みんなの広場
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 アクセスされた方々との交流の場です。今月は次の三項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。
目 次
 6月は入梅の季節ですが、天気は先月より落ち着いてきた気がします。今月はなんといってもサッカーのワールド・カップで、夜更かしをしたり、早寝をして明け方に起きたりして、テレビ放送を楽しみました。わが国はあっけなく一次リーグで敗退しましたが、この頁の「新聞の記事から」にも載せたように、「よくぞここまで来たものだ」という考えもあります。しばらくは敗因や次期監督など、新聞を賑わすことでしょう。7月に入ると準々決勝も始まり、もう少し寝不足が続きそうです。
1. 「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  最近読んだ記事の中で、ご参考になると思われるものをご紹介します。
2. 6月のトピックス
 6月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 イサム・ノグチ展
  横浜美術館で開催中の、イサム・ノグチ展に行ってきました。
 2.2 武満 徹 Vision in Time展
  初台の東京オペラシティー・アートギャラリーで開催中の展覧会に、家内と行ってきました。
 2.3 川端龍子の世界(右の絵は「山葡萄」1933年です)
  大田区立龍子記念館に所蔵展「川端龍子の世界」を見に行きました。
3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容は3件とも「趣味」になりました。
  1件目の「7. グーグルアース」は、衛星写真を利用したアメリカのソフトです。地球上の好きな場所を、マウスの操作で自由に飛び回れます。趣味と実用を兼ねたような、すぐれた機能を持っています。
  2件目の「29. 職さがし」は、前月見に行った芝居のご紹介です。
  3件目の「7. テレビ・ラジオ」は、日頃、見たり聞いたりしているテレビ・ラジオ番組のご紹介です。
  「11 興味あるリンク」には、私が住んでいる太田区馬込に関連したホームページとして、「10.7.4 村岡花子文庫」と「11.39 馬込文士村」の二つを載せました。

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 1.2 新聞の記事から
Jの原点ここに ようやく「同じ土俵」 日本サッカー協会会長 川淵 三郎さん(69)
 僕にとってのドイツは生まれ故郷というかな、自分の中でサッカーが生まれ変わった場所なんだ。
 僕たちが作り上げたJリーグの原点がここにある。60年。東京五輪を目指していた日本代表の合宿を1週間ほど、デュイスブルクのスポーツシューレ(学校の意味)でやった。
 芝のグラウンドが7、8面もあり、子どもたちが球をけっている。その時、思い浮かべたのがプロ野球巨人の多摩川グラウンド。日本のプロスポーツのトップでさえ土のグラウンドだったのに、ショックだった。
 宿泊棟にはW杯や技術指導のフィルムがあり、毎晩見るのが楽しみだった。サッカーの映像を見たのは初めてで、W杯があるのは知っていたけど、ペレがどんなプレーをしていたかなんて知らなかった。こんな施設のある国に勝てるわけがないと思った。
 身体障害者が低いネットを張り、横になってバレーボールをしていたのも印象的だった。日本では、障害者が車いすで外出するのも珍しかった時代。想像外だった。こんな国に生まれた人は幸せだな、とも感じた。
 あれから46年たった。93年にJリーグが始まった時は、10年で16チームくらいに増えればいいと思っていたが、J2を含め31のクラブができた。日本は横並び社会で、いいサンプルができれば、それがどんどん増える面がある。スポーツクラブが地域の活性化につながるという理念が、多くの人に理解され始めた。
 もつと増やしたいね。欧州は定年後の余生を楽しめる社会環境がある。でも、日本はあくせく働いた団塊の世代が、自分の人生は何だったのだろう、と懐疑的になる時代になってきてしまった。
 そんな人々が人生を楽しめる地域の小さなコミュニティーが、見直されないといけない。そのおおもとになりうるのが、スポーツクラブ。クラブハウスでいろんな話ができて、人間の輪が広がっていくような。
 日本代表の強化と、草の根のスポーツ環境整備は車の両輪のようなもの。代表が強くなければ偉そうなことは言えないが、僕にとっては後者の方が大きな命題なんだ。
 ドイツと日本のスポーツ行政の質は50年の差があった。それがサッカーは急速な進歩をし、10年、20年くらいに縮まったかな。74年の西ドイツW杯も違う世界のものとして見ていたのが、今は同じ土俵に乗っている。このドイツW杯は感慨ひとしお、という表現以上のものがあるね。
 ドイツはどこも緑に覆われていて、本当にうらやましい。公園も土が露出しているところがなく、自宅の木を切るのにも自治体の許可がいる。緑のすばらしさを、ドイツを訪れた日本のファンたちも感じたんじゃないかな。木が育つには百年かかる。Jリーグ同様、生活環境整備も百年構想だよ。

かわぶち・さぶろう 36年12月、大阪府生まれ。早大時代からFWとして日本代表に選ばれ、64年東京五輪出場。古河電工監督、日本代表監督、日本リーグ総務主事などを歴任し、91年、Jリーグ初代チェアマンに就任。02年7月から日本サッカー協会会長に。日本サッカー界をリードしてきた功績が評価され、05年、アジアサッカー連盟からダイヤモンド・オブ・アジア賞を贈られる。今月には、国際サッカー連盟(FIFA)功労賞を受けた。
(構成・中小路徹 撮影・越田省吾)   (出典 朝日新聞 2006.6.17 W杯を語ろう)

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2. 6月のトピックス
 2.1 イサム・ノグチ展
  横浜美術館は東急東横線がみなとみらいで停まるようになったので、便利になりました。よい企画が多く、今回はイサム・ノグチ展に行ってきました。イサム・ノグチについては、NHKテレビの新日曜美術館でも採り上げられ、興味を持っていました。彫刻だけでなく、公園の設計や舞台装置なども手掛けたようです。日本人の父を持つノグチは、米国では日系人として迫害され、日本では米国人の母を持つため、原爆を投下した国の人として原爆慰霊碑の設計を拒否され、生前はいろいろと苦労したようです。今回の展覧会鑑賞を機に、イサム・ノグチの生涯や作品を勉強してゆきたいと思っています。
 2.2 武満 徹 Vision in Time展
  今年は没後10年ということで、作品の演奏や、記念の展覧会が催されています。初台の東京オペラシティー・アートギャラリーで開催中のVision in Time展は、彼が若い頃所属していた「実験工房」の仲間達や、海外の芸術家との交流を通じての曲想の源とか、山荘のある御代田の、自然環境によるインスピレーションなどがわかる展覧会です。多くの映画音楽とか、几帳面な一面を示すアトリエの様子など、知らなかった面にも触れています。あかんさす(コーラスの発表会)で武満さんの「小さな空」を歌ってから、本を読んだり曲を聴いたりするようになりました。芸術新潮2006.5月号「はじめての武満徹」は良い手引書です。
 2.3 川端龍子の世界
  大田区立龍子記念館は、わが家から歩いて行ける場所にあります。2006年12月21日まで所蔵展「川端龍子の世界」展を開いており、「神変大菩薩」「筏流し」「都会を知らぬ子等」などの大作が公開されています。写真の「山葡萄」は1933(昭和8)年の作品で、リーフレットにも使われています。青龍展(たしか日本橋の三越で開かれていた)には前から行っていたので、なつかしい絵にも、時々再会します。

3. 来月の予定
 来月は次のような項目を予定しています。
 3.1 本の紹介
  山口仲美著「日本語の歴史」(岩波新書)をご紹介したいと思います。
 3.2 私の愛読書
  予定しながら6月には間に合わなかった、『シンポジュウム「春樹をめぐる冒険」』の続編として、沼野充義氏の『[ルポルタージュ]ロシアの村上春樹−「モノノアワレ」から世界文学へ』を載せたいと思います。
 3.3 趣味−パソコン
  今月ご紹介した「グーグル・アース」の関連情報を採り上げたいと思います。
 3.4 リンク集
  「興味あるリンク」を少しずつ追加したいと思っています。
 3.5 古い記事
  毎月、少しずつ見直して行く予定です。

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[Last Updated 7/31/2006]