みんなの広場
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改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)06に戻る

 アクセスされた方々との交流の場です。今月は次の三項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
目 次
 やっと月末に永かった梅雨が明けたたようです。梅雨は九州、長野などにはかなりの被害をもたらしました。東京は6月の方が梅雨らしかったような気がします。
 このところ、どういうわけか彫刻の美術展に行くことが増えています。先月はロダン、今月はジャコメッティー、来月はカミーュ・クローデルを予定しています。絵画と彫刻の関係を知るには、良い機会かもしれません。
1. 「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  最近読んだ記事の中で、ご参考になると思われるものをご紹介します。
2. 7月のトピックス
 7月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 香坂 優さんのトークとアルゼンチン・タンゴ
  NMC例会に、香坂 優さんがみえました。
 2.2 上山さんのバースデイ・ライヴ
  上山さんのバースデイ・ライヴが岩本町のTUCで開催され、友達と行ってきました。
 2.3 ヨットの遠航
  伊東までの遠航に参加し、若槻別邸に泊まって来ました。
 2.4 「アルベルト・ジャコメッティ−矢内原伊作とともに」展(右の写真はジャコメッティー作「ヤナイハラT」です)
  神奈川県立近代美術館 葉山で行われている展覧会に行って来ました。
3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  「5 本の紹介」の「5 本の紹介4(新書と文庫2)」に追加した「118 日本語の歴史」は、従来ご紹介してきた日本語に関する何冊かの本の集大成といえるような本です。
  「8 ウオーキング・旅行」の「3 ウオーキング・旅行3」に追加した「25 山手西洋館めぐり」は、横浜山手の西洋館をめぐる楽しい散策です。
  「9 趣味」の「7. テレビ・ラジオ」に追加した「5. 地球ラジオ」は、居ながらにして世界事情がわかる楽しい番組です。
  「11 興味あるリンク」には、今月泊まった伊東市の旅館「11.40 若槻別邸」とウオーキングの「11.41 山手西洋館」の二つを載せました。

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 1.2 新聞の記事から
  追想録 地域に根差し"美の極点"へ 指揮者 岩城 宏之(いわき ひろゆき)さん
 広島市に史上初の原子爆弾が投下されてから55年たった2000年8月6日の晩、広島交響楽団の「平和の夕べコンサート」に客演した岩城宏之さんは、チャイコフスキーの「交響曲第4番」を指揮した。
 1878年初演のロシア人作曲家の代表作は人生との闘いや絶望が主題で、運命の警告を意味する金管楽器の強奏とともに始まる。未熟な指揮者の手にかかれば、ただ騒々しい音の供宴に終わりがち。岩城さんは時に過去を慈しむかのように緩やかな運びをとり、ある時は残された力を振り絞り、ベテランの多面性で魅了した。歴史に翻弄(ほんろう)されながら見事に復興した広島の街、人々の奮闘を音楽でたたえた。
 1956年、NHK交響楽団を指揮しデビューした曲目は同じチャイコフスキーの「交響曲第六番『悲愴』」。打楽器から転じた血気盛んな若者の力演は「活火山指揮者」の異名を生んだ。それから40数年後の広島での指揮は穏やかな休火山のように映った。「昔は『おれはこう鳴らしてやる』だったが、ここ10数年は『作曲家がこう書いた。ああなるほど。じやあ、それを最大限お客さんに聴いてもらおう』と思うようになった」と説明していた。
 ドイツの名歌手ヘルマン・プライさんは最晩年、岩城さんが創設したオーケストラ・アンサンブル金沢としばしば共演し「日本の指揮者には珍しく肩の力の抜けた歌があり、往年のドイツの名指揮者ヨーゼフ・カイルベルトを思い出す」と褒めていた。岩城さんは旧西独の地方都市でカイルベルト氏が手塩にかけて育てたバンベルク交響楽団の活動を一つの理想と仰ぎ、65〜70年にはその指揮者を務めた。それだけにプライさんの言葉が心底うれしかった様子で「人間はうまいこと年を取るようにできている」と漏らした。
 岩城さんは武満徹、黛敏郎の両氏ら同時代の作曲家を積極的に紹介した。その功績を挙げる声は大きい。「自国のもの」へのこだわりは「その土地のもの」と一体だった。バンベルクから札幌、メルボルン、金沢、名古屋、京都……と地域に根差したオーケストラ育成の原動力として、武満氏らの曲が岩城さんに寄り添ってきた。金沢では私財も投じ「21世紀へのメッセージ」という同時代作品のCDを四点制作したが、最終巻は武満特集。「ぼく自身、金沢との一連の録音を通じ武満の″美の極点″へようやくたどり着いた」と会心の出来だった。
 ベルリン・フィルヘ頻繁に客演したほか、日本人として初めてウィーン・フィル定期演奏会も指揮、「世界のイワキ、オザワ(小澤征爾氏)」とされた時期もあった。87年以来の過酷な闘病人生が活動の幅を次第に狭めたとみるのは早計だろう。西洋芸術の輸入国である日本に生まれ、空襲や疎開生活も体験した中で音楽に目覚め、一途に究めてきたものを最大限に生かせる場がどこにあるのか、聡明(そうめい)な岩城さんは熟知していたのだ。
  =6月13日没、73歳    (編集委員 池田卓夫)
(出典 日本経済新聞 2006.6.30夕刊)

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2. 7月のトピックス
 2.1 香坂 優さんのトークとアルゼンチン・タンゴ
  NMC(ニュー・マネージメント・クラブ)では月に1回例会を開き、各界のゲストに来ていただいています。首相になる前の小泉さん、大臣になる前の竹中平蔵さんなどです。今月はアルゼンチンタンゴの香坂 優さんをお呼びしました。香坂さんは藤沢蘭子さん亡き後の第一人者です。歌手になるための苦労話や最近の活動状況を話して下さいました。終わりにCDのピアノで歌を三曲ほど聞かせて下さいました。半自叙伝エッセイ「抱きしめてタンゴ」と最近のCDを購入したので、機会があれば、もっと詳しくご紹介したいと思います。
歌手の紹介(上記の本の奧付より)
 香坂 優(こうさか ゆう) 名古屋生まれ。幼少時から多くのステージを踏み、タレント、司会者、シャンソン歌手を経て、故淡谷のり子さんのすすめで本格的にタンゴの世界へ。本場アルゼンチンへ単身留学を繰り返し、修業。ブエノス・アイレスでデビューし舞台、テレビに多数出演。その情熱的な歌唱はアルゼンチンで多くのファンを獲得する。1997年CD「ブエノスアイレスの香坂優」をリリースし、注目を集める。98年「日亜修交100周年」公式イベントに招聘され、ブエノス・アイレスと東京の両都市で記念公演を行う。その後、数々の公演を行い、現存、東京を中心に活動している。
 2.2 上山さんのバースデイ・ライヴ
  毎年、この時期になると上山さんのバースデイ・ライヴが開催されます。彼はテニス仲間で、リタイアしてから、ライヴハウスでジャズの名曲を歌っています。今年も小学校の同級生、テニスやスキーの仲間と行ってきました。伴奏はピアノの田村 博さん, ギターの津村和彦さん, ベースの山下弘治さんのトリオでした。毎回、少しずつでも仲間の輪を拡げて行きたいと思っています。
 2.3 ヨットの遠航
  昨年は他の予定とぶつかって参加できなかった遠航に参加しました。母港である佐島マリーナから相模湾を横断します。行く先は伊東で、仲間の会社が経営している若槻別邸に泊まりました。
 往きは風が弱く、しかも向かい風だったので、ほとんど機走(エンジンで走る)でした。潮の関係で8時過ぎに出港し、伊東まで約5時間でした。霧が出ていて、江ノ島もかなり近寄らないと見えないほどでした。
 帰りは逆に風が強すぎるくらいで、縮帆(帆の出し方を少なくする)で走りました。帆を張るのに時間がかかったり、少し遠回りをしたので矢張り5時間くらいかかりました。
 宿は昨年から若槻別邸にしたのですが、私には初めての宿泊でした。昭和の初期に総理大臣を務めた若槻さんが晩年住んでおられた建物で、部屋の広さがゆったりしており、風呂や庭も立派なもので、よい経験をしました。夕食前など、同室者と普段できない話をすることは、遠航の楽しみです。
 2.4 「アルベルト・ジャコメッティ−矢内原伊作とともに」展
  ジャコメッティーのことを書いた矢内原伊作の本を読んでから、関心を持っていました。葉山にある神奈川県立近代美術館で展覧会が行われていたので、見に行きました。美術館はJR逗子駅から、海岸回り一色行きのバスに乗り、一色の二つ手前の三が丘の駅前にあります。展覧会は「第1章: 初期/キュビスム、シュルレアリスムを経て」、「第2章: モデルたち」、「第3章: ヤナイハラとともに」、「第4章: 空間の構成と変奏」の4章構成で、細い神経質な彫刻と、スケッチなどにより構成されています。矢内原さんをモデルにした彫刻は、二点でした。この美術館には初めて訪れました。東京からは遠いいのですが、窓からは海水浴客のいる海岸も見え、良い環境の中でゆっくりと鑑賞することができました。

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3. 来月の予定
 来月は次のような項目を予定しています。
 3.1 私の愛読書
  遠藤周作が亡くなってから10年経つので、愛読書として採り上げたいと思います。
 3.3 趣味−美術
  今月見に行ったジャコメッティーまたは来月行く予定のカミーユ・クローデルを採り上げたいと思います。
 3.4 リンク集
  「興味あるリンク」を少しずつ追加したいと思っています。
 3.5 古い記事
  毎月、少しずつ見直して行く予定です。

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[Last Updated 8/31/2006]