地球アゴラ
NHK BS1の日曜日 夜9:10〜9:59

  目 次

1. はじめに
2. 番組紹介
3. おわりに

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1. はじめに
 作家の村上龍さんが編集長をやっているJMMというメールマガジンがあります。その中で「高田ケラー有子さん(デンマーク・ヘルシンキ在住の造形作家)が12月23日の地球アゴラに出演する」という予告がありました。この番組は全く知らなかったのですが、これを機に2回番組を見たのでホームページで得た知識とを加えて、見た番組の内容をご紹介します。

2.番組紹介
 NHK BS1テレビで、第2・4日曜日の夜9:10〜9:59に放送されます。司会者は若い男女で、現在は俳優の川平慈英(かびら じえい)さんと、NHKアナウンサーの住吉美紀(すみよし みき)さんのお二人です。地球ラジオというラジオ番組があります。そのテレビ版といったら解りやすいかと思います。
 今回は、2007年12月23日の年末特別版と2008年1月13日の通常版の二つの放送を見ました。
 「アゴラ」とは古代ギリシャで「広場」を意味する言葉のようです。アゴラは、政治や経済、哲学の議論に花を咲かせる市民生活の中心地でした。それから2000年以上の時を越え、現代版アゴラが『地球アゴラ』としてよみがえりました。インターネットのカメラを使い、世界各地で暮らす日本人とNHKのスタジオを結び、身近なニュースや現地で関心を呼んでいる話題について、お茶の間感覚の会話を楽しみます。そこには最新の情報から暮らしのヒントまでが満載されており、ワールドワイドな身近な情報が生放送で届けられます。
 世界各地にレポーターがおり、その方々を番組では「アゴラー」と呼んでいます。前記の高田ケラー有子さんもアゴラーの一人です。
 司会者川平慈英さん(最近、NHKの朝ドラ、「ちりとてちん」に塗り箸会社の社長役で出演しています)からのメッセージは次の通りです。
 「世界へ飛び出し、それぞれの国でがんばっている日本人。そんな人たちの姿を通して、視聴者のみなさんとともに、生きるパワーや楽しさを分かち合えたらと思います。是非お楽しみに!」
 また司会者住吉美紀さんからのメッセージは次の通りです。
 「自分の経験から思うこと。それは、海外に住んでいると、日本や日本人である自分について、たくさんのことを「感じる」ということ。喜びや興奮、切なさ、悔しさ…世界中の日本人の「素顔」に、きっと心震える時間になる気がしています…本当に楽しみです!」

1) 2007年12月23日放送された番組の内容は次のようなものです。ゲストはタレントのちはるさんと音楽家のタケカワヒデユキ(ゴダイゴ)さんです。
1.1 世界の年の瀬
 メキシコから赤と黄色の「開運パンツ」とモロッコのひつじ市と羊を買うための「羊ローン」の報告です。
1.2 私の国の重大ニュース
 世界各地からの報告で、アメリカのボストンからは「日本人のメジャーリーガーの活躍」として松坂や岡島の歓迎ぶりなどが報告されました。
1.3 心に残る私のニュース
 「女王陛下をエスコート」という題で、上の「はじめに」にも書いた、高田ケラー有子さんがマルグレーテ2世女王を展覧会でお迎えする報告です。高田さんは造形作家でトレーシング・ペーパーを使ったハンモックのような作品を女王にご説明したようです。なお「夢が実現!沖縄サンバ」という題で、次回で詳しく報告されるブラジル・カーニバルに参加する「沖縄サンバ」の報告もありました。

2) 2008年1月13日放送された番組の内容は次のようなものです。なおゲストは藤木勇人さん(沖縄のはなし家)です。
2.1 「世界の年明け」
 地球の現地からの報告で、ケニアのナイロビ、モルドバのキシニョフ、ブータンのティンプー、仏領ポリネシアのモーレア島から各地の新年の挨拶と現地事情が放映されました。特にブータンはそれまで王制だったものが民政に移るための総選挙の模様が報告され、印象的でした。
2.2 「響け沖縄サンバ」 ブラジル移民百周年
 毎年サンパウロでは2月にカーニバルが繰り広げられます。サンバに魅せられてブラジルに渡った加藤亜紀さんはテーマを沖縄サンバとし、守礼の邦という曲で踊ることにしました。首里城を象った山車4台をつくり、ブラジル沖縄県人会も協力し、準備を進めています。山車は現地の人が作るのですが、写真や絵を見て沖縄の特徴を取り入れながら、2台はすでに完成したようです。

3. おわりに
 画像はインターネットで送るため、駒送りを見るようで品質は少し落ちます。2回の放送を見た印象は、放送媒体や採り上げるテーマから、地球ラジオよりニュース性が高いように感じました。ただ司会者の性格でしょうか、地球ラジオには暖かさが感じられるように思います。
(出典 NHKのホームページ)

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[Last updated 1/31/2008]