みんなの広場
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改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)05に戻る

 アクセスされた方々との交流の場です。今月は次の三項目を取り上げました。先月の「みんなの広場」は「12 改訂履歴とみんなの広場(バックナンバー)」に移しました。

目 次 
 今年の春は、寒かったせいで桜の開花も遅れました。逆に4月の下旬には、暑い位の日が何日かありました。今年はお花見、温泉、そばという内容の似た1泊旅行が二度あり、お花見はじゅうぶんに堪能しました。庭の草花も種類が増えましたが、芝の草取りは大変になりました。
1. 「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  今月追加した内容の、ご紹介です。
 1.2 新聞の記事から
  最近読んだ記事の中で、ご参考になると思われるものをご紹介します。
2. 4月のトピックス
 4月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 第7回サークルトライ油絵展
  4月7日〜11日、蒲田のアプリコでグループ展を開きました。
 2.2 箱根旅行
  コーラスの仲間13名で、箱根の姥子温泉に行きました。
 2.3 高遠と草津(右の写真は長谷寺[ちょうこくじ 長野県真田町]本堂と庭のしだれ桜です)
  V Age Clubの仲間と高遠へ、元の会社の仲間と草津へ、それぞれ車で行きました。
 2.4 歌舞伎座4月公演「十八代目 中村勘三郎襲名披露」
  家内と歌舞伎に行き「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」他を観てきました。
 2.5 今橋映子さんの講演会
  「パリ1900年・日本人留学生の交遊」の編集者の一人である今橋映子さんが、この本について日仏会館で講演され、聴きに行きました。
3. 来月の予定
 今、来月に向けて計画していることを、お知らせします。

1. 「今月の追加内容」など
 1.1 今月の追加内容
  「21 進化しすぎた脳」は新刊図書のご紹介です。
  「8. 遅咲きのひと」は、白川静さんの最近の仕事ぶりについて、新聞記事のご紹介です。
  「15 田園調布駅」は今月のグループ展に出品した油絵のご紹介です。
  「2. アクセス方法」は箱根にバスや電車で行くときの経路のご紹介です。

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 1.2 新聞の記事から
 無垢の力 十選 4  国吉清尚「小壷」  早稲田大学教授 丹尾 安典

 海からひろってきたような小壷だった。その肌はガサガサで、まるで貝殻が付着しているみたいだった。すべらかな釉薬のかかった心地よい陶器世界への安住を拒絶し、水底でずっと忍んできたかと思わせる表情。それは「焼き物」と呼ぶよりむしろ「焼かれ物」と呼びたくなる趣でもあり、ケロイド状の陶器とも見えた。作ったのは国吉清尚(くによしせいしょう)という沖縄の陶芸家だった。小壷はすでに作者の最期を予感していたのかもしれない。1999年、国吉は自らの身を焼き、55歳で死んだ。
 秦秀雄という骨董の目利きがいた。「珍堂」と号し、井伏鱒二の『珍品堂主人』のモデルともなっている。秦は1972年に、たまたま鹿児島で「大胆な、そして不敵な面構えをしたどびん」と出会い、ぞっこん惚れ込んだ。まだ二十代の国吉の作であった。
 沖縄の土が語りかけてくるところを、しかと肌にうけとめ、それを愚直に形の言語へと翻訳し、火炎の力をえて、定著させること。それが国吉の作陶原理だった。
 じつに目のきれいな男であったという。秦が評する如く、作風は大胆不敵であったが、その造形には、澄んだ海の悲哀にも比せられる痛みがいつも刻みこまれていた。
(1992〜93年頃、口径2a 高さ6a、個人蔵)
(出典 日本経済新聞 2005.4.15)

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2. 4月のトピックス
 4月の主なトピックスをご紹介します。
 2.1 第7回サークルトライ油絵展
  早いもので、油絵のグループ、サークルトライの展覧会も、7回目となりました。今年は先生の発案で、かぼちゃ等の野菜を題材とした絵が、描く人によって形・色が違って面白いということで、会場の面積を倍に増やし、この絵のコーナーを設けました。
  会場を訪れた方からは、「色が明るい」とか「自由に描いている」等のおほめを戴きました。
  毎回、展覧会で感じることは、これを機会に、明らかにメンバーの技術が進むということです。出品のために作品の仕上げに集中するほか、他人の作品との比較をするとか、自分の作品の欠けている点が判るなどではないかと思います。
 2.2 箱根旅行
  コーラスの仲間とは、毎年秋に旅行していたのですが、昨年は12月に発表会があったので、春にずれこみました。往きは新宿から路線バスで姥子温泉に行きました。到着後、ホテルの近くの散策に出たところ、あいにく雨が降ってきたので宿に戻りました。
  翌日は希望者だけポーラ美術館に行き、「開館3周年記念展 ポーラ美術館の印象派 モネ、ルノワール、セザンヌと仲間たち」を観ました。たまたま夕方が前項の出展した油絵の搬出と重なったため、午前中で帰京しました。
 2.3 高遠と草津
  V Age Clubの仲間とはお花見を東京で行い、昨年・一昨年と春は美濃に陶芸の見学旅行に行きました。今年は見学は止めて、4/19・20に伊那へ2台の車で花見旅行に行きました。初日は曇りだったのですが、二日目の高遠は雨でした。高遠城祉の桜は丁度見頃でした。帰りに寄った諏訪大社の御柱は話には聞いていましたが見るのは初めてでした。さらに茅野のヴィーナスライン入口近くの尖石(とがりいし)博物館では、縄文のヴィーナスと呼ばれている女性の土偶(国宝)を始めてみることができ、感銘を受けました。
  4/25・26には昨年と同様、元の会社の仲間と草津へ、2台の車で行きました。中央高速道路を甲府南で降り、身延線甲斐上野近くにあるみたま(三珠)の湯に入った後、ざぜん草公園に寄って草津の「中沢ヴィレッジ」に行きました。夜は草津の中心にある湯畑に行き、夜景を楽しみました。翌朝は快晴で、恒例の森林浴に参加し、中沢社長の動植物の説明を楽しみました。帰りは長野県小県郡真田町にある長谷寺で花見をし、和田村にある「ふれあいの湯」で花見をしながら風呂に入りました。新鹿沢近くの田代から草津道路近くの草津嬬恋線の二軒屋あたりまでは往復ともパノラマライン北を通りました。これは大規模農道が長く続いたもののようで快適にドライブできます。
 両方の旅行とも、昼食はすべて(4食共)そばでした。
 2.4 歌舞伎座4月公演「十八代目 中村勘三郎襲名披露」
  歌舞伎座は、先月に引き続き勘九郎の勘三郎襲名披露で、口上を挟んで団十郎の「毛抜き(歌舞伎十八番)」と、「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」を観ました。歌舞伎の名作はいつ見ても見応えがあります。詳細は来月、載せるつもりです。
 2.5 今橋映子さんの講演会
  前に「パリ1900年・日本人留学生の交遊」はご紹介しましたが、この本の編集者の一人である今橋映子さんが、この本が発見された経緯、本の意味、現在での評価などについて講演されました。この本は一部しか読んでいないので、これを契機に読み進みたいと思います。

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3. 来月の予定
 来月は次のような項目を予定しています。
 3.1 本の紹介
  今月読んだ加太宏邦著「荷風のリヨン−『ふらんす物語』を歩く」((株)白水社)を、採り上げたいと思っています。
 3.2 演劇
  4月に観た歌舞伎を載せたいと思っています。
 3.3 絵画作品集
  4月のグループ展出品作の二点目を載せたいと思います
 3.4 古いページの更新とリンク先
  毎月、少しずつ更新して行こうと思っています。

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[Last Updated 5/31/2005]