと寒い日がなくなりました。

1.「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  『住職が「お話聴きます」』という東京港区の正山寺 前田宥全さん記事を載せました。

2. 4月のトピックス
 4月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 お花見と「小野竹喬展」
  4月1日、テニス仲間とお花見に行き、帰りに「小野竹喬展」に寄りました。右の写真は千鳥が淵の桜です。
 2.2 ヨットの手入れと初乗り
  4月10日、佐島でヨットを岸に揚げて船底の汚れ落としと塗装の塗り直しを行い、25日には初乗りをしました。
 2.3 野鳥公園観察会
  4月11日、東京港野鳥公園で「汐入りぐるっと観察会」があり、行って来ました。

3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「今月の追加内容」など
 1.1 「今月の追加内容」
 「8 ウオーキング・旅行」に追加した「六郷用水1 お鷹の圦堰から南北引分まで」は、「47 大田区の散歩道8 六郷用水」の具体的な散歩道コース第1号です。
  「9 趣味」の「5. 演劇」に追加した「45 加茂堤」は、先月(2010年3月)見に行った歌舞伎座の上演作品です。
 「11 興味あるリンク」には、「10.2 絵画」に「10.2.27 生誕120年 小野竹喬展」を、「16 人」に「16.10 正山寺 前田宥全さん」を追加しました。最初の項目は、このページの『2.1 お花見と「小野竹喬展」』に、次の項目はこのページの次項1.2 新聞の記事から 『住職が「お話聴きます」』に関連した内容です。

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 1.2 新聞の記事から 『住職が「お話聴きます」』 門に張り紙 悩み苦しむ人次々と 東京港区の正山寺 前田宥全さん
 あなたのお話お聴きします。そう書いた紙を、ある寺が門のところに張り出した。たったそれだけで、通りがかりに見かけた人が次々と、悩みをかかえてやってくるようになった。住職は教えを説くわけではなく、ひたすら耳を傾けている。(磯村健太郎)

 東京都港区の住宅街にある曹洞宗・正山寺(しょうさんじ)。住職の前田宥全(ゆうせん)さん(39)は張り紙に小さく書き添えている。「他人には些細(ささい)なことで も、あなたにとっては重大な問題ですから」。面談は予約制で1回80分。無料だ。
 檀家(だんか)の人だけでなく、だれでも受け入れる。ジョギングや散歩、通勤の途中に張り紙を目にした人が、電話をかけてくる。「こんなお寺があるよ」と紹介されて、ということもある。相談は月に15〜20件にのぼる。
 よその住職に「寺が話を聞くのは当たり前。なぜ、こんなことを?」と言われたことがある。
 「こう答えました。『以前は相談者はゼロ。張り紙をしたら、急にやってきた。どうお考えになりますか』。その方は黙ってしまった。寺はどなたでも駆け込める場所だったはず。でも、実際はそう見られてませんよね」
 あるとき、小学生の男の子が境内の石仏に手を合れせていた。どうしたの、と聞くと、「つらいことがあって」。両親が不仲だと語り始めた。「もしかしたら、ここで手を合わせたら楽になるかなと思ったんです」。少年は「お聴きします」との紙を見て、お寺って入っていいところなんだ、と知った。前田さんは「あれがなかったら、本堂に近づくどころか、門さえくぐらなかった。それほど入りにくいのか」と感じた。

 東京の下町・門前仲町にある永代寺(高野山真言宗)の三男として生まれた。深川不動堂など歴史ある寺社仏閣が並ぶ町である。
 檀家が支える寺とは違って、永代寺は厄(やく)よけのお参りに来る人の多い「信者寺」だ。住職である父親はいつも本堂の片隅に座り、訪ねてくる人の話を聞いていた。うなずいたり、ほほえんだり。ごく自然な姿が印象的だった。
 寺の跡取りになる必要のなかった前田さん。大学時代は介護福祉士を目指していた。しかし4年生になったころ、おじが住職をしていた港区の正山寺を継いでほしいと頼まれた。気持ちを整理するため、1週間待ってもらう。そのとき、父親の姿を思い起こした。
 「365日、門を開け放ち、みんなの話を聞く。すごいことだ。そんな生き方ができたらすばらしいだろうな」。父親を目標として、身を投じてみようと決めた。
 曹洞宗の大本山、永平寺で修行したのち、正山寺に赴いた。おじが亡くなってすでに10年以上たち、老朽化がひどかった。改修を終えた1998年、ようやく本来のつとめが始まった。
 ところが、がくぜんとした。檀家の人たちは墓参りに来るだけだ。本堂には寄らず、会話もない。「これはどういうことだ。思い描く寺とは全然違うじゃないか」と叫びたかった。それならば、と考えたのが「お聴きします」と張り出すことだった。苦しみをかかえた人に向け、寄り添う姿勢を示してみようと考えた。
 すると翌日には、一人の女性がやってきた。生活苦や家族の問題を切々と語る。出口の見えないトンネルにいるようだ、と言った。
 最初の面談でも戸惑いはなかった。「私にできることは限られています。お金を貸すことはできませんし、相談者もそれは分かっておられる。とにかく胸のうちを聞いてほしい、という思いなんです。私は徹底して、ていねいに聞いてさしあげるだけです」
 相談者が「つらいです」と言ったきり、黙り込むことがある。その沈黙の意味を考える。どういうつらさなんだろう……。「もしかしたら、こういう感じですか?」と投げかけてみる。ハッとした表情で「そうなんです」と答えてくれるときがある。

 気持ちに百%寄り添えるとは考えていない。「けれども、一生懸命、気持ちを汲(く)もうとすれば、その努力を感じてくださる。相談者は、そこに寄り添いを感じてくれるのではないでしょうか」
 もうだめです、と電話で話す女性がいた。その人が寺の玄関を開けたとたん、つぶやいた。「ああ、ここに来るだけで安心できる。何でしょうね、これは」
 前田さんは思う。この世は苦しみに満ちている。あとからあとから苦しみは生じる。そのつらい気持ちを、お寺では安心して吐き出していい。安心して泣いていい。「苦しみの中でも生きていこうと覚悟を決められる場所」としての力があると信じている。
(出典 朝日新聞 2010.4.26 夕刊)

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2. 4月のトピックス
 4月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 お花見と「小野竹喬展」
  前日(3月31日)に続いてのお花見ですが、この日は千鳥が淵に行きました。東京では、ここの花見が一番だと思っています。九段下のホテル・グランドパレスで待ち合わせ、食堂は予約で一杯だったので、近くのファミリーレストランで昼食を摂り、出かけました。武道館の脇から北の丸公園に入って、千鳥が淵に抜け、お堀り(千鳥が淵)の桜を眺めながら、靖国神社の横に出て、コーヒーなどを飲んで一休みして、解散しました。私はたまたま夜、竹橋の近くで用事があったので、東京国立近代美術館の「小野竹喬展」を見ました。ほとんど作品を知らなかったのですが、生誕120年を記念した展覧会で、春の雪原の木立を描いた「宿雪」や「残照」など良い絵がありました。
 2.2 ヨットの手入れと初乗り
  ヨット(クルーザー)はヨットハーバーに係留してあるため、年に1回は岸に揚げて船底の汚れ落とし、塗料を塗り直さなければなりません。春になるとフジツボなど船底に付着した貝や藻を削り落とし、塗料を塗ります。いつもは塗装を行う二日目に参加することが多いのですが、今年は一日目の清掃に参加しました。貝などは刃物のようなもので削り取り、汚れは高圧水噴射で落とします。食事の後、塗料を一層だけ塗りました。
  4月25日は仲間8名とビジター1名の9名で初乗りをしました。出港したときは風が弱いくらいでしたが、午後からは6〜7米のかなり強い風に変わりました。江ノ島近くまでのクルーズでしたが、往路は春に取り付けたオートティラーのテストもしました。方向を決めておくと自動的に舵を調整してくれます。遠航には便利な機能だと思いました。
 2.3 野鳥公園観察会
  東京港野鳥公園はモノレールの流通センターから更に東京湾に近い所にあります。前に一度行ってみたのですが、「汐入りぐるっと観察会」が区報(大田区報)に載っていたので、参加してみました。ボランティアの案内で、普段は鍵の掛かっている道に入り、汐入りの池を一回りしました。鳥だけでなく、生えている草花や、浜(池の奥から浜に出られる)では魚やカニなど、他の生物も詳しく見ることが出来ました。ほかの観察会もあるようなので、たまに参加する予定です。

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3 来月の予定
 3.1 近現代史
  「7. 近現代史」に、「伊藤博文」を載せたいと思います。
 3.2  ウオーキング・旅行
  「8 ウオーキング・旅行」に、大田区にある「六郷用水跡」の続編として「六郷用水2 北堀(南北引分から春日橋まで)」を載せたいと思います。
 3.3 リンク集
  「興味あるリンク」を、少しずつ追加したいと思っています。

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[Last Updated 5/31/2010]